「筑波山望郷」は作詞者が物心ついた頃から毎日のように眺めた山です。しかし、歌詞の中にある中学校は既に廃校となり、隣にあった小田城跡の大欅も姿を消してしまったそうですが、筑波山は今でも昔の姿を見せてくれるふるさとの山だということです。
そうした心情を歌に詠んだものです。
なお、作詞者は私の元の職場の同僚、三津山喜久雄さん、作曲は水川まゆみです。
すでに、アップロードしている「さくら恋」、「みんな夢の中」、「風の便り」、「学び舎」、「ひなたぼっこしよう」、「ばらの恋」、「古い写真を開いたら」、「愛犬デニー」、「南岳展望賛歌」についで10作目になります。
歌詞は、
われの住む町の丘から
今日も見える 筑波山
ああ懐かしや ふるさとの山
1.あれは 中学一年生のとき
桜咲く 桜川の岸辺から
長き山裾を霞ませた
紫紺(しこん)の筑波山
我が身独りで 静かに見つめた
2.あれは 中学2年生のとき
欅(けやき)立つ
小田城の本丸から
小田山(おだやま)の上に顔出す 双耳(そうじ)の筑波山
親しき友と 語らい見つめた
3.あれは中学三年生のとき
霜白き 宝篋(ほうきょうざん) の上から
金色(こんじき)なるご来光に
染まれる筑波山
登った友らと 肩組み見つめた
われの住む町の丘から
今日も見える 筑波山
ああ懐かしや ふるさとの山
です。