めいすいの写真日記

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映画「鳥」・・・ヒチコック監督作品

2021-01-29 | 映画

                                   NHK BS シネマ 2021/01/27

 突然、人間を襲い始めた鳥たち・・・。華麗な映像テクニックを駆使して理由なき恐怖を描く傑作アニマル・スリラー。

 サンフランシスコのペットショップで出会った弁護士のミッチに好意を抱いたメラニーは、ミッチが母と週末を過ごす小さな漁村(サンフランシスコ州ボデガ・ベイ)に彼の妹キャシーの誕生日のプレゼントの小鳥(ラブ・バード)を持ってひそかに訪れるが、ボートの上でカモメに襲われる。その後、次々と鳥たちが人間を襲い、次第に激しさを増していく。村はとうとうパニック状態に。メラニーが来てから起きるようになったと彼女は「魔女」呼ばわりされる始末。ブレナー家も鳥の大群に二度も襲われることになる。そしてメラニーもついに大けがをする。
 メラニーとブレナー一家はボデガ・ベイの周辺地域から脱出できるのか・・・。

【製作・監督】アルフレッド・ヒチコック
【原作】      ダフネ・デュ・モーリア
【撮影】      ロバート・バークス
【音楽】      バーナード・ハーマン ・ レミ・ガスマン・オスカー・サラ
【出演】      社交界の名士・・・メラニー・ダイエルズ・・・ティッピ・ヘドレン
       弁護士 ミッチ・ブレナー・・・ロッド・テイラー
       ミッチの母親 リディア・・・ジェシカ・タンディ
       ミッチの妹キャシー・・・ヴェロニカ・カートライト
       小学校の先生 アニー・ヘイワース・・・スザンヌ・プレシェット
 【製作国】アメリカ 1963年
 【原題】THE BIRDS 、 カラー

 メラニーはサンフランシスコから100Km離れたボデガ・ベイへスポーツカー(アストンマーチン)を運転して訪れる。

 さらに、ブレナー家へは裏口からこっそりと行くために、モーターボートをひとりで運転していくが、帰り道の桟橋でカモメに襲われて怪我をする。メラニーの訪問に気がついて追いかけてきたミッチがメラニーの手当てをする。

暖炉から大量の雀が部屋に侵入してブレンダー家は騒乱状態になる。その後、鳥たちは去って行く。

烏やカモメでびっしり埋まったブレンダー家の周辺

 鳥への恐怖という映画の主題がありますが、メラニーとミッチの恋愛関係、ブレナー一家、特に息子離れが出来無い母親やキャシーと小学校などの雰囲気。そしてミッチの元彼女のアニーとメラニーの対話、ボデガ・ベイの人々がこの事件についてどのように考えているか、などなど人間関係もよく描かれているといえます。これも名作と言われる所以でしょう。

  製作された1963年というと今から58年前、映画の全てがアナログで作られていたことを考えると、特撮がいかに優れていたかが分かります。多くの鳥が集まっているシーンの撮影もどうやって取ったかと感心せざるを得ません。
 襲ってくる鳥が、カモメであったり雀であったり、カラスであったりしますが、カラスは、まれに本当に人を襲うことがあるので怖いですね。まして、映画の中でずらりとカラスが並んだ様子はまさに恐怖そのものです。
 また、日本ではまだ自家用車を持っている人は限られていたのに、当時のアメリカ社会は進んでいるように感じました。


紅梅の開花・・・ちょっと驚き

2021-01-26 | 

 東京の梅の開花は1月18日という報道がありました。
 志木市ではどうなのかと、今日、新河岸川の親水公園の遊歩道をサイクリングしていたら、
 驚きの紅梅の開花がありました。5分から6分咲きになっています。

 梅の開花時期は、 1/20 ~ 4/ 5頃で、1月中旬頃から咲き出すもの、3月中旬頃から咲き出すものなど、いろいろとあるようです。
桜と違い、咲き方も散り方もゆっくり。
 木の花があまり咲いていない真冬に「梅が咲き始めた」というと「春がすぐそこまでやって来た」という嬉しさがあります。
 近づいて見ると強い梅の香が漂って来ました。 
        東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ
                       菅 原 道 真 (すがわらのみちざね)


大栄翔、優勝おめでとう・・・埼玉県勢、初優勝

2021-01-24 | イベント

大栄翔は埼玉県朝霞市の出身。小学校、中学校と朝霞市、高校は埼玉栄。

東武東上線朝霞駅の改札口に飾られているパネルを、わざわざ撮影に行きました。(4時頃)

優勝はその甲斐もあった?と思います。

朝霞市は私の住んでいる志木市の隣町なので、買い物その他、行き来がある町です。

相撲ファンとして、とても喜ばしいことです。

初場所千秋楽、大栄翔は隠岐の海を突き出しに破り、令和3年初場所の優勝を決める。

賜杯を受けるうける大栄翔。「あんな重いものだとは思っていなかったので、びっくりした」と感想を述べました。


映画「レベッカ」・・・ヒチコック監督作品

2021-01-23 | 映画

                                 NHK BS シネマ 2021/01/20

 巨匠アルフレツド・ヒチコック監督唯一のアカデミー受賞作品。光と影を上手く生かした美しい映像は撮影賞も受賞している。

 モンテカルロで大富豪のマキシムと出会い、結婚した”わたし”は、イギリスのマンダレーへやって来る。しかし、その邸宅は豪華絢爛ではあるが、なぜか活気が無く、事故死した前妻レベッカを慕う使用人ダンバース夫人に冷たくあしらわれるのだった・・・。女性主人公は一人称で語られる。

【監督】アルフレツド・ヒチコック
【原作】ダフネ・デュ・モーリア
【撮影】ジョージ・バーンズ
【出演】ローレンス・オリビエ・・・マキシム・ド・ウィンター
    ジョーン・フォンテイン・・・わたし
    ジョウジ・サンダース・・・ジャック・ファヴェル
    ジュディス・アンダーソン・・・ダンバース夫人
【製作国】アメリカ
【製作年】1940
【原題】REBECCA

 アメリカ人の富豪ヴァン・ホッパー夫人の付き人としてモンテカルロのホテルにやってきた”わたし”は、そこでイギリスの大金持ちであるマキシムと出会い、2人は恋に落ちる。マキシムは1年前にヨットの事故で前妻レベッカを亡くしていたのだが、彼女はマキシムの後妻として、イギリスの彼の大邸宅マンダレーへ行く決意をする。

マンダレーにあるマキシムの大邸宅はまるでお城のよう。

 

マキシムの後妻としてとして初めて訪れた邸宅には多くの使用人が待っていた。

 結婚生活を控えめながらやっていこうとする彼女だったが、かつてのレベッカづきの使用人で、邸宅を取り仕切るダンバース夫人にはなかなか受け入れてもらえない。
 ”わたし”は精神的に追い込まれていくようになる。

食堂で夕食を取るマキシムと”わたし”

暖炉のある居間に入っていく”わたし”

 邸宅の一番立派な部屋は西館二階の海の見える部屋で未使用。前妻のレベッカが使っていた。恐る恐る入っていくがダンバース夫人に見つかってしまう。

 居間で前妻レベッカの手紙を調べていくうちに、”わたし”は仮装舞踏会を自ら開催し、マンダリーの以前の活気を取り戻そうとする。

 ”わたし”は仮装舞踏会の衣装をどのようにしようかと思案するが、ダンバースの薦めにより、階段上にある先祖のキャロライン嬢の肖像画の服装にする。「マキシムもお気に入りの絵だ」ということも聞いたからである。
 しかし、この豪華なドレスを着ている”わたし”を見たマキシムは不機嫌になり、「一体 何のマネだ 何でもいいから着替えてこい 早くしろ 聞こえただろ」と言い放つ。衝撃を受けて西館二階の部屋に飛び込む”わたし”待っていたのはダンバース夫人だった。
 それは、”わたし”の姿があまりにもレベッカにそっくりだったからである。ダンバースの計略にかかってしまったのである。

 「1年前の奥様を見ているようでした」「旦那様の目は奥様を亡くした頃と同じまま」
「夜も眠れず 一晩中屋敷の中を行ったり来たり」「奥様の後釜に座ったつもりでしょうが・・・」「あなたなんか奥様の足元にも及ばないのよ」「奥様がかなわなかった相手は海だけです」「マンダレーから出て行っては?」「奥様との思い出があれば旦那様は生きていける」
 絶望した”わたし”は、この部屋の窓から飛び降り自殺を図ろうとする。

  その時だった。難破船が見つかったという花火が打ち上がる。
「難破船だ 岩に衝突した」「沿岸警備隊を」「入り江に急げ」我に返った”わたし”は浜辺に急ぐ。
 ここから、ストーリーは、予想もつかない方向に急展開する・・・・・・。 

 【感想など】
■映画の題名である「レベッカ」が一度も出てこないことが興味深い。故人だからという理由があるにせよ回想シーンで出て来てもと思わないこともない。
■”わたし”もレベッカと同じ結末になるのではという感想文を書いていた人がいたけれども、そんなことはないと思う。”わたし”の生き様は素晴らしい。まさにラブロマンだと思う。それと”わたし”は美しく、とても魅力的である。
■”わたし”役の フォンテインは『レベッカ』でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、翌1941年に同じくヒッチコック監督作品の『断崖』でアカデミー主演女優賞を受賞した。フォンテインはヒッチコックの監督作品でアカデミー賞を獲得した、ただ一人の俳優となっている。
■最終シーンのマンダレーの邸宅の焼失は、映画「風と共に去りぬ」の火災シーンを思い浮かべてしまった。 


シクラメンとベゴニア

2021-01-20 | 

コロナ禍で室内の花が増えました。冬場はやはりシクラメンです。気持ちが癒やされます。

サクラソウ科シクラメン属の花で、初冬から春まで咲き、お正月に飾られることも多い人気の花でもあります。

品種にもよるようですが、氷点下に下がるとしおれてしまうので、室内に入れておく方が無難です。

水やりは数日に一回多めにあげています。手前に、赤のミニ・シクラメンを添えました。

こちらはベゴニア。秋海棠(しゅうかいどう)科ベゴニア属の花。17世紀、サントドミンゴ島の総督で、

植物学に詳しい 「Begon ベゴン」さんの名前にちなむそうです。開花時期は5月から11月末ま長い間咲き続けます。

霜に当たらず暖かいところなら冬でも大丈夫のようです。


映画「野生の呼び声」・・・2020年

2021-01-18 | 映画

               WOWOW 2021-01-15 

 この山々の一角には、新種の森林狼たちが現れるという。彼等は人間や狼よりも賢い。
 ある犬が群れを率いているからだ。彼等は何も恐れることなく、子供を育て豊かに暮らしている。その犬をただの伝説だと言うものもいる。だが、それは違う。
  私は知っている。人間の側にいた頃の彼を。彼は今、この山に住むが、毎夏になると谷へ降りてくる。覚えているのだ,かっての優しい主人を。それは彼が仲間を見つけ、自ら主となり、野生の呼び声を聞く前のことだ。

 原作は、アメリカの作家ジャック・ロンドンが1903年に発表した冒険小説「野生の呼び声(The Call of the Wild )」
 アメリカの小・中学校の教科書に載り、世界47カ国語に翻訳され、100年以上にわたって愛され続けている名作。なんと本作を含め8回目の映画化である。
  主人公ソートンを演じるのは、「インディジョーンズ」役の名優 ハリソン・フォード
 名犬バックはCGによって描かれています。モデルにしている犬は監督の妻が探したのだとか。

 バックはカルフォルニア州ミラー判事の家の飼い犬。やんちゃな犬で近所でも有名であった。
 ゴールドラッシュに沸く時代で大きな犬のため、そり犬として目を付けられ誘拐されてしまう。

 バックは列車に乗せられ、北へ北へと運ばれる。

さらに船に乗せられて、アラスカ州スキャグウェイ、ユーコンへと続くはるか辺境の地まで連れられて来る。これまで住んでいた場所とは違い、極寒の地でもあった。

 バックは売られ、郵便配達の犬ぞりメンバーとして連れて行かれる。
 主人のペローとフランスワーズは、港町からドーソン・シティまで郵便物を届ける仕事をしていた。
 犬ぞりのリーダー・スピッツは、気性が荒くプライドの高いボスである。バックはハーネスを付けられ、始めは犬ぞりの後方に繋がれた。
 犬ぞり隊は氷が張った川の上を慎重に進みます。メキメキと音がした時でした。氷が割れ、フランスワーズが氷水の中に落ちてしまいます。バックは、その後を追い、氷の中に飛び込み、彼女を助けます。

 次第に頭角を現し、持ち前の体力と純真な性格で仲間の信頼を得て行くバックとスピッツとについに対立が始まる。最終的に闘い破れたスピッツは去って行きます。

 大規模な雪崩が起き、リーダーのバックはペローの指示には従わず、洞窟の中を通り見事に雪崩をよけて進みます。

 これらの様々な危機の場面には、いつも黒い狼が側にいてバックを助けます。オーロラがとても綺麗です。

 バックがリーダー犬になり,その見事な走りで、これまでなかった郵便を時間内に届けるのに成功する。

 バックの郵便配クルーは、町中の人気者になった。犬ぞりにも慣れ、仲間たちと雪原を走るバックは生きがいを感じるようになった。しかし、好事魔多し、郵便ぞりは電報の導入により、廃止となってしまう。
 バックたちの犬ぞりを次に買ったのは,ハルという飼い主だった。犬ぞりの経験の無いハルは虐めを加えるばかりだった。

 疲れ切ったバックを助けたのは、これまで何回か顔を合わせていたソートンだった。二日間眠り続けて回復したバックと息子を亡くしていたソートンは、息子の夢であった、地図にのっていない未開の地への冒険を決意するのだった。・・・・・

【感想】

 アラスカの豊かな自然、雪とオーロラ、澄んだ川の流れ、トナカイ、熊、サケなどの魚、鳥・・・,美しい理想郷に映画を見ている人々は引き込まれます。
  犬たちの動きはCGで描かれていますが、人間的な行動をするところがあります。そのことが話が分かりやすくする面もありますが、これまでに動物のままの動きで作られた映画に比べるとどうなのか知りたくなるところもあります。


出雲大社 埼玉分院への初詣 

2021-01-16 | 祭、神事

                                        令和3年1月16日

 出雲大社は、島根県出雲市にあります。日本最古の歴史書である「古事記」と「日本書紀」に記されている日本最古の神社の一つで「大国主命(おおくにぬしのみこと)」がお住みになる場所です。広く「だいこく様」という名で、縁結び神として知られています。
 本来は、島根県出雲市まで出かけていかなければなりませんが全国に分祀・分院などかなりの数があり、お参りが出来ます。
 関東地方には、「出雲大社東京分祠」、「出雲大社埼玉分院」「常陸国出雲大社」「出雲大社相模分祀」と4つあります。
 

「出雲大社 埼玉分院」(埼玉県朝霞市本町2-20-18)は東武東上線朝霞駅南口より徒歩5分」と交通至便な所にあります。私達は家から車で20分ほどなので車にしました。
 女房が昨年お参りしたところ、良いことが続いた・・・のでお礼のお参りに行きました。私は初めてです。
 埼玉のちいさなお社ですが、大きなご縁を結ぶことが出来るようです。
 昨年(令和2年)、建立し直したということで新しい雰囲気が漂っています。

 しめ縄が出雲大社らしい姿を見せてくれます。
 参拝について他の神社とは異なることが2つあります。
1.縁結びは赤口の日が良縁を結べる日
      特にお昼頃(午前11時から午後1時頃)が最も良い時間帯だそうです。
  なお、赤口は陰陽道では、六曜のうち仏滅に続く良くない日で、赤舌神という鬼が司る日で凶日とされています。
2.参拝方法
  二拝 四拍手 一拝 となっています。普通は 二礼 二拍手 一礼。

 身代わり大国主大神。だいこくさまに調子の悪いところや気になるところを
  なでると御利益があるということで、私は「足の部分」と「打ち出の小槌」に触りました。


映画「白い恐怖」・・・ヒチコック監督作品

2021-01-13 | 映画

                            NHK BS シネマ 2021/01/13 

過ちの理由は運命ではない 我々自身だ  -シェークスピア

 サイコ・サスペンスの名作、女医のコンスタンスが勤務する病院に,新院長としてエドワード博士が赴任してきた。コンスタンスはエドワードに一目ぼれするが,彼には,白地に縞〈しま〉のある模様を見ると,精神が不安定になる不可解な症状があった。

【監督】アルフレード・ヒチコック
【音楽】ミクロス・ロード            
【出演】コンスタンス(女医)・・・イングリット・バークマン
    ジョン・バランタイン(彼)・・・グレゴリー・ペック
    マーチソン院長・・・レオ・G・キャロル
    ブルロフ博士(コンスタンスの師)・・・マイケル・チェーホフ

   コンスタンス(イングリット・バークマン)とバランタイン(グレゴリー・ペック)

  やがて彼はエドワード博士とは別人であることが発覚する。本物のエドワード博士はどこにいるのか?殺人の疑いの眼は「彼」に向けられるが、病院の勤務医であるコンスタンスは「彼」の無罪を信じ、2人は協力して精神異常の発作原因である「彼」の記憶を辿っていく・・・。
  イングリッド・バーグマンの絶頂期の作品といわれ、美貌と演技力がともに十分発揮されている。
 精神に異常をきたしている人物ジョン・バランタイン「彼」は【ローマの休日】の頃よりも若いグレゴリー・ペックが演じている。

    ダリの絵(1)

   ダリの絵(2)

主人公が夢で垣間見る印象的な幻想シーンはサルバドール・ダリが参加している。

                           アカデミー作曲賞受賞作品


NHKニューイヤーオペラコンサート2021

2021-01-04 | オペラ・バレエ

  今年も、恒例の「第64回ニューイヤーオペラコンサート」が1月3日に行われました。
 (出場者名・・・敬称略)

 コンサートのテーマは「希望を歌う」
 司会者は森田洋平アナウンサー、秋本才加。
 管弦楽は、広上淳一指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
 広上淳一は、年末にNHKのクラシック番組によく登場していたので親しみが持てます。

 放映されたオペラの曲目のうちから13曲を掲載しました。

■ オープニング

 オープニングはベートーヴェン作曲 交響曲第9番第4楽章から「歓喜の歌」が賑やかに歌われました。昨年の2020年12月はペートーヴェン生誕250年ということもあって盛り上がりました。

プログラム前半

■ プッチーニ作曲「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」

テノールの歌い始めはプッチー二の名曲。カラフ役の宮里尚樹が素晴らしい声で熱唱しました。
トゥーランドット姫を手に入れたと確信したカラフは「勝利は私のもの」と力を込めて歌います。

■ ベッリーニ作曲「清教徒」

 美しい旋律で知られるベッリーニ34歳の短い生涯の最後の作品。実はこのオペラ、「ノルマ」と夢遊病の女」は見ているのだが、見ていない。METで公演するのを待っています。
「ラッパの響きが聞こえ」上江隼人、妻屋秀和の二重奏は見事。   

■ ヴルディ作曲「椿姫」

ソプラノの歌い始めは、伊東晴。「ああ、そはかの人か~花から花へ」。これもヴェルディの名曲を見事に歌い上げました。さすがに素晴らしい歌唱でした。

 ■ ヴェルディ作曲「トロヴァトーレ」

「見よ 恐ろしい火よ」を歌う笛田博昭。このオペラは「椿姫」、「リゴレット」と並びヴェルディ中期の傑作。

■ ヴェルデイ「リゴレット」

「 麗しい人の名は」ジルダ 幸田浩子 円熟味を増した歌声を聞かせてくれました。

「女心の歌」より「 風の中の羽のように」 マントヴァ伯爵 望月哲也

■ ワグナー作曲 「タンホイザー」

巡礼の合唱「ふるさとよまた見る野山よ」 

■ ピアノ 反田恭平

   チャイコフスキー作曲・リスト編曲「エウゲニ-・オネーケギン」からポロネーズ
     シューマン作曲・リスト編曲「献呈」

 若きヴィルトーソといって良いピアニスト反田恭平の名演奏。貫禄も出て来ました。今、最もチケットが取りにくいピアニストの一人と言われています。

プログラム後半

■ ビゼー作曲「カルメン」

「恋は野の鳥」 カルメン役、メゾソプラノ林美智子の十八番、聴き応えがあります。

「花の歌 お前が投げたこの花は」 悲劇に向かって突き進んでしまうドンホセを村上敏明がうたいます。

■プッチーニ「マノンレスコー」

マノン・レスコーの歌「はなやかに着飾っても」
砂川涼子が雰囲気をかもし出して魅力的に歌い、とても感動しました。

 ■ グノー作曲「ロミオとジュリエット」

 ジュリエットのワルツ「私は夢に生きたい」を歌う森谷真理

■ プッチーニ「蝶々夫人」

 オペラコンサートの定番「ある晴れた日に」
 海外でも活躍する大村博美、さすがに落ち着いた美声を聞かせてくれました。

■ ジョルターノ「アンドレア・シェニア」

フランス革命の時代、実在の詩人シェニエと伯爵敷く令嬢の永遠の愛を描いたオペラ。
シェニエのアリア「ある日、青空をながめて」を歌うオペラ界の大御所。

 ■ ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

  上演に 4時間半もかかる長編のワーグナーのオペラ。彼の作品としては、唯一、明るい楽劇

 「親方たちをさげすんではならない」を歌う ザックス・妻屋秀和

(フィナーレ)

■ヨハン・シュトラウス作曲「こうもり」から「ぶどう酒の燃える流れに」

 NHKのニユーイヤーコンサートも、年々魅力が増してきています。今年もおおいに楽しむことが出来ました。
 こうしたガラ・コンサートを聴くと,これまで見たことのないオペラなど、このコンサートで聞いたアリアを
聞く時に理解が深まるという効果があります。そうしたことも長所のひとつでしょう。


2021年箱根駅伝・・・ 総合優勝は駒澤大学

2021-01-03 | イベント

  2021年、第97回箱根駅伝が8時スタート。歴史と伝統の人気スポーツは、年を追うごとに人気が上昇しヒートアップ、さらに大きな注目を浴びるレースとなっている。
 コロナウイルスの影響を受けながら,開催にこぎ着けた今大会の前評判は青学大、東海大、駒大の3強といわれている。その中で東海大が今一歩リードか?
 また、1年生にも逸材がいる。箱根予選会で日本人1位になった順大の三浦、5000mのU20日本新の中大の吉井ど、どんな活躍が見られるか楽しみである。
 どこのチームが栄冠を手にするのか。どんなドラマが待っているのか。興味が尽きない。

3区、優勝候補の東海大・一年の石原が区間賞で首位に立つ。

4区、創価大の島津が、5.7Km付近で東海大の佐伯を抜いて首位に立つ。

往路優勝は創価大学。常に安定した走行をし、5時間28分09秒で栄冠に輝いた。

復路のスタート、一位で創価大学がスタートした。どこまで逃げられるか?興味が持たれる。

 創価大は安定した走りで復路のうち、9区までは一度も首位を明け渡すことなく、9区では石津が区間記録で10区小野寺にタスキを渡し、2位の駒澤大に3分以上の差を付け総合優勝は確実と思えたが・・・。

最終10区、駒澤大の石川、ゴール近く20.9Km付近で創価大をとらえ首位に立つ。創価大の小野寺は区間20位と沈んだ。

駒澤大学が、執念で13年ぶりの総合優勝を飾った。復路優勝は青山学院大学で、往路12位からの意地を見せた。


忠臣蔵 1958年

2021-01-01 | 映画

                               NHK BSシネマ 2020/12/30

 江戸の昔から、日本人の大好きなドラマといっても良い「忠臣蔵」。大石内蔵助を演じる長谷川一夫始め、1958年当時の日本映画界を代表するオールスターキャストで映画化された時代劇大作である

【製作】永田雅一
【監督】渡辺邦男
【配役】
大石内蔵助・・・長谷川一夫
浅野内匠頭・・・市川雷蔵
岡野金右衛門・・・鶴田浩二
赤垣源蔵・・・勝新太郎
大石主税・・・川口浩
吉良上野介・・・滝沢修
女間者おるい・・・京マチ子
大工の娘お鈴・・・若尾文子
瑶泉院(内匠頭正室)・・・山本富士子

製作年 1958年、大映
上映時間 2時間49分

【忠臣蔵 前編】

元禄14年、江戸城の松の廊下で、浅野内匠頭は度重なる侮辱に耐えかね,勅使接待役指南の吉良上野介へ刃傷におよぶ。幕府では、上野介派の老中柳沢出羽守により内匠頭の即日切腹という処分が採決される。悲報に接した赤穂藩の家老大石内蔵助は仇討ちの決意を秘め、浅野家再興を願い出るが,嘆願書は却下される。仇討ちは不可避となるが・・・

江戸城松の廊下で浅野内匠頭は吉良上野介に斬りかかる

城内での刃傷は喧嘩両成敗となるのが普通だが、内匠頭は即日切腹となる。

しかも5万3千石の大名にはふさわしくない庭先での切腹だった

事件を知らせるため、江戸から赤穂への早駕籠が飛ぶ

城内では切腹をするという内蔵助の命があるが、実は内蔵助の意は仇討ちであった

その後、半年ほど内蔵助は祇園の茶屋で遊びほうけた。しかし、それは患者の目を欺くためだった

【忠臣蔵 後編】

いよいよ赤穂の士たちは江戸に集合。上野介が越後へ旅に出るという噂が流れたが、これも赤穂浪士を一網打尽にするための虚偽と内蔵助は看破し、はやる同士を抑える。やがて,吉良屋敷の絵図面を手に入れた赤穂浪士47人は、12月14日、降りしきる雪をついて,ついに本所吉良屋敷へ討ち入る・・・。

 討ち入りの祭には改築を続けた吉良屋敷の絵図面が必要になった。岡野金右衛門は大工の娘お鈴が恋人だった。が、彼女に絵図面の入手を頼むのは、真実の恋がその方便だと受け取られそうでいやだった。しかし、彼女は判ってくれて絵図面は手に入った。

 吉良家の絵図面を前にしての打ち合わせ

討ち入りの日が14日と決まり、決行当日、内蔵助は瑶泉院のもとを訪ね、ひそかに別れを告げたが、間者を恐れ決行のことを言わなかった。帰り際に仏壇に残した血判状を見て瑶泉院は討ち入りを知る。

 赤垣源蔵、徳利の別れ

 47氏はそば屋の2階から出陣した

吉良上野介邸に集合した赤穂浪士たち

山鹿流の陣太鼓を打ち鳴らす大石内蔵助

 壁に貼り付けられた口上書

清水一角と岡野金右衛門との戦い

討ち入りの時間は相当かかったが、ついに炭焼き小屋から上野介を引きずり出した

 四十七士は両国橋まで引き揚げてきた。その橋の脇に瑶泉院の姿があった

【感想】

 キャストが揃っているだけでなく、いろいろな場面での演技が素晴らしかった。特に女性の衣装が豪華でみばえがした。建物の出来映えも納得が行くもので見事な時代劇になっていたと思う。こうした大型の時代劇は、現代では作るのが難しいのではないか。しかし、大スターの中には出番が少ない時間なので、実力を出来無い人もいた。子供の頃、「山本富士子さんは日本一の美女」と聞いていたが,その真価がこの映画でわかった。


お正月料理 ・・・ 令和3年

2021-01-01 | 家での食べ物

令和三年が始まりました。お屠蘇で今年が良い年になりますよう願いました。
その後、お雑煮を食べました。久しぶりに鯛も飾りました。なお、おちょこのひとつは女房の手元です。
 
 おせち料理は例年通りです。ただ、伊勢エビの代わりのロブスターが登場しました。