4月18日(金)、新国立劇場にウェーバー作曲「魔弾の射手」を聞きに行った。 誰もが聞いたことのある「狩人の合唱」で知られる、オペラ「魔弾の射手」。
1821年のベルリンでの初演は空前絶後といわれる熱狂的な拍手を浴び、瞬く間に世界中に広まった。 ドイツでは「魔笛」「魔弾の射手」「フィデリオ」が三大ジングシュピール(台詞が入ったドイツ語の歌芝居)といわれ、大変ポピュラーなオペラで、「フィデリオ」よりも人気がある。しかし、日本では意外に上演される機会が少なく、新国立劇場では初上演である。 このオペラは、昔からドイツが合唱の盛んな国であることにもよるが、いくつものすぐれた合唱曲が散りばめられているし、美しいアリアも数多い。 管弦楽も、後のワーグナーを生み出すこととなったといわれるほど、作曲の技法が素晴らしい。 そういえば、ウェーバーの作曲したピアノ曲「舞踏への勧誘」(ベルリオーズが管弦楽曲に編曲)も私の大好きな曲である。
第三幕 打てば必ず当たる魔弾の7発目だけは悪魔ザミエルの意思のままに 、マックスは花嫁姿の婚約者アガーテに向けて発砲してしまう。
今回の新国立の「魔弾の射手」は、配役は特に有名な人は出ていないが、それぞれが適役であり、エッテンガー指揮東京フィルハーモニーの演奏がすこぶる良く、合唱も三沢洋史合唱指揮の新国立歌劇場合唱団も実力を十分に発揮して聴き応えは十分であった。 詳細は 「めいすいの音楽随想」no.78 オペラ「魔弾の射手」をご覧下さい。
でも、厳粛にやって欲しいという意見も良く分かります。