夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』〈4DX3D吹替版〉

2018年04月09日 | 映画(さ行)
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(原題:Jumanji: Welcome to the Jungle)
監督:ジェイク・カスダン
出演:ドウェイン・ジョンソン,ジャック・ブラック,ケヴィン・ハート,カレン・ギラン,
   ニック・ジョナス,ボビー・カナヴェイル,リス・ダービー,マーク・エヴァン・ジャクソン他

ダンナが2週間のタイ出張から帰国してきた土曜日、
晩ごはんはいつもの週末と同じく20時過ぎから外食する予定。
夜までダンナは家でごろごろしているのでしょうけれど、
だからといって帰宅早々、私は私で勝手に出かけるというのも気が引ける。
15時頃からの映画なら観に行っても許されるだろうと2本予約。
そうしたら、ダンナが11時に散髪に行くというではないですか。
ほなら私も出かけようと、とっとと洗濯を済ませて11時半に出発。
「散髪から帰ってきたらおらんからね」と言い残して。(^O^)

もともと予約していたのはTOHOシネマズ西宮で2本。
その前のちょうどいい時間帯に本作の4DX3D吹替版を先行上映中。
字幕版も絶対に観たいから、購入済みだったムビチケは使わずに、
楽天のポイントを1,000ほど利用して鑑賞。
じゃないと高いよ4DX3D。通常版に追加料金1,600円ですもんね。

2014年に63歳で自殺してしまったロビン・ウィリアムズ
彼の主演で大ヒットした『ジュマンジ』(1995)のリブート作品。
死後わずか1年でリブートを製作することを非難する向きもあったとか。
間を置かずだと「そんなにすぐに」と言われるけれど、
間が空いてからなら「なぜ今ごろ」とも言われそうだし、
こういうのって誰もが「今」という時はむずかしいのでしょうね。
絶妙のタイミングでつくられたものが絶品になるとは限らないし。

で、これ。文句なく楽しい。
ちなみに、エンディングテーマ曲はサブタイトル通りガンズ・アンド・ローゼズですが、
登場人物のひとりが着ているのはメタリカのTシャツです。

学校で些細なトラブルを起こし、居残りを命じられた4人の男女高校生。
ゲームオタクでダサいスペンサー。
かつてはスペンサーの親友だったが今はいじめっ子で、アメフト部のフリッジ。
男を振り向かせることしか考えていないベサニー。
体育なんて時間の無駄だと断言する優等生のマーサ。

長らく使用されていない地下倉庫を片づけるように校長から言われた彼らは、
“ジュマンジ”というタイトルの古いテレビゲームらしきものを見つける。
好奇心から起動し、5人いるキャラクターのうちから各々選んで確定したところ、
いきなりゲームの中へと吸い込まれてしまう。

気がつけばそこは鬱蒼としたジャングル
スペンサーはムキムキでフェロモンだだ漏れの博士スモルダー・ブレイブストーンに。
フリッジは見るからに弱っちい動物学者ムース・フィンバーに。
ベサニーは薄毛でメタボの地理学者シェリー・オベロンに。
マーサはセクシーなヘソ出し女戦士ルビー・ラウンドハウスにと姿を変えていた。

現実世界に戻るためには、ゲームをクリアしなければならないらしい。
命は3つ、使い果たせばゲームオーバー。
自身とキャラのちがいに戸惑いながらも、4人はゲームを進めて行く。
そのうち5人目のキャラクターとおぼしきパイロットと出会い……。

3Dはまぁいいとして、4DXって何度体験しても慣れません。
映像と一体感がないのは相変わらず。
本作ではジャングルに分け入るときを表現してのことか、
ふくらはぎにペシペシと何かが当たるときの痛いこと。
思わず「痛い痛い」と声に出して言ってしまいました。

ゲームの中でのキャラクターたちがめちゃくちゃ楽しい。
だってドウェイン・ジョンソンジャック・ブラック
このふたりが出ていたらもうそれだけで、
どんな駄作でも私は楽しめてしまうかもしれません。

本作の公開をきっかけに、オリジナルの『ジュマンジ』を観たいと思う人も多いはず。
ならばロビン・ウィリアムズは喜んでくれそうじゃないですか。

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