めいすいの写真日記

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南部アフリカの旅

2014-05-23 | 旅の写真

今日の午後、成田から南部アフリカの旅に出かけます。今回の旅の主な目的は、

1.ヴィクトリアの滝を見る。
    イグアス、ナイアガラと共に世界三大瀑布の一つ。3月から8月は最も水量が多く見頃。
  NHKのBSハイビジョンで、ビクトリアの滝は何度か見ているけれど、ヘリで上空を約15分飛ぶことになって
  います。
2.南アフリカの野生動物を見る。
  特に、ビッグファイブといわれる「水牛、象、ライオン、ヒョウ、サイ」が写真に撮れるかどうか。
  こちらも、4月~10月は乾期でサファリのベストシーズン。サファリルックの服装、300mm望遠で
  出来るだけ多くの写真を撮りたいと思います。

ガイドブックを見ながら、ただいま旅の予習中です。

南半球は、北半球の反対なのでこれから冬に入ります。ただ、ガイドブックの暖かい服装をという話と、
意外に熱いという添乗員さんの事前の電話の話で、スーツケースの衣料が多くなってしまいました。


天丼・・・「鯉清」埼玉県志木市

2014-05-22 | 外での食べ物

明日から10日間の南アフリカの旅に出ます。少しの間、和食を食べられなくなるので、近くの「川魚料理店 鯉清」を
訪れました。この店は、名前の通り鯉濃(こいこく)や鯉の洗い等、鯉料理の老舗です。

前にも、このブログに川魚料理「鯉清」・・・埼玉県志木市として載せたことがありますが、今日は天丼を食べることにしました。
海老天、イカ天、インゲン天、サツマイモ天の天丼で、なかなか食べがいがありました。

今日は平日ということもあって店内はスイテイマシタ。庭のカラーや石楠花の花がきれいに見えました。


うなぎ 佐原「山田・別館」と伊能忠敬

2014-05-14 | 外での食べ物

銚子からの帰り道、水郷の街として知られる佐原を訪れました。佐原は鰻料理も有名です。

なお、佐原市は今は香取市と合併し香取市になっています。

この日は、祭日の次の日ということで「山田」の方は、お休みでした。しかし別館は営業中、しかも別館の方が人気があるらしい。
頼んだのは直鰻重(上)。見ても分かるように、うなぎが重からはみ出し、蓋が斜めになって出てきます。ボリューム感たっぷりです。
蒸しを控えめに行っているとかで、口の中でとろけるような柔らかさ、今までに食べたことのないような美味しさです。

なお、この店の鰻重の直鰻重との違いは、同じ重でも鰻と御飯が分かれていることです。

佐原と言えば、「伊能忠敬」が隠居し測量を始める前、醸酒業や米穀薪炭販売などを営み、名主、村方後見の役として活躍していた街です。
「鰻の山田」は佐原で江戸中期から営業しているというので、店の人に「伊能忠敬がこの店に鰻を食べに来ていたか」と聞いてみました。

そうしたら「江戸時代は新町に店があり、伊能忠敬の家の近くだった。忠敬は毎日のように店に食べに来た」との話がありました。
忠敬の家業を発展させた働き、そして全国の地図を作成していった業績は、栄養価の高い「鰻」を食べていたことによるのではないか!
そのことは、たぶん何の書物にも載っていないと思いますが ・・・・・。

高齢者の星、日本実測全地図作成の伊能忠敬像。
東京江東区富岡の「富岡八幡宮」で撮影。
全国の測量に10回旅立ったがそのうち8回は、富岡八幡宮に安全祈願しました。
 

銚子市・外川の風景

2014-05-12 | 旅の写真

外川は江戸時代初期に紀州の崎山治郎右衛門によって築かれた港町。外川沖はタイやヒラメの釣り場でもあります。

碁盤の目の街並は、すでに江戸時代に作られていました。

当時の石畳の道はコンクリートのブロックに変わりましたが、通りの名前の銘板が埋め込まれています。

港に至る道はかなりの急坂です。

朝ドラ「澪つくし」は外川がロケ地。主人公かをる(沢口靖子)の見合い話が進み、3日後に結納という時、異母姉妹で姉の律子が、恋人惣吉
の乗る利根川丸が遭難したというラジオの放送があった(実は律子の作り話)と、かをるに告げます。血相を変えて家を飛び出すかをる。
外川駅で降り、この急坂を駆け下りて浜に出るシーンが印象的です。

ちょっと、整備されていない横道がありました。

傾いている、かなり年代物の倉庫?が目にとまりました。

外川漁港、奥に「千騎ヶ岩」。 この岩は、源義経が千騎の兵をもって立て篭もったところから、この名が付いたといわれています。

外川港から市街へは登り道。

外川の街の商店街では目刺しを作っている家がありました。

榊原豆腐店(銚子市外川町2-10927、TEL0479-22-9557)は明治42年(1909年)創業の老舗店。

「一心通り」の起点にあります。普通の豆腐の他、「豆乳プリン」など各種豆腐を作っていました。
「豆乳プリン」は店先のベンチで食べられます。ほかに銚子電鉄で販売している豆乳ジェラートの豆乳を作っているとのこと。

「豆乳プリン」には、「藻塩にがり」を使用しているとの説明をしてくれました。

藻塩にがりは、ホンダワラという海藻を長時間煮詰めて採取されます。
ヨード分が多く、カルシウム・マグネシウム・カリウム・ミネラルが豊富です。
一般的なにがりに比べて、塩分濃度が低く、まろやかなうまみがあります。

「大納言豆乳プリン」は、250円。「黄な粉は細かく、喉に入った時むせやすいので注意して下さい」と言われました。
なかなかの味で、大納言(小豆)とともに食べると美味。でも黄な粉には、やはり、むせました。


外川駅と朝の連続テレビ小説「澪つくし」

2014-05-11 | 旅の写真

私が銚子市外川を今回、訪れることになったのは、時々参加するフォトスクールの撮影会が5月中旬に外川で行われることを知り、
それならば、すぐ近くの犬吠埼で一泊し、自分だけで、ゆっくりとカメラを持って訪ねて見ようと思ったためです。 

外川駅は、銚子電鉄で銚子駅から6kmほど。犬吠駅は隣の駅。外川は、もともとは銚子港として江戸の昔から栄えていました。
戦後しばらくしてから、銚子港は銚子市街の方が大きくなりました。
外川は今も漁港として残り、碁盤の目のような街並と、急な坂が独特な雰囲気を醸し出しています。

ところが、外川駅に着いてみると、ここが「澪つくし」のロケ地であったことが、思わぬ出来事となりました。

「澪つくし」は1985年(昭和60年)4月から10月に放映されたNHKの朝の連続テレビ小説。

大正末期から終戦後の昭和にかけての激動の時代、千葉・銚子の醤油醸造家を舞台に、旧家の娘・かをる(沢口靖子)と
網元の長男・惣吉(川野太郎)との純愛を軸に描かれたドラマ。フレッシュなコンビが大人気になりました。
今も「科捜研の女」などで活躍する、若き日の沢口靖子の美貌と可愛らしさは圧倒的です。
脚本:ジェームス三木。音楽:池辺晋一郎。他に桜田淳子、津川雅彦、加賀まりこ等が出演。

「澪つくし」の期間平均視聴率は44.3%、番組最高視聴率  55.3% で、それ以前に放映された「おしん」や「おはなはん」など、
には及びませんが、朝の連続テレビ小説で、それ以降の30年間に、この視聴率を超えたものはありません。
ここ10年ほど、どの番組も期間平均視聴率は、10%後半から20%前半となっています。

「澪つくし」が大ヒット作品となり、純愛ブームが巻き起こって、いかに国民が熱狂したかが、よく分かります。

駅には、撮影当時に使われていた電車がありました。

実は、この「澪つくし」の動画が、今日現在(2014年5月11日)、Yutube にスペシャル版が載っています。全5回で1回あたり1時間15分。
2013年の9月のアッフロード。

私は、このドラマを見た記憶があるのですが、ストーリーは殆ど記憶にありませんでした。銚子市・外川から帰った翌日にYutubeにあることを
知り、見始めたら、強く惹きつけられて、一気に全部を見てしまいました。
ちょっと恥ずかしいのですが、あまりの感動に涙を流してしまったことが何度もありました。
ただ、キャストが良かったのは言うまでもありませんが、その素晴らしさはジェームス三木の脚本によるところが多いと言えるでしょう。

番組の冒頭は、次のような語りから始まります。
「 恋は危険な訪問者である。人を傷つけ、鎖につなぎ、熱い涙を流させる。時には甘い顔をして 油断させ、突然、不幸の海に突き落とす。
しかし人は誰でも恋を待っている。恋に巡り会わない人生は、むなしく寂しい。」
この語りは初めは、ちょっと番組には不釣り合いの気がしたのですが、見終わった後は、「言い得て妙」と思いました。

外川の駅近く、外川の本通に面して「外川ミニ郷土資料館」がありました。「中に入ったら、声をかけて下さい」と書いてあったので
「お邪魔します」と言いました。そうしたら、女性の方が出てきて、外川の街の詳しい説明をしてくれました。


家康の利根川の東遷で銚子が河口になってから、岩盤の多い外川の周辺の海が絶好の漁場となった。
漁師は紀州(今の和歌山県など)から、すべて渡ってきて、漁で潤う豊かな街となった。


一方、醤油は関東にはなく、銚子の醤油も紀州の人が始めた。そして、高級品である醤油を将軍家に納めることになった。
その後は、日本軍の基地や御用邸などが出来て、銚子は大いに賑わう街となった。
しかし、太平洋戦争で犬吠埼の灯台を目指してアメリカの爆撃機がたびたび来襲、大空襲により銚子市街は焼け野原になってしまった。

こうした、漁港や醤油工場など、銚子市の時代背景を知ると、「澪つくし」のドラマが身近になります。
もちろん、かをるの夫となる網元の惣吉の家も、外川の地にあるという設定になっています。
実際に目にした君ヶ浜や犬吠埼の灯台、外川駅、外川の街並がドラマに出てくるので、さらに身近になりました。

また、醤油製造元の山兆の社長、坂東久兵衛(津川雅彦)の二号さんの娘である、古川かをるは、番組はじめでは銚子高等女学校の4年生。
入学が難しいため地元では超エリート。制服の袴の下に着いた白の三本線は、当時あこがれの的だったとのことです。

「澪つくし」についても、詳しく説明してくれました。スタッフが1年ほども外川に滞在していたそうです。
ロケの時のスナップ写真や解説本もあり、見せてもらいました。
「せつなく、かなしく・・・・・ 銚子を舞台に描く、鮮烈な愛のドラマ」と左側に書かれてあるのも、解説本にピッタリ。

解説本の中身、写真に写しただけで、この時はまだ、動画を見ていなかったので、本は読まなかったけれど
今なら、少々時間がかかっても、熟読させてもらったでしょう。

なお、「澪つくし」とは、小舟の航路を示し、座礁しないようにするための標識。
番組のラストシーンに近い場面で、惣吉がかをるに対して、「澪つくしのように、かをると子供達を身を尽くして守りたい」とプロボーズします。


銚子電鉄の犬吠駅と犬吠埼灯台

2014-05-11 | 旅の写真

ローカル線にもかかわらず銚子電鉄の犬吠駅は、近代的な駅となっています。近くに犬吠埼の灯台やマリンパーク、君ヶ浜の海水浴場
などがあり、観光地となっているからでしょう。中に入ると広いお土産品売り場があります。

手前「ぬれ煎餅」は、銚子電鉄が廃線の危機にあった時に、この煎餅を売って乗り越えた ”有名なお土産” です。
売り場では煎餅を焼いていて、醤油をつけて、暖かいまま食べることも出来ます。私も一つここで食べました。
奥にあるのは「ぬれ最中」、あんが別になっていて食べる時に電車の形をした最中の皮に詰めます。あんには醤油が少し入っています。
銚子は醤油の街ということだからでしょう。これが美味しさを引き出しています。あんが別になっているため、食べるとぱりぱりと食感が良い。
他に真ん中にある、「鰯とサンマの佃煮」を売っていたので買いました。営業努力をしている銚子電鉄にささやかながら協力しました。

犬吠駅のホームに止まる電車。

その後、犬吠埼灯台へ行きました。日本を代表する灯台で、「世界の灯台100選」、「日本の灯台50選」になっています。
入場終了時間の4時を少し過ぎていましたが、入れてもらえました。

入場券。右手に君ヶ浜が広がります。左手奥が止まった犬吠埼ホテル。

灯台の上からは眺めが良く、広い海が見渡せます。

眼下には、磯が広がります。銚子には利根川が流れ込むためプランクトンが多く、周辺はこうした岩場が続くため、好漁場になっています。

構内には「犬吠埼灯台資料展示館」があります。これは大型一等レンズ。犬吠埼灯台と同等のレンズで、沖の島灯台
(福岡県宗像市)で使われていたもの。高さ2.53m、直径3.03m、装置全体の高さ5.15m、レンズの重量2.65t。
レンズの全容を見れるのは全国でここだけと書いてありました。


犬吠埼ホテルと料理

2014-05-10 | 旅の写真

「絶景の宿」がキャッチフレーズの犬吠埼ホテルに宿泊しました。ホテルは2人一室、2組で宿泊しましたが、オーシャンビューが出来、
和室の二部屋はゆったりとしていました。男性用露天風呂から太平洋と犬吠埼の灯台が見えました

このホテル、玄関横でペンギンが歓迎と見送りをしてくれます。近くの犬吠埼マリンパークから出張してくるらしい。

ここからは、日の出をよく見ることが出来ます。この日の日の出の時間は午前4時39分。ホテルの庭から撮影しました。
しかし、晴れてはいたのですが水平線には少し雲がかかっていました。
どこから日の出があるかを調べておいて、海岸に出て犬吠埼の灯台を入れて撮ればもっと良い写真が撮れたと思います。
犬吠埼は、場所によっては180度以上の展望があり、地球が丸く見えると言われています。ホテルの屋上も午前4時から開放されていました。

夕食はレストランの個室で取りました。
手前から、白魚と青菜のおひたし。江戸前にぎり寿司。お造り三種盛り(刺身)、右 金目鯛幽庵焼き、鶏肉と野菜、左 鰯のつみれ鍋

小芋、厚揚げ、椎茸、蓮根、茄子の煮物

この日のハイライト、伊勢エビの鬼殻焼き

同じく、アワビのバター焼き

茶碗蒸し

桜エビ御飯、アサリの味噌汁、香の物

デザートは、西瓜とケーキ

従業員はとても親切で雰囲気はとても良く、料理は美味しく食べられて、とても満足のいくホテルでした。


犬吠埼マリンパークのイルカのショーなど

2014-05-09 | 旅の写真

イルカのショー。さすがにイルカは能力が高く。様々な芸を見せてくれる。ジャンプ力も半端でない。
ショーの前に客席の前まで水が飛ぶので、くれぐれも注意と繰り返し言われます。

この水槽には2匹のアザラシがいて、いろいろな芸を見せてくれた。もう1匹は右上にチラリ。

私の住む志木市の荒川に以前、アザラシが何日か姿を見せてことがあります。
新聞やテレビに取れ上げられてフィーバーとなり、市では「あらちゃん」というゆるキャラまで作りました。

フンボルトペンギン。このペンギンは南米のチリなどに生息し、暑さに対しては耐久性を持っている。その代わり他のペンギンと異なり、
寒冷地には弱い。

一日に2回、食事をする。1匹に鰯を5、6匹与えているようだ。

すぐそばに、ペンギンとにわとりの玉子が並べてあった。すこし、ペンギンの方が大きい。
ただ、にわとりの卵は食べる気はするけれど、ペンギンの卵というと気は進みませんね。


犬吠埼マリンパークの魚

2014-05-08 | 水族館を訪れる

6日の昼食後、近くの犬吠埼マリンパーク(千葉県銚子市犬吠埼9575-1)を訪れました。イルカのショーを見るための施設と思って
いましたが、中には水族館があり、展示も充実していて楽しめました。
しかし、水族館の魚を撮すのは意外に難しい。館内は暗く、魚には動きがあるから。失敗写真が多い中、比較的良く撮れた写真をいつくつか。

アマゾン川に住む「コロソマ」。身体は大きいが草食系でおとなしい。歯が固く、クルミの実を割ることが出来るようです。

「タマカイ」。インド洋から大西洋に住む魚。超大型魚で2mを超すこともある。肉食。口が大きく、小さなサメやウミガメの子など、
さまざまな海生生物を餌としている。 絶滅危惧種でIUCNレッドリストの「Vulnerable 危急」になっている。

ご存じの「ピラニア」。アマゾン川など南アメリカの熱帯地方に生息する肉食の淡水魚。川を渡る牛などを集団で襲い、食べ尽くしてしまう。
大きさは20cm~50cmほど。

館内にはピラニアの歯が飾ってありました。

「サラサハタ」。身体全体に黒い水玉模様が散らばり、とてもおしゃれな魚。東シナ海からインド洋にかけて分布。食用になる。

「エイ」の泳ぎはとても優雅です。こうした魚は釣り上げる時に、とても引きが強い。

裏側を見ると、とても面白い顔のよう。

「ブラチナホワイト・エンゼルフィッシュ」。大きさは15cmほど。最近になり、大量に流通し出した改良新種。
丈夫で美しいエンゼルフィッシュである。

「エレファントノーズフィッシュ」。ナイル川流域にに生息している。全長20cm。象の鼻と名前が付いているが、ながいのは下唇である。
暗いので、ピントが合わず撮影に苦労、何度かやり直してやっと撮すことが出来た。


銚子市君ヶ浜 レストラン「ベイ・ハウス」

2014-05-07 | 外での食べ物

古い港町であり、銚子電鉄の終点である外川を訪れることを主な目的とし、犬吠埼ホテルに泊まることにしました。家を6日午前10時に出発し
犬吠埼に着いたのは午後1時少し前。犬吠埼ホテルの真下にある、カフェレストラン「ベイ・ハウス」で昼食を取ることにしました。
すぐ目の前に君ヶ浜という海岸があり海が広がって、眺めは見事です。後のベージュの建物が犬吠埼ホテル。

レストランの窓から左手、君ヶ浜の奥を望んだ写真。この日の天気は曇りでした。

こちらは三色ドリア。カレーとパンプキンとベーコン・エッグの三色。ホワイトソースが手作りということで、舌ざわりもよく、とても美味しい。

この店の一番人気の鰯のパスタであるアラビィアータは残念ながら、この日は鰯の材料がなくて作れないとのこと。
そのため、和風きのこスパゲッティを頼みました。味は良かったのですが、量が少なくて、値段はちょっと高めでした。


富岡製糸場・・・世界遺産登録へ

2014-05-04 | 見学記

 世界遺産登録の見通しが開けた「富岡製糸場」。このゴールデンウィークには多くの人が訪れているようです。
以前、元職場の人達と一緒に訪れたことがあるので載せることにしました。

 富岡製糸場は、明治初期の殖産興業の代表的な工場。フランス人ポール・ブリュナが指導者として雇われ、
建設事業から製糸の先進的な的な手法を教えました。フランスの製糸技術など産業全般がいかに高度だったか
も知ることが出来ます。

 入口から入ると正面にあるのが重要文化財の「東繭倉庫」で、明治5年の建築で、木材の骨組みの間に煉瓦積みを並べる「木造煉瓦造
の珍しい建物です。また長さは104.4m、はば12.3m、高さ14.8mでかなり大きい。

その東繭倉庫前での記念写真。

 この建物、正面向かって右手内部は、ガイダンス展示となっています。さらに正面通路を通り抜けると奥には
同規模の「西繭倉庫」があり、これも重要文化財となってます。

 そして、富岡製糸場の最も重要な建物である繰糸場。これも重要文化財になっています。
建物規模は長さ140.4m、幅12.3m、高さ12.1m。

 繰糸場の内部。繰糸場は繭から生糸を繰る作業が行われていた場所で、創業当初はフランス式の製糸器300釜が設置され、
 世界最大規模の工場でした。現在の機械は昭和40年代当時のものが置かれています。
 建物の屋根の部分は「トラス構造」になっていて、当時の日本の建築技術にないものでした。

 「女工館」は重要文化財で、日本人の工女に糸繰りの技術を教えるために雇われたフランス人女性教師の住居です。
 天井は格子状に組まれたり、二階のドアなどは西洋風で、当時の日本建築にはないものでした。
 他にも、検査人館、指導者ポール・ブリュナが家族とともに暮らしていたブリュナ館が重要文化財となっています。
 製糸工場というと「ああ、野麦峠」などで知られる「女工哀史」など暗いイメージが頭に浮かびます。ここを訪れる多くの人々
と同様に富岡製糸場についても、同様のイメージを、持っていました。
 しかし、ここ富岡製糸場は国営で、武家の子女などを採用、全国各地の製糸場の指導者を育てる役割を担っていたようです。


指導者のポール・ブリュナが住んでいたブリュナ館。後に学校となりました。ここで、読み書き、洋裁などを教え、企業内教育の先駆となりました。
労働条件も日曜日は休み、月給制などが採用されるなど良好だったようです。 右端に写っているのは、富岡製糸場のガイドさん。

診療所や病室なども設けられていて、西洋の当時の良好な工場が再現されていました。 こうした良好な職場環境があり、一方で岡谷の製糸工場などでは劣悪な職場環境下、 「女工哀史」と呼ばれる悲劇が起こった歴史があるのは残念なことです。  

(追記)日本初の官営工場として富岡製糸場は1972年(明治5年)開業しましたが、1892年(明治25年)に民間に払い下げられました。
     その後は、徐々に労働環境は悪化していったようです。


映画 「ネイチャー 3D」

2014-05-02 | 映画

 今日、封切られた映画「ネイチャー」を見に行きました。これはBBCがハリウッドの3D撮影技術を用いて、アフリカの自然を撮した映画。
 私は、今月下旬に「南部アフリカの10日間ツァー」に行くことになっているので、その予習を兼ねて見ることにしました。映画のように、
すぐそばまで動物に近づくことはとても出来ないでしょうが・・・。

「『ディープ・ブルー』『アース』のBBC EART初、ハリウッド最高峰の3D技術を、大自然に持ち込んだ。
映画館でしか行けない史上最高の地球旅行へ。

地球を潤す“水”。雨は人間の暮らす街と同時に、アフリカの大地など、自然の環境にも恵みをもたらしている。アフリカの大地には様々な
自然が存在する。多くの生き物の生活の場である熱帯雨林のジャングル、燃え盛るマグマが美しいニーラゴンゴ火山、世界最古の砂漠
であるナミブ砂漠、赤道直下ながらも雪が降る シミエン山地、水の流れが激流となって流れ落ちるヴィクトリアの滝。カメラはそれぞれの
土地で生きる生物たちを追いかける。 」 これは映画の宣伝コピー。

最近はNHKのBSプレミアムなどで、この種の映像は、かなり見ているので驚きはさほど感じないけれども、ゴリラの生態、象の乾期に水
を求める家族の旅。ヌーを襲う巨大なナイルワニなどの3D映像は特に臨場感がありました。語り手は滝川クリステル。

この写真は、ヴィクトリアの滝。今回、予定している旅ではヴィクトリアの滝を時間をかけて見ることになっている
ので、天気さえ良ければ、映画よりも迫力あるシーンは唯一見れそうです。

 この写真は「ジンバブエのワンゲ国立公園」、ツァーで行くのは「ボツアナのチョベ国立公園」。
隣接した国なので、似たような光景が見られるかも知れないと思っています。

写真はいずれも、「ネイチャー」のプログラムから。