私と女房は、10日から19日まで、北欧(フィンランド、スウェーデン、ノルウェィ、デンマーク)の旅に出ていました。
なでしこジャパンのワールドカップの試合、準決勝のスウェーデン戦はオスロで、決勝のアメリカ戦はコペンハーゲンで迎えました。
事前情報では、ホテルのテレビで放映する予定(ドイツとの時差はない)でしたが、
実際には見ることが出来ず、インターネットのリアルタイム速報で、試合の状況を知るしかありませんでした。
しかし、ネットでもかなりの情報を知ることが出来、旅の仲間とともに喜び合うことがが出来ました。
17日午後11時過ぎに優勝が決まり、祝杯を挙げて眠りにつきました。
翌18日は、ホテルのロビーでホテル従業員の「なでしこジャパン優勝おめでとう!アメリカを倒してくれてありがとう」と祝福を受け出発しました。
午前中は観光地巡りをした後、コペンハーゲンから15時45分に成田に向けて直行便で帰る予定でした。
しかし、コペンハーゲンの空港に着いて目にしたのは帰る予定のスカンジナビア・エアラインズSAS 0983便(コペンハーゲン~成田)は機体故障のため欠航。
帰国は一日延期の19日となり、SASの用意したホテル泊まりとなりました。
航路はコペンハーゲン~フランクフルトSAS639 便でフランクフルトを経由し、それからフランクフルト~成田のルフトハンザのLH710 便で帰国することになりました。
コペンハーゲンからフランクフルトへのSAS639 便は運良く窓際のF席に座りました。


小さな丸窓から外を眺めていたら、フランクフルト空港へ着陸態勢に入った時、まずフランクフルトの中心部が見えました。
そして次に、白っぽい大きな建築物が目に入ったので、写真に撮ることにしました。
後でルフトハンザの乗務員に聞いたら、それが、わずか1日半前になでしこジャパンがアメリカと決勝で死闘を演じたフランクフルトのサッカー競技場だったのです。
宮間選手と沢選手が同点に追いつくゴールを決め、GK梅堀選手がアメリカのPKを2つ止め、まさに「なでしこジャパンの聖地」となったサッカー競技場 ・・・。
地鳴りのような歓声が響いたと言います。

そして、フランクフルト空港のLH710 便 の待合コーナーには19日朝のドイツ語の新聞がたくさん置かれていました。
これは、その一つ地元紙の「FRANKFURTER ALLGEMEINE」スポーツ欄。
なでしこジャパンチームの勝利の喜び溢れる表情と熊谷選手の優勝を決めたPKの写真、
肩を落とすアメリカのエース、ワンバック選手の写真と記事が全面に載せてありました。
ドイツ語で書かれているので、ほとんど内容が理解出来ないのが残念ですが・・・。

そして、このLH710便、世界一大きい二階建ての旅客用ジェット A320-80は、前日になでしこイレブンが日本に乗って帰った便だったのです。
機体の故障で欠航になり、経由地が増え、一日遅れての帰国になってしまいました。
しかし、なでしこジャパンの女子ワールドカップ優勝の余韻が残る” 聖地 ”となったフランクフルトへの神のお導きによる巡礼になった一日でした。
一枚目はPENTAX K7 +smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6ED ALでで撮影