今、話題のアニメ映画 君の名は。を見に行きました。
まだ、若い 新海誠監督 の描くアニメの世界はとても美しく、不思議な異次元の世界に誘われていきます。
時代は千年ぶりに迎えるという彗星の来訪を一月後に控えた日本。
山深い田舎町に住む女子高校生 三葉(みつは)は、都会にあこがれを抱き、「来世はイケメンの男
子にして下さい」との願いを持つ。
そして、ある日、自分が、東京に住む男の子になった夢を見る。見たことのない部屋、知らない友人、
広がる東京の街並み。
一方、東京で暮らす男子高校生 瀧(たき)も夢を見る。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になってる。
そして町の神社の伝統などにもわずかながら関わっていく。
こうした夢が繰り返されるのだが、夢を見ている時間が、実際の時間から抜け落ちいることに気がつく。
どうも 私 / 俺 が入れ替わっているようだ。そして、不思議な体験を上手に過ごしていくために、お互いの持つ
スマートフォンに記録するようにしていく。
しかし、一月もすると、これらの夢を見ることがなくなり、スマートフォンの記録もなぜか消えてしまう。
三葉は一時の生活をした、瀧の住む東京を探しに向かい、瀧も一時の生活をした、三葉の住む山深い町を探しに向かう。
これまでの不思議な現象は、三葉の家が糸守町(いともりまち)で代々、氏神の宮水神社神社の神主をしており、
「カタワレ時」、「組紐」、「口歯み酒」、「ムスビ」、「宮水神社のご神体」といったキーワードにより
起こるもののようだが、物語は、これからますます佳境に入っていく。
いろいろな出来事が起こる様子は、現代的な若者の世界で、音楽の進み方もタッチが軽快です。
特に20代前後の人々の共感を呼ぶのではないかと思います。でも私にも、なかなか楽しめる映画でした。
今後の 新海誠監督の作品にも期待したいと思います。