お世辞にも演技が上手とは言えず、台詞はほとんど棒読み。
だけど、そこにいることがいつも楽しくてたまらない様子で、
目は「への字」で描けそうなほどニコニコ。
どんな映画でも、彼が出てきただけでこちらも笑ってしまう。
私にとってはそんな人でした。
『カタクリ家の幸福』(2001)は、
宿泊客が次々と死んでしまうペンションを舞台にした、
シニカルな笑い満載のブラック・コメディだったのに、
彼の登場シーンだけはちがいました。
リチャード佐川という名前のお金持ち役だったかと思いますが、
延々ニコニコしていて、何がそんなにおもろいねんとツッコミたくなるほど。
その顔を見ているだけで大笑いしてしまいました。
『サヨナラCOLOR』(2004)の同窓会シーンは、
いま思い出しても可笑しいです。
だって、原田知世の同級生役が竹中直人と忌野清志郎って、
ホンマ、アンタら、あつまかしすぎ。(^^;
『妖怪大戦争』(2005)で「ぬらりひょん」を演じたときも、
『恋の門』(2004)で松田龍平演じる主人公と同じアパートの住人を演じたときもあの笑顔。
『たみおのしあわせ』(2007)では、原田芳雄となぜかよく遭遇する、
携帯電話を片時も離さない通りすがりの男役で、その役名も「変な男」。
その存在が可笑しくて、私はやはり大笑いしていました。
必要かどうかも不明な役でありながら、存在感はバッチリです。
RCサクセションの曲は、そんなに聴いたわけではありません。
ただ、『!(アイ・オー)』(1991)でテーマ曲として使われた“スローバラード”は、
映画のイメージをぐっと引き上げるぐらい、効果的でした。
『20世紀少年』の堤幸彦監督が、堤ユキヒコと名乗っていた頃の作品で、
DVD化もされていないので、今では稀少品かもしれません。
柴田恭兵、錦織一清、大槻ケンヂの3人が主演で、
ロードショーで観たものの、ストーリーはよく覚えておらず、
ひたすら印象に残っているのは、大槻ケンヂが岡部まりに告白するシーン。
言葉にできない代わりに、たどたどしく“スローバラード”を歌います。
ここでボロ泣きをした思い出が。
「悪い予感のかけらもないさ」。
あの「への字」の目の笑顔を見ていると、
良いことを考えよう、そう思えました。
歌詞とは裏腹に、メロディーは切なかったけれど。
ご冥福をお祈りします。
だけど、そこにいることがいつも楽しくてたまらない様子で、
目は「への字」で描けそうなほどニコニコ。
どんな映画でも、彼が出てきただけでこちらも笑ってしまう。
私にとってはそんな人でした。
『カタクリ家の幸福』(2001)は、
宿泊客が次々と死んでしまうペンションを舞台にした、
シニカルな笑い満載のブラック・コメディだったのに、
彼の登場シーンだけはちがいました。
リチャード佐川という名前のお金持ち役だったかと思いますが、
延々ニコニコしていて、何がそんなにおもろいねんとツッコミたくなるほど。
その顔を見ているだけで大笑いしてしまいました。
『サヨナラCOLOR』(2004)の同窓会シーンは、
いま思い出しても可笑しいです。
だって、原田知世の同級生役が竹中直人と忌野清志郎って、
ホンマ、アンタら、あつまかしすぎ。(^^;
『妖怪大戦争』(2005)で「ぬらりひょん」を演じたときも、
『恋の門』(2004)で松田龍平演じる主人公と同じアパートの住人を演じたときもあの笑顔。
『たみおのしあわせ』(2007)では、原田芳雄となぜかよく遭遇する、
携帯電話を片時も離さない通りすがりの男役で、その役名も「変な男」。
その存在が可笑しくて、私はやはり大笑いしていました。
必要かどうかも不明な役でありながら、存在感はバッチリです。
RCサクセションの曲は、そんなに聴いたわけではありません。
ただ、『!(アイ・オー)』(1991)でテーマ曲として使われた“スローバラード”は、
映画のイメージをぐっと引き上げるぐらい、効果的でした。
『20世紀少年』の堤幸彦監督が、堤ユキヒコと名乗っていた頃の作品で、
DVD化もされていないので、今では稀少品かもしれません。
柴田恭兵、錦織一清、大槻ケンヂの3人が主演で、
ロードショーで観たものの、ストーリーはよく覚えておらず、
ひたすら印象に残っているのは、大槻ケンヂが岡部まりに告白するシーン。
言葉にできない代わりに、たどたどしく“スローバラード”を歌います。
ここでボロ泣きをした思い出が。
「悪い予感のかけらもないさ」。
あの「への字」の目の笑顔を見ていると、
良いことを考えよう、そう思えました。
歌詞とは裏腹に、メロディーは切なかったけれど。
ご冥福をお祈りします。