『ノー・マンズ・ランド』(原題:No Man's Land)
監督:ダニス・タノビッチ
出演:ブランコ・ジュリッチ,レネ・ビトラヤツ,
フィリプ・ショバゴビッチ,カトリン・カートリッジ他
監督はボスニア・ヘルツェゴヴィナ生まれ。
ノー・マンズ・ランドとはセルビア軍とボスニア軍の中間地帯を指す。
ある日、この中間地帯の塹壕に、
セルビア兵ひとりとボスニア兵ふたりが取り残されます。
しかも、ボスニア兵のうちのひとりが横たわる身体の下には地雷が。
ちょっとでも動けばこっぱみじんの状態に。
彼が爆撃に吹き飛ばされて意識を失い倒れていたすきに
すでに息絶えたものと思われて、
敵からおもしろ半分に身体の下に地雷を仕掛けられたのでした。
なんとか生きて帰るため、
セルビア兵とボスニア兵は銃で脅しあいながらも
ふたりでストリップまがいのことをして、
それぞれの軍に自分たちの存在を知らせ、
助けが来てくれるように祈ります。
ふたりを発見して援助に向かおうとする国連防護軍の駐留兵。
指示を仰ぐ彼らのことを無視してチェスにいそしむ幹部。
軍の情報を傍受して群がってくるマスコミ。
ノー・マンズ・ランドに取り残された兵たちの懸命さをよそに、
とにかく自分の面子だけを考えて行動する偉いさんの姿は、
『突入せよ!「あさま山荘」事件』(2002)にも似ていて、たびたび笑ってしまうほど。
『踊る大捜査線』の織田裕二なら怒るわな。
爆弾処理班の兵が汗をたらして地雷処理を試みる姿に見入る
防護軍の大尉と軍曹の会話がおかしかったです。
「何て仕事なんだ。1度ミスすれば終わりだ」
「2度です」
「?」
「すでに……職業の選択でミスを」。
監督:ダニス・タノビッチ
出演:ブランコ・ジュリッチ,レネ・ビトラヤツ,
フィリプ・ショバゴビッチ,カトリン・カートリッジ他
監督はボスニア・ヘルツェゴヴィナ生まれ。
ノー・マンズ・ランドとはセルビア軍とボスニア軍の中間地帯を指す。
ある日、この中間地帯の塹壕に、
セルビア兵ひとりとボスニア兵ふたりが取り残されます。
しかも、ボスニア兵のうちのひとりが横たわる身体の下には地雷が。
ちょっとでも動けばこっぱみじんの状態に。
彼が爆撃に吹き飛ばされて意識を失い倒れていたすきに
すでに息絶えたものと思われて、
敵からおもしろ半分に身体の下に地雷を仕掛けられたのでした。
なんとか生きて帰るため、
セルビア兵とボスニア兵は銃で脅しあいながらも
ふたりでストリップまがいのことをして、
それぞれの軍に自分たちの存在を知らせ、
助けが来てくれるように祈ります。
ふたりを発見して援助に向かおうとする国連防護軍の駐留兵。
指示を仰ぐ彼らのことを無視してチェスにいそしむ幹部。
軍の情報を傍受して群がってくるマスコミ。
ノー・マンズ・ランドに取り残された兵たちの懸命さをよそに、
とにかく自分の面子だけを考えて行動する偉いさんの姿は、
『突入せよ!「あさま山荘」事件』(2002)にも似ていて、たびたび笑ってしまうほど。
『踊る大捜査線』の織田裕二なら怒るわな。
爆弾処理班の兵が汗をたらして地雷処理を試みる姿に見入る
防護軍の大尉と軍曹の会話がおかしかったです。
「何て仕事なんだ。1度ミスすれば終わりだ」
「2度です」
「?」
「すでに……職業の選択でミスを」。