めいすいの写真日記

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ご近所の菊の花・・・2016

2016-10-31 | 

菊薫る秋、通勤途上の家の庭先に菊の花が咲いていました。咲き始めなのか、とても美しく見えます。黄色がとても鮮やか。

こちらは赤い菊の花、こんな色の飴があったような気がします。

白い菊の花も新鮮で秋らしい。


河口湖へ(2)

2016-10-25 | 旅の写真

翌10月25日、朝6時半にホテルの窓から外を見たら、富士山は朝焼けで赤みがかっていました。
今回は、このように、ほぼ全体像が見えたのはほんのわずかの時間、この後しばらくして雲に隠れて見えなくなりました。 
また、河口湖は風がなく、湖面が波がなくなった場合は『逆さ富士』が見えるのですが、今回はわずかに波があり、
湖面に富士は写りませんでした。

朝風呂に入り、7時半から朝食を取りました。私はいつも朝は、パン食なのですが、しばらくぶりの和食なので、出されたものを
すべて食べました。親切な女給仕さんにご馳走様といい、8時45分にはホテルを出発し、富士霊園へ墓参に向かいました。


河口湖へ(1)

2016-10-25 | 旅の写真

昨日(10月24日)、女房の両親の墓参り(富士霊園)のため、河口湖畔のホテルに向かいました。
午後2時に出発しましたが、この時の関東地方は雲一つ無い快晴。これならば富士山はバッチリ見えるかと思っていました。
しかし、進むにつれて雲行きが怪しくなってきました。

でも、ホテルの部屋からは富士山の頭は見えました。湖畔のホテルの風呂は”富士山展望の湯”が売りとなっています。

ホテルは『ニューセンチュリー』。家から関越道(所沢)→圏央道→中央道(河口湖)を
走り、ちょうど2時間、4時に着きました。玄関脇にボーイさんが立っていて、駐車場の位置を丁寧に指示し
てくれたり、チェックインやらホテル内の温泉の場所やら食事などについて、とても親切に説明してくれ
感心しました。

昼寝を1時間ほどした後、温泉に入り、6時半から夕食を食べることになりました。

料理は2コースあり、私が「すき焼きコース」をとり女房が「ほうとうコース」を取りました。違いはメインの料理だけ。
小鉢をもらい、これらを分け合い食べました。

刺身はマグロとハマチ。

揚げたての天ぷらを持ってきてくれたので、すぐ上にあったシシトウの天ぷらを食べましたが、写真を撮るのを忘れました。
醤油は使わず、塩で食べます。
下の皿がそうですが、刺身の醤油皿と間違え醤油を入れたしまったため、再度持ってきてもらいました。

焼き魚。名前を聞いたのですが覚えていません。キンダラ?

お酒はビールの他に、地酒の冷酒を頼みましたが、1080円。ちょっと良い値段ですね。

メイン料理の『すき焼き』。つゆを温め、具材は自分で野菜から入れていきます。固形燃料ですが、ちょうど良い火加減となりました。

こちらもメイン料理の『ほうとう』。こちらも固形燃料で暖めます。河口湖周辺には有名な『ほうとう」の店が沢山ありますが
味はまずまずと言ったところ。

もう一つ、釜飯が付いていました。固形燃料で炊くようになっていました。30分は開けないようにとの話。
時間通りに蓋を開けたら上手く炊けていました。お吸い物は土瓶蒸しでした。
最後に、デザートとして、メロンと小さなケーキが出ましたが、写真を撮るのを忘れました。

ホテルの夕食として、豪華ではありませんでしたが、料理の数と量は良かったと思います。また女性の給仕さんは
しっかり世話をしてくれました。食事が静かな環境でゆったりととれたのは良かったと思います。


新国立劇場 「ワルキューレ」 

2016-10-14 | オペラ・バレエ

  10月12日(水)に、新国立劇場にリヒャルト・ワーグナー作曲のオペラ「ワルキューレ」を見に行きました。
 今年の6月にワーグナー作曲のオペラ「ローエングリン」を見て以来です。
 指揮者の飯盛泰治郎が新国立喜劇場の音楽総監督になって以来、ワーグナーを積極的に取り上げ、本人が指揮をし、ピアノで解説する映像をホームページに載せるというスタイルを取っているのはこれまで通り。
 また、新国立劇場で行われるワーグナーのオペラ作品を欠かさず見に行こうという私のプロジェクトの第4回目でもあります。
 ところで、「ワルキューレ」はワグナーの代表作、楽劇「ニーベルングの指輪」4部作の内、第1夜に当たります。序夜の「ラインの黄金」は、昨年の10月13日に、このブログにすでに載せました。このあと第2夜「ジークフリート」、第3夜「神々の黄昏」と続きます。
 「ワルキューレ」はこの「指環」4部作の中でも最も人気の高い作品となっています。第1幕のジークムントとジークリンデの双子兄弟の禁断の愛のデュエット、第3幕冒頭「ワルキューレの騎行」の音楽、父ヴォータンと愛娘ブリュンヒルデの親密なやりとりと永遠の別れと魔の炎の音楽、などワーグナーならではの胸を躍らせる名曲から成っていて、叙情的な作品となっています。なお、「ワルキューレ」とは「戦乙女」のことです。
 上演時間は4時間5分、休憩時間を含めると5時間にも及ぶので、延々と続く美しい叙情的な音楽を聴くには、集中力と忍耐力が必要となります。
  なお、新国立劇場では、「ニーベルングの指環」の今後の上演は「ジークフリート」が2017年6月、「神々の黄昏」は2017年10月とのことです。

  楽劇「ニーベルングの指輪」の音楽は独特な歌と大編成の管弦楽からなり、いくつものライトモチーフ(示導動機)により成り立っているということは「ラインの黄金」でも触れましたが、『ワルキューレ』でも「剣の動機」、「ワルキューレの騎行」、「ジークフリートの動機」、「フンディングの動機」など多くのライトモチーフが使われています。その中でも金管楽器が活躍します。ワーグナーは金管部門だけ増やし、当時の楽器では出せなかった高音のために、ワグナー・チューバを開発しました。

ワルキューレのあらすじ

 ヴォータンはヴァルハル城にいることに、とっくに飽きている。彼は今、ヴェルゼという名の人間を装って世界を渡り歩き、神々から独立した新しい種族を生み出している。彼らの方が首尾よく神々の遺産を実現してくれるだろうと考えているのだ。
 ヴォータンはまた、アルベリヒの攻撃に備えてヴァルハル城を強化しようとしている。ヴォータンは9人の娘をもうけ、この娘たちをワルキューレに育て上げた。彼女たちは戦死した最強の勇士たちを集めて、彼らをヴァルハル城に運び、神々の防衛のための軍団を作るのである。

第1幕 嵐が荒れ狂っている。フンディングの館で彼の妻が夫の帰宅を待っている。疲労困憊した見知らぬ男が、嵐を避けるため館に入ってくる。フンディングの妻は彼に飲み水を与える。二人は互いに奇妙に惹かれ合うものを感じる。
 フンディングが帰宅すると、彼は妻の求めに応じて見知らぬ男を客人として扱う。客人は自分の名前を告げることなく、彼らに自分の幼少時代の話をする。父親はヴォルフェと呼ばれていたと彼は言う。ある日、彼と父親が狩りから戻ってみると、母親は殺されていて、双子の妹は誘拐されていた。それに続いた辛い戦いのさなか、少年は父親とはぐれてしまった。それ以来、彼は災いに取りつかれていた。ある少女が彼に助けを求め、そこで起こった戦いで、少女に結婚を無理強いしようとした兄たちを若者は惨殺してしまった。
 フンデイングは一族の者たちを殺した男を追跡していたのだが、いまや自分の家の食卓の前に坐っている男こそ下手人であることに気づく。フンディングは客人に、一夜は安全な宿を提供するが、翌朝は戟いの覚悟をするよう告げる。
 フンディングと妻が寝室に消えると、残された逃亡者は父親ヴュルゼに呼びかける。父は彼に、最大の危機のときに一振りの剣を見つけるだろうと約束していたのだ。
 フンディングの妻が、夫に知られずに広間に戻ってくる。彼女は夫に眠り薬を飲ませたのだった。彼女は彼を助けるために、彼に剣の話を教える。その剣は彼女がフンディングとの結婚を強いられたとき、ある片目の旅人が残していったものだった。多くの男たちが、その剣を刺さっている木の幹から引き抜こうとしても叶わなかった。この見知らぬ男が剣を引き抜こうとして成功すると、二人は自分たちがヴォルフェの子、すなわちヴュルズングの兄妹であることを悟る。いまジークムントは自分の名を双子の妹ジータリンデの口から聞く。こうして一族の血が愛で結ばれたのだ。

第1幕 ジークムントとジークリンデは、愛のデュエット『冬の嵐は過ぎ去り』を過ぎ去りを歌う。

第2幕 ヴォータンは自分のすべての希望をジークムントにかけている。フンデイングと手下たちは兄と妹を地球の果てまでも追ってゆく。ヴォータンは、エルダとの間の娘であり最愛のワルキューレであるプリュンヒルデに、戦いにおいてジークムントを守るよう命じる。
 しかし隠れ家にいる夫を見つけ出したフリッカは、結婚の女神としての立場からフンディングのための正義を要求する。
ヴォータンは矛盾する願望に悩むが、神々によって定められた秩序を守るため、ついに息子を犠牲にすることを誓わされてしまう。
それはジークムントが打ち破るのを見たいと彼が望んでいた秩序だったのに。
 ひとりブリュンヒルデを相手に、ヴォータンは自分の存在の深く解決できない矛盾について語る。法の秩序を守ることが仕事である彼は自由を求めることはできない。法の番人であるヴオータンは、みずから法の奴隷であることも知っている。最終的にヴオータ
ンの望みはただひとつ、すなわち万物の終焉である。
 プリュンヒルデはヴオータンのためにジークムントを救いたいと思う。しかしヴォータンはプリュンヒルデに、もし命令に背いてジークムントを守るならば厳罰を科すと脅す。
 法の保護を失ったジークムントは妹と共に地上を放浪している。ジークリンデは取り乱し、愛と罪のはぎまで揺れ動く。ジーグリンデがついに疲労のあまり倒れて眠りにつくと、プリュンヒルデが現れてジークムントに差し迫った死を告げる。しかしジークムントは、
ジーグリンデがいっしょでなければヴァルハル城には行かないと言う。彼は激昂して自分の双子の妹と、彼女のお腹に宿った子供を殺そうとさえする。ブリュンヒルデは彼を制止し、父の命令に逆らってジークムントをフンディングから守ることをすぐさま約束する。
 始まった戦いにヴォータンが介入する。ジークムントの剣はヴオータンの槍で砕かれ、フンディングの一撃でジークムントは死ぬ。プリュンヒルデは、まだ生まれていないヴオータンの孫を救うため、こっそりジータリンデと共に逃亡する。フンディングは、かつて
木の幹に剣を刺していった片目の旅人の正体を知ったとき、ジークムントの傍らに倒れて死ぬ。

第3幕 後方は8人のワルキューレ(戦乙女)とジークリンデとブリュンヒルデ ワルキューレたちの登場場面で演奏される有名な『ワルキューレの騎行』は迫力満点です。

第3幕 ワルキューレたちが、いつものようにヴォータンの命令で始めた戦いの喧騒を後にして、勝ちどきをあげて集まってくる。
彼女たちは倒れた勇士たちをヴァルハル城に運ぶのである。しかしブリュンヒルデが運んできたのは男性でないことが明らかとなる。ワルキューレたちの誰ひとりとして、ブリュンヒルデとジークリンデをヴォータンの憤激から守ってくれようとしない。そこでプリュ
ンヒルデはジークリンデに砕けた剣ノートウングの破片を渡し、子を宿した彼女を未知の世界に送り出す。それからプリュンヒルデはヴオータンの罰を受ける覚悟をする。人間の愛が彼女の心をとらえたがゆえに、彼女は岩の上に眠らされ、行きずりの男のものになるというのである。
 しかしプリュンヒルデは、ヴォータンが言葉で語っている以上に父親の胸に秘めた望みを知っていた。彼女は罰を受ける場所を炎の輪で囲ってくれるようヴオータンにせがむ。ここでブリュンヒルデは横たわって眠り、彼女を救い出す英雄を待つことになるだろう。それはヴオータンの槍を恐れず、哀れな神々の希望を成就してくれる「自由な男」である。

                                 ゲッツ・フリードリヒ              

終幕 ヴォータンと炎に囲まれ、緑の三角錐の下に眠る愛娘ブリュンヒルデ

演出 ゲッツ・フリードリヒ
指揮 飯守泰治郎
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団

配役

ジークムント    ステファン・グールド
フンディング         アルベルトベーゼンドルファー
ヴオータン            グリア・グリムスレイ
ジークリンデ         ジョゼフィーネ・ウェーバー
ブリュンヒルデ   イレーネ・テオリン
フリッカ      エレナ・ツイトコーワ
ゲルヒルデ     佐藤路子
オルトリンデ    増田のり子
ヴァルトラウテ   増田弥生
ヘルムヴィーゲ   小野美咲
ジークルーネ    日比野幸
ジークネーネ    桧浦麗
グリムゲルデ    金子美香
ロスヴァイセ         田村由貴絵

  私は、WOWWOWで放映されたMETの「ニーベルングの指環」、J.レヴァイン指揮R.ルパージュの演出、を全曲録画しているので、前作と同様、この「ワルキューレ」(2011年5月14日MET上演)もあらかじめ見ておきましたが、演出や個々の歌手に多少の差はあるものの楽しめました。飯守泰治郎指揮、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏は素晴らしく、ライブということもあり、大いなる感銘を受けました。また、ホール全体が盛り上がり、カーテンコールでは、ブラボーの声があちこちで沸き上がりました。お隣の人の大声にはビックリ。
  ジークムント役のグールドは世界的なヘルデンテノール(ワーグナー作品の英雄役を務める力強いテノール)といわれるだけあって頑張っていたと思います。もっともMETのジークムントはヨナス・カウフマンでイケメンでスタイルが良く、軟らかでしなやかな声でとても聞きやすかったですが・・・。一方フリッカ役がスタイルが良く美人だったのはとても良かったと思います。METの方は太りすぎていて声は良くても魅力がありませんでした。

  なお、ゲッツ・フリードリヒは、すでに亡くなっていますが、「指環」演出の第一人者で、今回の演出もフィンランド国立歌劇場のプロダクションということです。

 余談ですが、最終の炎の場面では、炎の壁とはいえませんが本当の炎を使っていました。METは映像。スイスのジュネーブのオペラハウスは1951年ワルキューレのリハーサル中に、この場面で出火し消失しました。再建は1962年とのことです。