WOWOW 2020/7/31
WOWOWで,この7月から10月まで4回行われることになった「お家でブロードウェイ」。
1回目は、第70回トニー賞受賞ミュージカル「シー・ラブズ・ミー」。トム・ハンクス&メグ・ライアン主演の大ヒット映画「ユー・ガット・メール」の原点ともなった作品である。
舞台となる1930年代のブダペストのクリスマスシーズンの雰囲気を再現した華やかな舞台デザインと照明。衣装も良く。ロマンス・コメディとしておおいに楽しめる。
主人公は共に香水店で働くアマリアとジョージ。ふたりは、仕事中に衝突を繰り返し、お互いに気持ちが通じる様子がない。ところが、二人がそれぞれ好意を寄せている匿名の文通相手が、実はすぐ側にいる相手だった。ついに恋しい文通相手の正体を知ったふたりは、めでたく恋を成就させることができるのだろうか……。
クリスマスシーズンの香水店「ラチェック」。とあってお店もチャーミングでセンスがあり、舞台設定も入り口正面から、左右に開き店内が広がるという展開が見事である。写真はアマリアがこの香水店の店員となりたくて入ってきたところ。
収録日・収録場所
2016年/アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク スタジオ54
【出演】
ジョージ・ノワック・・・ザッカリー・リーヴァイ
アマリア・ヴァラッシュ・・・ローラ・ベナンティ
イローナ・リッター・・・ジェーン・クラコウスキー
アルパッド・ラズロー・・・ニコラス・バラッシュ
スティーブン・コダーイ・・・ギャビン・クリール
【脚本】ジョー・マスタロフ
【作曲】ジェリー・ボック
【作詞】 シェルドン・ハーニック
【舞台セット・デザイン】 デヴィッド・ロックウェル
【振付】 ウォーレン・カーライル
【演出】 スコット・エリス
長い間の文通相手で会ったこともない彼氏を話題にし、店員のイローナ(右)とおしゃべりするアマリア(左)。
魅力的だったのは、イローナ役のジェーン・クラコウスキー。とても雰囲気があり踊りも良かった。コダーイとルンバを踊るが、体が柔らかくお色気たっぷり。
アマリアは、初めてのデートをカフェで行うことなり、「部屋で一人手紙を書いている時には、次々と考えが浮かび、言葉があふれでる」が、どういうことになるかと心配する。
アマリアは病気見舞いに来たノワックにこれまでとは別の言葉で話す。
これまでとは、別な雰囲気を感じ、「この僕を愛しているんだ!」と香水店の前で
「She loves me!」 と歌うノワック
【感想】
ブロードウェイ・ミュージカルを実際に見たことがない私だが、今回の映画は、英語のセリフを見るのではなく、日本語で見ることが出るので親しみやすく、分かりやすい。
脚本が良く出来ており、舞台の動きもスムーズ。歌と踊りとロマンスが一いっぱいのこの作品をおおいに楽しむことが出来た。
次回以降も,ブロードウェイ・ミュージカル作品を期待を持って待つことにしたい。