めいすいの写真日記

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ピアノの巨匠 リヒテル・・・ららら♪クラシック

2017-04-17 | クラシック音楽

4月14日(金)に放映された ららら♪クラシック「解剖!伝説の名演奏家 ピアノの巨匠 リヒテル」

古今東西、私のいちばん好きなピアニストである「スヴャトスラフ・リヒテル」
私の愛聴盤はとりあえず3つあげるとして
ベートーヴェン作曲 ピアノソナタ第23番「熱情」
チャイコフスキー作曲 ピアノ協奏曲第1番 カラヤン指揮ウィーン交響楽団
バッハ作曲 平均律クラビア曲集
であるが、数多くの名盤を残している。 
 ららら♪クラシックの新シリーズでまず、伝説の名演奏家として取り上げられたのがリヒテル
でした。

●リヒテルの履歴など
スヴャトスラフ・リヒテル1915年生まれ 父はドイツ人のピアニスト
9歳の時からビアノを始める。
(リヒテルの話、当時90才)
「音階の練習なんて必要?一度もやらなかったね。基礎はまっぴら 何から始めたと思う?
まずショパンのノクターン第1番 次にエチュードホ短調」
22才でモスクワ音楽院入学 師事したのは当時最高の教師ネイガウス。
(リヒテルの話)「ネイガウスの前でリストを4度目に引いた時、クラス全員がいたんだ
が、彼は言った《もう言うことはない》」
しかし、順調にキャリアを歩み始めた時、悲劇が起こる。
独裁者スターリンの粛清の嵐が始まり、ドイツ人であった父がスパイ容疑で逮捕され、
銃殺刑で亡くなる。リヒテル自身も国家からの監視を長い間受けた。 
東西冷戦のさなか、「鉄のカーテン」により、「100年に1人といわれる凄いピアニス
トがソ連にいる」という噂だけが広がり、「幻のピアニスト」と呼ばれていた。
1960年、ニューヨークへ。45歳カーネギーホールでデビュー。西側社会に大きな
衝撃を与える。
日本へは、1970年に大阪万博の時に初来日、55才、以来リヒテルは大の日本好き
になり8回来日する。訪れた都市62、演奏回数162。

●ブルースリーの筋肉質の身体とリヒテルの背中そして  ff(フォルテッシモ)
(リヒテルのロシア語通訳 河島みどりさんの話)
 映画「燃えよドラゴン」などで知られるブルース・リー
 リヒテルは「ブルース・リーは肉体的に(世界で)いちばん美しい  筋肉の動きの
美しさ 、顔も美しいあんな美しい人間は世の中にはいない」とすごい感激していた
 私はいつもリヒテルの演奏の時、舞台の影で見ていた。背中しか見えないんです。
 ブルース・リーの筋肉の美しさと似ています。背中じゅうの躍動感が・・・と話したら
「あんな美しい男性と私を一緒にするな。ブルース・リーに悪いと、うんと怒られた。」

「華美なもの 余計な音は要らない。ピアニッシモを静かにするのが大事。 大きな音
を大きく叩くことは誰でも出来る。そぎ落とした芯の音を」と話していた。
(ゲスト反田恭平さんの話)
背中は特に重要な部位、肩の柔軟性とその重みで(音の)強弱をつける
ピアニッシモは 大事なのが指の第1関節
 指をねじ込むように  鍵盤の下から指が出るようなイメージで弾きなさいとモスクワ音楽院の教師に指導を受けた。

 私のリヒテルの魅力の第1はff(フォルテッシモ)の素晴らしさだとと思う。
大きな身体と大きな指から生まれる音は他の追随を許さない。

●pp(ビアニッシモ)
(2016年12月18日放送のN響第1846回定期演奏会 ベートーヴェン作曲
 ピアノ協奏曲第3番をドゥガン・ソヒエフの指揮で弾いた ロシアのベテラン女性
ピアニスト エリザベート・レオンスカヤの言葉)・・・ ららら♪クラシックとは別番組ですが
 2台ピアノで初めてリヒテルと演奏した時、彼は私に 「もっと弱く もっと弱く 
もっと」と言うのです。 当時の私には出来ませんでした。 力みがあって自由に弾けて
いなかった。 1年経って、やっと分かりました。ピアニッシモが途方もなく無限な世界
であることを」

リヒテルが名演奏家と言われるのは  pp(ビアニッシモ)あってのff(フォルテッシモ)
だということが改めて理解できました。

参考までに過去に私が書いたリヒテルの文章をここに掲載します。 

めいすいの写真日記 リヒテル演奏 ベートーヴェン、ビアノソナタ第23番「熱情」SACD版

めいすいの音楽随想 私の好きな演奏家 スヴャトスラフ・リヒテル


ご近所の八重桜?→ → → ほうき桃

2017-04-10 | 

ご近所を散策していたら、八重桜の美しい花と縦長の樹形が目に止まりました。
昨年までは見かけませんでしたので、植木屋さんが植えてまもなくのものと思われます。
これからはだんだんと横に広がっていくでしょう。

→ 園芸種の「ほうき桃ま」であることが分かりました。ずっと樹形は箒の形を保つようです。

ソメイヨシノが満開を過ぎると八重桜の季節になりますね。

訂正

「智の庭」さんから、この花は「ほうき桃」では、ないかとのコメントがありました。
さっそく、持ち主の家の方に聞いたら、「名前はよく分からないが、桃の一種」とのことでした。
樹種を「ほうき桃」に訂正します。

 


新河岸川の桜 2017

2017-04-07 | 

暖かい日がやっと来て、志木市のいろは橋下流の新河岸川の桜は満開になりました。 桜を見に来る子供連れも多く、平日ですが賑わっていました。

この2人は兄弟かな?

河原の花壇には水仙が植えられていました。桜の花の咲く時期にとてもきれいなのですが、
6月や9月の洪水の時期には、この上に2mもの泥流がかぶってダメになってしまいます。
河川管理者は分かっていても、お花見の人達に喜んでもらうために植えているのでしょう。

追記

「智の庭」さんから、洪水に遭っても、水仙は球根さえ残っていれば、翌年は芽を出して花が咲く
とのコメントがありました。この河川公園が開園した時に美しく花で飾られていた花壇は
洪水に遭い、放置されていました。今年になって他に4,5カ所ある花壇にはすべて水仙が
植えられました。大丈夫なのかも知れません。


ルピナスの花

2017-04-06 | 

東京の神田、ビルの入り口にルピナスの花が咲いています。ずいぶん前から咲いていて
気になっていました。春から初夏にかけて咲くようです。

この花、とてもきれいですが、繁殖力が強く、自然環境を破壊するほどでルピナスとは
オオカミに由来するほど貪欲という意味のようです。
ニュージーランドを旅行した時、マウントクック国立公園ではルビナスを駆除するのが
たいへんだってそうです。またバスで移動する時、川沿いに驚くほど夥しい数のルビナスが
咲いていたのを思い出します。種子が水で運ばれて繁殖しやすいようです。

でも都会でビルの片隅に咲いている分には、そんな心配はありません。
美しいと感じるだけです。