めいすいの写真日記

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ご近所の花

2008-10-29 | 
 近所のお宅の前に小さな花が咲いていたので、見ていたら、「あら、どうしたの。」と、幼い頃からよく知っている年配の女性のTさんから声をかけられました。
 「花を見ているのです。」、「ええっ、あなたが花好きだなんて、ちっとも知らなかった。」、「ここ、一年ほど前から、デジタル一眼レフカメラで花の写真を撮るようになったので、興味を持つようになったんです。」、「それはいいことだわ。わたしは、園芸が趣味で、ほら、至るところに植物があるでしょう。庭に入りなさい。」といわれて、花の話をしてもらうことになりました。

「今は、ちょっと花は少なめ、もう少し前の方が良かった。」と話は弾みます。「私は、花の名前をよく知っているつもりなのに、忘れてしまうことも多くて。」と最後は花の図鑑を見せて貰い、お茶までご馳走になってしまいました。



 これは、ベゴニア。最近は、種類も多くよく見かけます。四季咲きベゴニアと呼ばれる小さいものは公園や学校に植えられています。これは、ちょっと大型でした。



 ほととぎす。 花は「杜鵑」、鳥の方は「不如帰」と書くようです。ところで、私は時々、PCM録音をして、ブログにも載せるのですが、いつかはホトトギスの鳴き声を録って見たいと思っています。



 ローズマリー。代表的なハーブの一つ。いろいろな効能、薬効があります。血行刺激、脳機能の強化、集中力アップ、ダイエットなどは私に最も必要な効能です。



  チェリーセージ。ハープティーとして利用したり、肉の臭み消しに利用します。特に豚肉にあうという話です。

 この四枚の写真を、早速、インクジェトプリンターで写真にして届けたら、「あらまあ、良く撮れていること。家の花じゃないみたい。ありがとう。今度良い花が咲いた時には、連絡しますね。」と言うので、「よろしくお願いしまーす。  」と応えました。

PENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO で撮影

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清澄庭園を訪れる(2)・・・・花、鳥などの生物(10月)

2008-10-27 | 公園を訪れる


 庭園内を歩くと秋の訪れを感じます。その代表的な例が庭園内の長瀞峡にあるハゼの木で、もう色づき始めています。都内で紅葉が始まっているというのは、ちょっと早いのかも知れません。



 このツワブキの花も秋を代表する花です。菊科の花で日本庭園には好んで植えられているようです。清澄庭園でもいたる所で咲いていました。



 秋明菊(しゅうめいぎく)は、金鳳花(きんぽうげ)科の花で、これも秋を彩る花です。



 万両も色鮮やかな実を付けていました。



 こちらは黄色の千両、赤い千両もあります。千両と万両の違いは、千両は葉の上の方に実をつけ、万両は葉の下に実を付けることで区別するようです。



 そして山茶花(さざんか)。庭園の門を入ってすぐの所に咲いていました。今頃から咲き始め、2月頃まで咲いています。冬がもうすぐやって来るのだということを思い起こさせます。



 池を見ると、なにやら大きな鳥が何匹か所々に留まっています。青サギでした。この庭園に住み着いているようです。飛ぶのをしばらく待っていましたが、じっとしたままでした。



 鴨は池に数多く泳いでいて、まるで鴨の楽園のようです。



 こちらは鯉。庭園内には、まん丸に太った大きな鯉がいます。緋鯉も数多く泳いでいます。あまり増えすぎた鯉は、時には食べた方がいいかも知れません。しかし、鯉も「そういうことをいう人の写真に映るのは危ない」思ったのか、いるのに良く映りませんでした。



 亀もひょっこり現れました。こちらは、みどり亀?。スッポンもいるようです。「子どもが噛みつかれたら危険」と訴える入園者に対して、管理者の答えは、「我々が付き合い方を心得ていれば危険はありません。色々な動物たちと上手に付き合いながら、庭園を守っていきたいと思います」とのことでした。

 今日は、歴史の講演を聴いたり、清澄庭園をゆっくり回り、美しい景色や動植物を見ることが出来たりして、とても豊かな気持ちになることが出来ました。

1,4,5,8,9枚目の写真は PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO 、2,3,6枚目の花の写真はPENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO 、7枚目の青サギはPENTAX K20D + SIGMA 70-300mm F4-5.6 APO DGで撮影

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清澄庭園を訪れる(1)・・・・歴史講演会、庭園を歩く

2008-10-26 | 公園を訪れる
 今日10月26日は「東京都文化財ウィーク2008」の特別企画事業「江戸を体感する~江戸の町人の暮らしと遊び」が、清澄庭園(きよすみていえん)の大正記念館で午後1時から行われました。往復葉書で申し込んだところ当選したので、訪れることにしました。



 企画事業は二つあり、一つは講演会「江戸を語る~江戸の町人の暮らしと知恵~」。もう一つは落語「江戸を聞く」です。私は講演会に出席しました。
 講師は高校教諭の河合敦先生。歴史作家、歴史研究家であり著書も数多く出しています。テレビ番組「世界一受けたい授業」のスペシャル講師でもあります。歴史の意外なエピソードや真実を分かりやすく説明してくれるので有名です。
 43歳ということですが、大変に若々しく見え、弁舌爽やかで1時間半の授業は江戸の庶民の生活を話を楽しく語ってくれました。
 「江戸の庶民の住まいは、五軒ほどの長屋の四畳半の1DKで家賃は7000円~15000円。押し入れさえなかった。そのため、床屋や風呂屋が社交場であった。しかし、夜はほとんど灯りがなく風呂屋も湯船に入るときは真っ暗だった。・・・・・」



 公演が行われた大正記念館。終わった後は、時間があったので庭園内を巡ってみることにしました。




 清澄庭園は江戸の豪商、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡とも伝えられます。明治時代には三菱財閥の創業者岩崎弥太郎が社員の慰安や貴賓を招待する「深川親睦園」を造成したのが始まりであり、明治を代表する「回遊式林泉庭園」となっています。昭和54年に東京都の名勝に指定されました。これは入り口近くにある、しし落とし。



 庭園は広い池があり3つの島があります。昔はすぐ脇を流れる仙台堀川から水を引いていたのですが、今は雨水ということです。



 入り口方向から見た対岸には「涼亭」と呼ばれる数寄屋造りの建物があります。



 庭園内で最も大きな築山が「富士山」で五月初旬には全山にツツジとサツキが美しく咲きます。



 庭園内には名石、奇石が数多く配置されています。これらは岩崎家が自社の汽船で全国各地から集めたものです。伊豆磯石、生駒石、伊豆式根島石、備中御影石、京都保津川石・・・・写真は、紀州青石です。



 その中でも、もっとも目立った石は佐渡赤玉石。「幻の石」と呼ばれ現在は採取が禁止されているそうです。



 庭園の奥まったところに、有名な芭蕉の句「古池や かわづ飛び込む 水の音」の石碑があります。もとは、墨田川の川べりにあっものを護岸工事の際に移したものだそうです。

  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO で撮影

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軽井沢への旅(4)・・・・・紅葉のプレジデントカントリークラブ軽井沢

2008-10-22 | ゴルフ

 20日は、リゾート付属の「プレジデントカントリークラブ軽井沢」で1Rのプレイをした。
 軽井沢というと、「軽井沢72ゴルフ」がなんといっても有名である。2年前に亡くなったしまった私の知人が「西武建設」に勤務していたので、「知人の紹介割引」を利用して、プリンスホテルに一泊し、良くプレイしたものだった。しかし、4つあるコースはどこも、ほぼ平坦で面白くなかった。
 今日のコースは北軽井沢なので、さらに奥に入らなくてはならないが、コース設定が素晴らしい、ちょっとドッグレックしたフェアウェイ、センターを外すと波打つラフなどアンジュレーションが絶妙だ。私たちはバックティー(JGAコースレート69.6)で廻った。



 朝一番、OUTの1番のグリーンからは浅間山が望める。左側には白い糸のような登山道が見えるのは感激だ。しかし、グリーは速く、意外に良く切れる。パットは慎重にやらなければと思った。



 ここは、OUT8番ホールから9番ホールの間。ツートンの紅葉が美しいのだが、それと裏腹に体調は良くない。昨日飲み過ぎたために、まだ酔いが残り、口が乾くので、水とお茶をガブガブ飲みながらのプレイになってしまった。
 私のJGAハンディキャップは11。1週間前に金乃台カントリークラブ(茨城県牛久市)でOUT 36(パープレイ)、IN 39、トータル75で廻っていたので、久しぶりにプレイするメンバーに「絶好調宣言」をした。しかし、これは間違いだった。



 やっと、OUTを廻りきり、昼食のカレーを食べる頃には、体調が戻ってきたが、結局ハーフ48である。いつも、90は超えないようにと思っているのだが、これでは90を切るのは、ちょっと無理である。ピリッと辛いカレーで目を覚まさなければいけない。



 ここはINの11番。この日は、予想に反して晴れ間が広がった。来る前の天気予報は曇りか雨。寒いのでセーターを持参との話もあったほどだが、暖かで最高のコンディションになった。
 


 このホールは最終18番ホール。INのスコアは44。このコースの難度と初めてのプレイということで、まずまずの出来であった。
 スコアは92で今一ではあったが、オリンピックはポイント16。メンバーからチョコレートを沢山いただいたので満足できた。 

 今回の軽井沢の旅は、天候にも恵まれ、「プレジデントリゾート軽井沢」の施設、サービスともに素晴らしく、楽しい時間を過ごすことが出来た。また、総支配人のT君には、すっかりお世話になった。社員の方々を含めてお礼申し上げたい。

  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO で撮影

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軽井沢への旅(3)・・・・・紅葉のライトアップと夕食

2008-10-21 | 旅の写真


 「プレジデントリゾート軽井沢」のレストランの夕食はコース料理。
 今回は同級生の集まりということで、皆んなに良い酒を飲ませたいと高級な日本酒と焼酎をつまみ付きで持参した人がいたため、それならと部屋で日本酒コップ一杯半、焼酎を生でコップ一杯飲んでしまった。そのため、夕食の前から酔いが回ってしまった。
 さらに、夕食は飲み放題というおまけ付きで、もったいないから飲めと多くの人から勧められた。
 夕食は午後6時からなのだが、日はとっぷりと暮れ、辺りには宵闇が迫っている。レストランの窓から外を見ると紅葉の木々のライトアップが美しい。
 


 はじめにオードブル。 



 つづいて海老と松茸のお吸い物



貝柱とシシトウの 煮物



 白和え。



 牛のミニステーキ、ご飯、赤だしとお新香



 デザートは 苺とケーキ。



 特別にシェフの小林さんにも来てもらって料理の話を聞いた。料理の話を聞くのもなかなかのものである。
 その後、7時半から11時までカラオケで酒を飲みながら罵声を張り上げた。うーん、明日はゴルフだというのに飲み過ぎた。

  PENTAX K20D + SIGMA 30mm F1.4 DCで撮影

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軽井沢への旅(2)・・・・・石の教会、内村鑑三記念堂、白糸の滝

2008-10-21 | 旅の写真
 19日の午後は、プレジデントリゾート軽井沢でコスモス畑へのハイキングをしたのだが、まだ時間があるので軽井沢の町に車で出かけることにした。
 向かったのは「石の教会・内村鑑三記念堂」である。
 軽井沢には、これまで何回か来ているので、いわゆる有名な観光の場所はだいたい訪れていたつもりでいたが、これまで知らなかった。20年前からあるというが、あまりガイドブックなどには載せなかったのだという。



 紅葉が始まっていた石の教会・内村鑑三記念堂へのアプローチ。



 内村鑑三記念堂入り口、とても面白い建築で、ガウディの建築を思い起こさせ、興味をそそられる。なかなかセンスがいい。誰の設計なのか聞いたら、アメリカ人のケンドリック・ケロッグということである。名前は知らないが私には、創造性豊かな建築設計家に思えた。
 記念堂には内村鑑三の人物紹介のパネル、書簡などの資料が並べられている。

「教会」が「無い」と書いて「無教会」。「いわゆる教会」は必要ないという思想です。この思想こそ「石の教会 内村鑑三記念堂」の礎となっています。
 私は何かこの地球にMemento(記念物)を置いて逝きたい。・・・・内村鑑三
 (配布されたパンフレットより)

 ところで、同行した人が「一度、この記念堂のトイレに入った方がいいですよ」というので、トイレに入ったら、なんと三面鏡張り、便器は共用のものだけ、従って男性が小用をする時に正面の鏡には、自分の小用をする姿が丸写しになってしまう。「ええっ」という感じである。女性はいいが男性は注意した方がいい。

 そこから、石の教会の入場は、挙式の最中なので見学はちょっと待ってほしいとのことで15分ほど待つ。記念堂から石の教会に入ると、そんなに広いというわけではないが内部はドームになっていて素晴らしい作りである。撮影禁止なのが少々残念である。



 外に出たら、ちょうど挙式を終えたカップルが「石の教会」から出てくるところだった。ここの年間の挙式数は3000組だとか。この雰囲気ならばと頷けた。

 そのあと「白糸の滝」に行った。日曜日の午後4時だというのに、ずいぶんと混み合っていた。紅葉のシーズンが始まっているので軽井沢に出かけてきている人は多いようだ。水量も多く見栄えがした。

 

  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO で撮影

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軽井沢への旅(1)・・・・・コスモス咲くプレジデントリゾート軽井沢

2008-10-20 | 旅の写真


  10月19日(日)~10月20日まで、一泊二日で軽井沢に出かけた。宿泊先は「プレジデントリゾート軽井沢」 (群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢2032-16、TEL0279-84-7111)である。大学時代の同級のT君が、昨年の暮れより、ここの総支配人をしているので同窓の10人ほどで訪れることにした。
 長野新幹線には初めて乗ったのだけれど大宮からは軽井沢まで38分で着く。そこから送迎バスで30分でホテルに着いた。
ホテルは100室。ここには、ゴルフ場、スキー場(スノーパーク・・・冬)、テニスコート、インドアプール、温泉露天風呂などがある。これらがリゾートの中心だが、初夏の蛍パークや秋のコスモス畑(スカイパーク・・・夏)もある総合リゾート地である。また、広いドックランコースやドッグホテルもある。



まずは、昼食を取る。チャーシュー麺はおつな味だ。写真はサラダバーのサラダが中心になってしまった。ドレッシングはゴマ味。



 その後、スカイパークの展望台まで行き、10万本あるというコスモス畑を見ることにした。本来はリフトで行くはずだったが、スキーシーズンの前のリフトの点検作業に今週から入ったということ。そのため、130mの標高差を林間コースで登ることになった。けっこう歩きではある。しかし、頂上にたどり着いた時には展望が開けて感動的であった。



 左手を見ると噴煙を上げる浅間山が雄大な姿を見せる。そして、そこにコスモス畑が拡がっている。



 ちょっと、近づいて撮ってみた。



 さらに近づいて撮ってみた。



 コスモスは素晴らしいけれど、私には、この近くに咲いていたすすきも美しく見えた。

 ブレジデントリゾート軽井沢・総合施設案内

 1、2、3、4、7枚目 PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO 、5、6枚目はPENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO で撮影

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中秋の名月と新河岸川のすすき

2008-10-16 | 自然の風景

 

  昨日は10月15日なので「十五夜」である。

 上手い具合に晴れたので、「中秋の名月」を撮ることにしたのだが、うまく撮れない。月が明るくて真っ白に写ってしまう。露出補正を-2.0にしてもダメ。 「他の人はどのように撮っているのかな?」と思ってネットで調べてみたら、「ストロボ発光する」と書いてあった。そこで試してみたら「うさぎさんのお餅つき」が撮れた。

 

  月見には、昔から「すすき」 と「団子」 をお供えすることになっている。

 しかし、最近は月見をするという習慣はなくなってしまったようだ。 すすきもあまり見かけなくなってしまった。 でも、私の家の近くの新河岸川の河原には、たくさん、すすきが生えている場所があり、ちょっと心が安まった。

  月の写真はPENTAX K20D + SIGMA 70-300mm F4-5.6 APO DG、すすきはPENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROで撮影


高田馬場の流鏑馬(録音入り)

2008-10-13 | 祭、神事


 今日は10月13日(月)。体育の日には毎年、「高田馬場の流鏑馬」が行われることになっている。この行事は、歴史ある穴八幡神社(新宿区西早稲田2-1-11)の古式豊かな神事である。そこで休日ということもあり見物に出かけることにした。穴八幡神社はうっそうとした木々の中にあり、とても新宿区にあるとは思えない大きな神社だ。



 神社の入り口には流鏑馬の立派な銅像が建っている。



  また、新宿区指定無形民俗文化財としての案内板もある。
 「高田馬場の流鏑馬・・・・・享保十三年(1728年)徳川将軍吉宗が世嗣の疱瘡平癒祈願のため、穴八幡神社へ奉納した流鏑馬を起源とし、以来将軍家の厄除けや若君誕生の祝いに高田馬場で流鏑馬が奉納された。
 明治維新以降中断し、昭和9年に皇太子(現天皇)誕生祝いのために再興され、数回行われたが、戦争のため中断された。昭和39年流鏑馬の古式を保存するため、水稲荷神社境内で復活し、昭和54年からは都立戸山公園内に会場を移し、毎年10月10日に高田馬場流鏑馬保存会により公開されている。
 古式豊かで勇壮な高田馬場の流鏑馬は、小笠原流によって現在に伝えられており、貴重な伝統行事である。  平成4年8月 東京都新宿区教育委員会」
 絵図は当日配布されたパンフレットより転写。



 午後1時から穴八幡神社で神事が厳かに行われていた。これは撮影禁止である。境内には出番を待つ馬が並んでいた。



 その後、場所を戸山公園に移す。行列はお供を含めて長く、さほどの距離はないのだが神社を出発してから馬場までは40分ほどかかった。



 馬五頭と一団が場内を一周し、午後2時過ぎから流鏑馬は始まった。馬場の延長は200m弱、そこに60cm角の3つの的が置かれている。射手は20年~40年の経験を持つ人ばかりだそうだ。


 
 馬は、最近は競走馬を使うので、昔と違ってとても速い。三頭目の馬は目の覚めるような速さだった。これでは射手も大変である。しかし、砂塵を巻き上げて疾走する姿は迫力十分だ。

流鏑馬の3頭目の雰囲気 SONY PCM-D50 を使用しデジタル録音 MP3に変換 33秒 audiotechnica STEREO MICROPHONE AT822 使用 



この馬は四頭目。流鏑馬は神事であるため、身につける服装は鎌倉時代の武士の狩装束である。そのため、弓を射るのには、少々大変であるとか。



 もともと手綱を持たず長い弓を持ち走る馬上で矢つがいをし、的を射るということは困難なことなのだ。競馬でも手綱を持っていながら落馬する人が、時にはいるほどだから。



 今回初めて流鏑馬を実際に見たがなかなか勇壮な行事であった。ただ、今年は2番目の的を射た人がほとんどいなかったのが残念。

 神社での写真はPENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO、流鏑馬の写真はPENTAX K20D + SIGMA 70-300mm F4-5.6 APO DG で撮影

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新国立劇場オペラ「トゥーランドット」 

2008-10-12 | オペラ・バレエ
 10月10日(金)、新国立劇場にプッチーニ作曲のオペラ「トゥーランドット」を見に行った。
 北京を舞台にしたこのオペラは、「トスカ」、「ラ・ボエーム」、「蝶々夫人」など数々の作品を残したプッチーニの中でも最もスケールの大きなもので、大管弦楽と合唱が素晴らしい。
 管弦楽はアントネッロ・アッシマンディ指揮の東京フィルハーモニー。合唱は新国立歌劇場合唱団、NHK東京児童合唱団。
 このオペラは合唱曲が多いのだが、合唱団はそれに見事に応えてくれる素晴らしい演奏であった。児童の合唱も良く訓練されていたと思う。

 出演者は中国の王姫トゥランドットがイレーネ・テオリン、ダッタンの元国王ティムールの息子カラフがヴァルテル・フラッカーロ、放浪のティムールに仕える女奴隷リュウが浜田理恵である。



 第二幕 「トゥーランドットの夫になりたいものは、王族の血を引き継ぐもので、姫の出す三つの謎を解かねばならない。解けなかった場合は斬首の刑に処す」。姫の美しさに唖然としたカラフは3つの謎に挑戦し、その謎を解く。トゥーランドットは夫に迎えることを拒絶。カラフは姫への愛を宣言し「夜明けまでに私の名前が分かったら、私の命を捧げます」という。姫は全市に布告を出す。「名前が分かるまで誰も寝てはならぬ」

 ソプラノのイレーネ・テオリンは、声量豊かで声が良く通り、金色の王冠と豪華な衣装でトゥーランドットらしいオーラが伝わってきて適役であった。大柄な女性で「歌手は身体が楽器」ということを実感させる人であった。
 テノールのカラフ役、ヴァルテル・フラッカーロも熱演、カラフの雰囲気を良く出していた。浜田理恵の演じるリュイも繊細な声が美しく、哀れを誘う役柄を見事にこなしていた。
 
  ところで、2006年のトリノオリンピックで荒川静香さんは、このトゥーランドットのアリア「誰も寝てはならぬ」に合わせて華麗な滑りを見せ金メダルを取った。特にイナバウアーは魅力的だったのを今も思い出す。
 さすがにオペラの本場イタリアで開かれたオリンピックだと思うのだが、開会式で今は亡きルチアーノ・パバロッティが「誰も寝てはならぬ」を歌った。これを聴いた 荒川静香さんは「優勝できるのでは」と思ったそうである。

 この日の劇場にはNHKのハイビジョンカメラが5台も入っていた。黒い布がかぶせてはあるが大きいのでよく目立つ、カメラマンの一人と話をしたら、11月23日 (火) 勤労感謝の日にNHK BShiの「丸ごとプッチーニ」という番組で、このオペラを放送の予定とのことだった。

 追記 NHK BShiの「丸ごとプッチーニ」の放映は、実際は12月23日(火)天皇誕生日でした。私の聞き間違いだったようです。訂正します。

 詳細はめいすいの音楽随想80 オペラ「トゥーランドット」をご覧下さい。

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MET 歌劇「セヴィリアの理髪師」

2008-10-07 | オペラ・バレエ
 「華麗なるメトロポリタン・オペラ」という番組が、 NHKのBShiでこの10月6日から10日まで午後8時から5日間行われている。
 メトロポリタン・オペラ(略称MET)は世界一の規模を誇ると言われ、超一流の歌手や優れた演出家による良質なオペラを公演している。メトロポリタン・オペラはDVDを数多く発売しているし、最近は、「METライブビューイング」として日本の映画館でもその模様をリアルタイムで上映するようになった。
 めいすいの音楽随想 METライブビューイング第1作 ・モーツァルト歌劇「魔笛」参照

 種々のメディアを活用して多くの人々にオペラの醍醐味を紹介していく経営そのものもも大したものである。
 今回の放映は、「METライブビューイング」の内容と同じだと思われるが、NHKがBShi で行ってくれるのはありがたい。
 ハイビジョン番組を大画面液晶テレビでシアター環境にして見た場合、臨場感が素晴らしく、ある面ではオペラ劇場の三階席や4階席でオペラグラス片手に見ているより良いかも知れない。メトロポリタン・オペラをNHKがテレビ放映するのは初めてではないが、これからもぜひ、時々放映してもらいたいものである。


  歌劇「セヴィリアの理髪師」より フィガロ(左)は「私は町の何でも屋」を歌う

  初日(10月6日)は、ロッシーニ作曲のオペラ「セヴィリアの理髪師」
 「セヴィリアの理髪師」の序曲は、クラシックの演奏会で最初の曲目として良く演奏されるし、また、フィガロの歌う「私は町の何でも屋」やロジーナの「今の歌声は」などは、単独のアリアとして、良く歌われる曲なので親しみやすい。実は、何年か前になるが、オペラ「セヴィリアの理髪師」を見ようとして新国立劇場のチケットを手に入れたことがあるのだが、仕事の都合でどうしてもいけなくなってしまった。そのため、全編を通して見るのは初めてである。

 今回の演出はバートレット・シェアという人、大きな扉をいくつか用意して、それを、場面、場面でうまく利用する斬新なアイデアを用いている。この歌劇の時代背景である18世紀をうまく現代的な要素も加えて表現している。舞台美術は奇をてらわず、オーソドックスで素晴らしい。演出がよいと安心して見ていられる。
 ロッシーニという作曲家は、テンポが軽快で音楽性も豊かなので、喜劇だとも言われるこのオペラを、聞き手を上手く惹き付けてやまない。

 さらに、「セヴィリアの理髪師」であるフィガロ(ペーター・マッティ)は、「何でも屋」でもあり、モテモテ男で元気者なので、このオペラの楽しみを満喫させてくれる。
 ロジーナ(ジョイス・ディドナート)は清純な乙女を上手く表現し、アルマヴィーヴァ伯爵(ファン・ディエゴ・フローレス)も若くて声も良く、ロジーナを愛する態度は真面目そのもの、劇の最後では、しっかりとトリを取る。
 ロジーナの後見人であり、ロジーナの財産を手に入れようとする老医師バルトロ(ジョン・デル・カルロ)は、ちょっと間の抜けた振る舞いをするがロジーナへのイジメはしっかりと行う。体格通り声は良く、演技も上々である。


 アルマヴィーヴァ伯爵(左)はロジーナ(中)と駆け落ちするため、バジリオ(右)の家に音楽教師に変装して入り込む

 全編を通して見るオペラ「セヴィリアの理髪師」はストーリー展開もわかりやすく、テンポもスピーディで、大変に優れた面白いオペラであるということを実感した。
 また、はじめに衣装室で、この歌劇に登場する人たちの衣装を紹介するのと、幕間にバルトロと召使いのフィオレルロともども楽屋から通路を通って舞台に向かう様子が映し出される。これらは、普段は見られない様子であり、バックステージ・ツァーをしているようで面白かった。

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我が街の紹介12・・・・・新河岸川堤防、コスモスの道

2008-10-04 | 志木市・・・・我が街の紹介


 この新河岸川堤防の「コスモスの道」は約1km、河川里親制度(アドプト・ア・リバー・プログラム・・・・朝霞県土整備事務所、志木市)により、「あいがも会」が苗床作り、種まき、草刈り、肥料まき、植え付け、水まき等を行っている。
 また、「あいがも会」は志木市役所の前の新河岸川(この対岸)に「合鴨」を放つ活動も行っている。



 この「コスモスの道」は、すでに何年も続いており、市民の目を楽しませてくれる。私のウォ-キング、ジョギングのコースにもなっているので楽しみだ。



 コスモスといえば、秋の花。栄養の少ない枯れ地でも咲くことの出来る生命力の強いキク科の花である。



 コスモスの花は赤、ピンク、白が人の手が加わらない一般的な色で、他に黄色やオレンジ、暗い紫があるということである。



 てんとう虫も「こんにちわ」



 コスモスの花言葉は「乙女の真心」。特に白いコスモスは「乙女の純潔」を意味するようである。

 1枚目 PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO 、他はPENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO で撮影

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ニコライ堂を訪れる(録音入り)

2008-10-02 | 街角
 JR御茶ノ水駅から、100mほどの所にあるニコライ堂(東京復活大聖堂・・・・・千代田区神田駿河台4-1-3 国指定重要文化財)。昔から、名前を知っていたが詳しくは知らず、お茶の水に行くたびに気になっていた建物だった。
つい最近、「東京を旅しよう 東京都文化財ウィーク2008」(121ページ・・・無料)という分厚いパンフレットをもらったので、中を見ていたらニコライ堂は「ビザンチン様式による日本最大のギリシャ正教の聖堂で、中央の丸いドームと内部のアーチ構造が特徴です」と書いてあった。
  今年7月に、トルコを旅しイスタンブールでギリシャ正教の総本山であったアヤソフィアを見たばかりであったし、3年前にはロシアを旅してロシア正教(ギリシャ正教と同一宗派)の見事のな教会群を見て感銘を受けていたので、立ち寄ってみることにした。詳しくは「めいすいの海外旅日記」トルコ編第7日、ロシア編をどうぞ。



 この聖堂は頂上までの高さが35メートルある。7年かけて明治24年に完成したが、駿河台は高台であったため、当時は東京中から見渡すことが出来、ランドマークになっていたそうである。しかし、今は高層ビル群の谷間の中にある。
 平成4年から10年にかけて大修復工事が行われ往時の美しい姿を取り戻したという。



ちょうど12時に、この聖堂の頂上部の鐘が鳴るというので録音機を持参した。鐘は12回鳴った。

ニコライ堂の鐘の音 SONY PCM-D50 を使用しデジタル録音 MP3に変換 43秒 audiotechnica STEREO MICROPHONE AT822 使用
 


 内部は拝観料を払って見せてもらう。入り口から啓蒙所(中央付近)という空間までで、それ以上は立ち入れない。また、撮影禁止である。しかし、イコンなどは見事である。そのため、絵はがきを購入した。これはそのうちの一枚である。ステンドグラスも10枚くらいあり、とても素晴らしかった。

 受付に女性が二人いたので、十字の切り方を聴いてみた。ローマンカトリックとギリシャ正教では十字の切り方が異なるという記憶があったからである。そうしたら、懇切丁寧に教えてくれた。
 親指と人差し指、中指三本で、「父と子と」といいながら上から下、そして「聖心の名において」といいながら右から左(ローマン・カトリックは切り方が左から右と逆)に十字を切る。これを二回くり返す。そして「アミン」。「主よあわれみよ」と3回程度唱えるとのことである。
 ろうそくを一本手渡されたので、それをまず捧げ、次に教えてもらったとおりの方法で祈りを捧げた。何か良いことがありますように。
 そうしたら、しばらくして私にとって「これから安心できる、とても良いこと」があった。それはちょっと話すことは出来ないが・・・・・。



 こちらは、大聖堂の脇にあるニコライ記念堂。
 なお、ニコライ堂の名は日本に正教会の教えをもたらしたロシア人修道司祭(のち大主教)聖ニコライにちなんでいる。

 1枚目、PENTAX K20D + SIGMA 10-20mm F4-5.6 DC 、2枚目、4枚目PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROで撮影、3枚目は絵はがき

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