ヤマニンジン、別名シャク。渓流や日の当る崖地に群生する。中心に花茎が伸びてくるが、この部分の出始めが柔らかく収穫したい部分だ。一度見つけるとどこまでも群生するので、取りきれないほどである。この山菜を初めて採ったのは山登りを始めたばかりの頃であった。仲間のひとりが走って取りに行ったので聞いてみると、ヤマニンジンとのことであった。
ニンジンにそっくりな葉を持ちせり科特有のいい香りがする。連休を過ぎるとたちまち花茎が伸びて、白い花を咲かせる。ヤマニンジンの成長を見ながら、季節の進み具合を知ることができる。花が咲き始めると、ワラビやウドが姿を見せ始める。
さっと湯がいておひたしや汁の実にする。シャキシャキした歯ざわりがうれしい。ゴマやクルミの和え物もよし、天ぷらが絶品という話もある。実は私はまだ天ぷらを試したことはない。
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