『ある閉ざされた雪の山荘で』
監督:飯塚健
出演:重岡大毅,間宮祥太朗,中条あやみ,岡山天音,西野七瀬,堀田真由,戸塚純貴,森川葵他
公開2日目にTOHOシネマズ梅田へ。レイトショーにて鑑賞しました。
東野圭吾による原作が単行本として出版されたのは1992年。文庫化されたのが1996年。
確実に読んでいるはずですが、その頃にはまだ読書管理アプリは利用していませんでしたし、
彼の著作の中でとても好きだったわけでもなさそうで、まったく記憶になし。
初版から何年経っている作品であろうがこうして映画化されるところが東野さんの凄いとこ。
多数の応募者の中から選ばれたのは、もともと水滸の劇団員である6人と、
劇団外からただひとり選ばれた久我和幸(重岡大毅)。
オーディション終了からほどなくして、次回公演の演出家から連絡が入る。
ある山荘に集められた7人は、主役の座を賭けてここで最終オーディションに臨むことに。
4日間を共に過ごしながら、密室で連続殺人事件が起こったという体(てい)で演技するのだ。
由梨江への想いをこじらせている怪優・田所義雄(岡山天音)。
実は久我がそもそもオーディションを受けたのは、水滸の看板女優・麻倉雅美(森川葵)のファンだったから。
しかしその雅美はオーディションに落ちてこの場にはいない。
大雪で閉ざされた山荘という設定の中、オーディション合宿がスタートすると、
最初は温子が、続いて由梨江が、さらには雨宮が姿を消す。
凶器とおぼしきものには本物の血が付いていたりして、もはやこれが芝居なのか事件なのかわからなくなり……。
これ、私はまったく駄目でした。設定自体はもちろん東野圭吾ですから面白いはず。
しかし大げさな演技に興ざめしてしまい、途中から観るのが嫌になったほど。
若手人気俳優ばかり、出演者はほとんどこの7人に限られていて、ファンなら楽しめたかもしれません。
だけどこんなに声を張り上げて泣いたり喚いたりされたら、私の気分はどっちらけ。
でもある意味、この演技は正解です。ご覧になった方ならおわかりかと。
しらけながらも「舞台にはぴったりだなぁ」と思って観ていました。まさにそういうことですから。(^^;
読んだことを忘れている原作をさっそく読み直します。
→読み直しました。レビューはこちら。原作も私は駄目でした(泣)。