WOWOW 2020/9/23
WOWOWの「おうちでブロードウェイ」の第3回目
【出演】
ジム・ハーディ・・・フライス・ピンカム
テッド・ハノーバー・・・コービン・ブルー
ライラ・ディクソン・・・メーガン・シコラ
リンダ・メイソン・・・ローラ・リー・ゲイヤー
【スタッフ】
音楽・作詞・・・アーヴィング・バーリン
演出・・・ゴードン・グリーンバーグ
脚本・・・ゴードン・グリーンバーグ、 チャド・ホッジ
2017年/アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク スタジオ54
【物語】
ジム・ハーディ(ダンスや歌他に作曲を行う)は、テッド・ハノーバー(タップダンスの名手)とライラ・ディクソンと共にマンハッタンのショーに出演している。しかし、ジムはショービジネスの世界に限界を感じ、コネティカットの田舎で農場を運営することを決意。ショーの長年のパートナーであるライラに結婚を申し込む。ライラは一度は受け入れたものの、ショー・ビジネスを諦められず、農場まで来て断りを入れる。 そしてテッドとの恋に落ちる。さらに、その後キサスの大富豪と駆け落ちする。
テッドとライラのダンス
一方、農場の大きな屋敷に引っ越したジムの前に現れたのは、元の屋敷の持ち主であり今は小学校の先生をしているリンダ・メイソンだった。リンダは昔、家政婦だったルイーズをビルに紹介する。
リンダはビルに自分の言葉を伝えられないと「おかしなものね 言葉がでこない」
を歌う。
クリスマスの朝、ルイーズの企画で賑やかなパーティを催すことになり,大勢の人が屋敷に詰めかける。
ルイーズはバケツを履きながらタップダンスをする
タップダンスをしながらの縄跳び
タップダンスをしながらの個人の縄跳び
この楽しい催しがきっかけとなり、祭日のみにショウを行う「ホリデイ・イン」をオープンすることになった。
ショーを上演できる! 空き部屋を使って劇場付きホテルにしよう!
祝日だけ オープン出来る劇場だ。祝日ごとに歌を書くんだよ。
みんな出てくれるか! ここはNYのような過酷な競争はない。
その日、ジムはリンダに昔、作曲した「ホワイトスクリスマス」を歌って聞かせる。二人の仲は急速に接近する。
このホワイトクリスマスは、よく歌われる有名な曲である。このミュージカルのオリジナル曲。
大晦日のホリデイインは大盛況だった。
テッドは大酒を飲み、ジムと話すためにホリデイ・インに酔っ払って到着、リンダとダスをして喝采を浴びる。テッドはリンダの踊りの素晴らしさだけを覚えていた。
バレンタインのリハーサルをジムとリンダは進めるが、テッドはリンダが大晦日のパートナーであったことを知る。テッドはリンダと踊れば映画に出られることは確実と新しいパートナーとなってくれるよう頼む。
バレンタインデーのホリデイ・インのショー。テッドとリンダの踊りの際にビルが舞台上に出て来て指揮をし、盛り上がった雰囲気のところを別の曲にしてしまい邪魔をする。
独立記念日のショー、テッドとリンダの踊り
ホリデイ・インを有名にするために、リンダはジムの意向に従わず、テッドとのショーで一度はハリウッド映画に出る道を選択したが、最終的にはジムとリンダは結婚し、ホリデイ・インで共に過ごしていくことになる。
ライラは、大富豪だった男は実は億万単位の借金を抱えていることを知り分かれる。ホリデイ・インでテッドと再会し、再びパートナーになる。
(感想)
リンダを演じるローラ・リー・ゲイヤーは美しく気品があり魅惑的で好感が持てた。テッド・ハノーバー役のコービン・ブルーのタップダンスはキレがあり、見ていて楽しい。特に爆竹を交えた単独でのタップダンスは見事。
ホテルの舞台では華やかな歌と踊りのショウが繰り広げられ、衣装も照明も場面に良く合い素晴らしい。
夢を取るか、愛する人を選ぶのか男女4人(ジム、テッド、リンダ、ライラ)によって描き出されるサクセスとラブストーリーは見応えがある。
ブロードウェイ・ミュージカルの良さが感じられる作品であった。