『スプリット』(原題:Sprit)
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ジェームズ・マカヴォイ,アニャ・テイラー=ジョイ,ベティ・バックリー,
ジェシカ・スーラ,ヘイリー・ルー・リチャードソン他
なんばパークスシネマからポイントの有効期限が間近ですとのDMが。
そんなにご無沙汰しているつもりはなかったけれど、
そっか、前回『スウィート17モンスター』はポイントで無料鑑賞したのでした。
有料鑑賞しなければ、ポイントの有効期限は延長されないのです。
これですよこれ、「なんばパークスシネマ地獄」(笑)。
TOHOシネマズではかかっていない作品もあったのでレッツラゴー。←古っ!
まずは本作をポイントで無料鑑賞。
M・ナイト・シャマラン監督の新作。
ババァが怖すぎてワラけた『ヴィジット』(2015)の次はどんな手で?
女子高生のケイシー、クレア、マルシアは、友だちの誕生パーティーに出席。
人を避けているふしのあるケイシーは誰ともしゃべろうとせず、
クレアとマルシアがお情けで声をかけただけ。
車で迎えにきたクレアの父親は、ケイシーのことも放っておけず、
家まで送るからと3人とも同乗させる。
先に娘たちを車に乗せ、トランクに荷物を積もうとしていた父親は
突然見知らぬ男に襲われ、その男が運転席に乗り込んでくる。
眠らされた娘たちが目覚めると、そこは鍵のかかった薄暗い密室。
誘拐犯の男はデニスという名前と思いきや、
パトリシアという女性になりきっていることも。
かと思えばヘドウィグという男児のときもある。
顔は同じなのに、話し方やしぐさ、性格そのものまでコロコロ変わる。
実は彼は23の人格を持つ解離性同一性障害(多重人格)者で、
精神科医のフレッチャー女医のもとへかよっている。
フレッチャーを訪問するときは、バリーという男になる。
この病の唯一の理解者ともいうべきフレッチャーは、
バリーの様子がどこかおかしいことを感じ取って心配するが、
何が起こっているのかを突き止めることはできない。
密室でクレアとマルシアがパニックに陥る一方、
ケイシーだけは冷静に事態を分析しようとする。
3人が力を合わせたところで、デニスを倒すことはできないと、
ケイシーはまずはヘドヴィクを懐柔する作戦に出るのだが……。
まずまずの面白さですが、何もそこまで変身せんでも(笑)。
わりと普通の青年役が多かったジェームズ・マカヴォイのイメージが変わります。
笑ってしまうほどの変身で、そこまでされると怖くはないんだなぁ。
ケイシー役のアニャ・テイラー=ジョイが○。
陰を湛えた知的な感じで、キャピキャピしているところも見てみたくなる。
犯人と彼女の対峙シーンは良かったです。
これ、言っちゃっていいのかどうか不明ですが、
エンドロール後にノークレジットでブルース・ウィリス登場。
同監督の『アンブレイカブル』(2000)のときの格好と名前で。
監督の次作に出演するそうで、宣伝も兼ねた楽しい演出でした。
で、23も人格を持たせる必要はどこに?
名前すら一度も呼んでもらえない人格がほとんどなんですけど。