めいすいの写真日記

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映画「蜜蜂と遠雷」

2019-10-07 | 

映画「蜜蜂と遠雷」
 3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。多くのコンクール参加者の中から、4人のピアニストを中心に映画は描かれて行く。天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜いて優勝するのは誰なのか? 

 かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇し、CDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった。7年の時を経て再びコンクールへの出場を決意する。栄伝亜夜20歳。
 「昔は、ピアノが楽しかったし、嬉しかったよなと思って」
 松阪美優・・・実際の演奏のビアニスト 川村尚子
  本選でプロコフィエフのビアノ協奏曲第三番を弾く亜夜

 音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリ、家族の応援を背に最後の挑戦に臨む。高島明石28歳。
「生活者の音楽って何だろうなとずっと考えてた。本当に地に足のついた俺だから出来る音楽」
 松阪桃李・・・実際の演奏のピアニスト 福間洸太朗
  
 完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される。名門ジュリアード音楽院在籍中。完璧な演奏技術と感性を併せ持つマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。
 「クラシックって枠の中にはめられているような気がして。新しいクラシック、それをやりたい」
 森崎ウィン・・・実際の演奏のピアニスト 金子三勇士
 
 養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年。
 先ごろ亡くなった世界最高峰のピアニストからの「推薦状」を持っており、そのすさまじい演奏で見る者すべてを圧倒していく。この演奏スタイルから「蜜蜂王子」と呼ばれている。風間塵15歳
 「世界中にたった一人でも、野原にピアノが転がっていたら、何時までも引き続けていたいくらい好き」
 鈴鹿央士・・・実際の演奏のピアニスト 藤田真央

 日本を代表する実際のピアニストによる演奏は、聴き応えがあり、俳優との演技と良く合っていて違和感を感じさせないところが素晴らしい。
 聴きどころは、やはり今回、この映画のために作曲されたという課題曲の「春と修羅」。
 作曲者は藤倉大さん、私は知りませんでしたが、ザルツブルグ音楽祭、BBCプロミス、シカゴ響から作品を委嘱されたりしていて、2020年にはマルタアルゲリッチにピアノ協奏曲第4番の初演を控えているというから、かなりな人のようです。
 なお、この曲のカディンツァをどう弾くか。亜夜は即興で弾くことになっていますが、4人のカデンツァは、すべて藤倉大さんによって事前に作曲されていたようです。これでは本当はカデンツァとは言えません。映画では、楽譜が空白だったり、巨大なクレッシェンドとディクレッシェンドが書かれたりしていました。
 
 NHKのテレビ「ららら♪クラシック」で特集として「蜜蜂と遠雷」が9月11日(金)に放映され、松阪美優さんと川村尚子さんと藤倉大さんが出演しました。
 映画を見る前に一度見、見た後にもう一度見ました。
 川村尚子さんの演奏を何回か聴き、特に「春と春雷」はやはり、良く出来た曲だと再認識しました。藤倉大さんの作曲の時のエピソードも興味深く感じられました。

 なお、映画で「春と修羅」を亜夜が弾く場面では、ピアノはKAWAIが使われていました。最近KAWAIのピアノは音が柔らかくていいと評判のようです。もちろん各所でYAMAHAのピアノも使われていました。日本の映画ですものね。

四万温泉への旅・・・四万やまぐち館

2019-10-02 | 旅の写真

 四万温泉は群馬県中条町にある古くからの温泉街、埼玉県志木市にある私の家から、関越道の所沢IC→渋川ICを利用して2時間

40分ほどかかりました。渋川ICから1時間以上山奥に向かっていくので、少し遠くに感じます。

 ロビー階に入ると、奥の大きなガラス窓に渓流が見えます。

 私の泊まった部屋は5階の513号室。ここでは、部屋は5丁目513番地というようです。

 部屋からは真下を流れる渓流が眺められます。清流の流れの音が部屋まで聞こえてきます。

ロビー階には巨大な「つるしびな」が飾られていました。本当は「お雛様」の時に飾るものではなかったかしら・・・

 夕食は懐石料理でしたが、あらかじめ多くが並べられていました。

  献立表に沿って料理の写真を並べてみることにします。まずは、食前酒。手前の小さなグラスに入っているのは柚子酒 他に生ビールをたのみました。

先 付 ぎんなん豆腐 海老

前 菜 (右から) 蕎麦の実なめこの芋かけ、鯛酒盗 がっこチーズ、袱紗(ふくさ)焼き 干し柿バター 枝豆

造 里 三種盛り   冷酒 水芭蕉 (群馬県産地酒)

焼 物 陶板焼き (バター焼き) じゃこ天 海老 帆立 青唐辛子 白舞茸 インカの目覚め

差し物 蓮根饅頭の磯辺餡かけ

やまぐち館名物 上州牛すき焼き 舞茸 茶榎木茸 玉葱 白葱 焼き豆腐 白占地茸 糸蒟蒻 丁字麩 生卵

酢の物 津和井蟹 蟹酢

食 事 群馬県産ひとめぼれ 漬 物  留 椀 赤味噌仕立て 豆腐 滑子 三つ葉

水の物 甘酒水羊羹 抹茶ココナツソース

 

食事の後は、女将が読み上げる 紙芝居。26年間もやっているというので年期が入っています。

題名は「赤いろうそくと人魚」(小川未明作)・・・私は知りませんでしたが、青空文庫にあるので有名な話のようです。

紙芝居が終わった後は、女将による館内の案内。

温泉はこの建物にあるところから湧き出ているとのこと。肌がすべすべになる湯で、関東では湯西川温泉について二番目だとか。

この温泉は万病に効く・・・。温泉を飲める場所がある。

大浴場には、立派な薬師観音が飾ってある。露天風呂には奥の岩に「南無妙法蓮華経」の大きな文字か彫られている。

等々いろいろな話をしてくれた