志木市のいろは親水公園に咲いている美しい玉簾の花。
玉簾は彼岸花科、ゼフィランサス属の花。開花時期は8月5日~10月10日頃。
花は似ていませんが、同じ彼岸花科のためか、彼岸花と同じ頃に咲きます。
白く美しい花を「玉」に、細い葉が集まっている様子を簾に例えたということです。
六弁花で上向きに咲いています。
別名「レインリリー」雨の後で一斉に咲き始めることからいわれるようです。
彼岸花
志木市の新河岸川親水公園に咲き始めた「彼岸花」。
ヒガンバナ科、ヒガンバナ属で開花時期は9月15日~9月末。別名は曼珠沙華で、その意味は「天上の花」。
彼岸花は田んぼのあぜ道などに植えられていることが多い。畦の作りを強くすることからということです。
まだ咲き初めなのでつぼみのままのものも多い。
「暑さ寒さも彼岸まで」というので、彼岸花が咲き始めた今は暑さも峠を越えたといっていいでしょう。
こちらは、白い彼岸花。「白花曼珠沙華」と呼ばれるようです。
中世のキリスト教世界は暗黒時代と言われますが、小説「薔薇の名前」は、その時代に北イタリアの山奥の修道院で起こる
連続殺人事件のミステリー。今日の夜からの「100分で名著」で4回にわたり放映されます。
先週の予告編での修道院の写真に興味をそそられてテキストを買って読み、レンタルビデオ店でブルーレイディスクを借り見ることに。
このミステリーに 修道士 ウィリアム(ショーン・コネリー)と見習い修道士 アドソ(クリスチャン・スレーター)が臨みます。
修道院の北側にある異形の3階の建物、2階写字室と3階文書庫は知の迷宮と言え、そこで連続殺人が発生します。
作者エーコの複雑に絡み合わせたテーマが虚構の世界を築き上げています。
さらには、ウィリアムとアドソが属するフランチェスコ会(皇帝派)と教皇庁との対立があり、枢機卿を擁する教皇派に
ウィリアムは窮地に追い込まれるなどの見せ場もあります。大げさな脚色はないのですが、時代に合わせた迫力はありました。
小説は1980年にイタリアで発表され、日本語翻訳は1990年、映画化は1987年ということですが、当時は世界を
熱狂させたようです。本当は、この後で小説を読めばいいのでしょうが大部なので逡巡しています。
「100分de名著」の第1日の話では、この本は高度に知的な書物であるが故に、途中で読むのを断念する人が多いとか。
物語は7日間の話になっていますが1日目を読み切るまでが大変だそうです。放送を見て読み直す人もいるかも知れません。