wowow 2021/6/9
史上最も愛されているミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」。
2013年、一夜限りの舞台上映に全米が涙したという「21世紀版」で鮮烈に蘇る。
主役のマリアはグラミー賞受賞者キャリー・アンダーウッドを起用、
サウンド・オブ・ミュージックの名曲の数々が楽しめる。
【監督】
ロブ・アシュフォード
ベス・マッカーシー=ミラー
【俳優】
マリア…キャリー・アンダーウッド
トラップ大佐…スティーヴン・モイヤー
【公開】2013年、英語、再生時間 2:14:33
ここでは、スタンダードナンバーのいくつかを取り上げてみたい。
■私のお気に入り "My Favorite Things" – Maria and the Mother Abbess
「♪ バラの上の雫、子猫のひげ、ブリキの湯沸かし、ホカホカ手袋…・・」
修道院で院長とマリアが一緒に歌います。
マリアがトラップ家にやって来て、初めて大佐と7人の子供達と会う場面
■ ドレミの歌 "Do-Re-Mi" – Maria and the children
自己紹介した後、すぐにこの歌を歌います。
部屋の中を歌い周り、さらに庭に出て盛り上がり、マリアと子供達は仲良くなります。
■ もうすぐ17才 "Sixteen Going on Seventeen" – Rolf and Liesl
一番年上のリーズルと恋仲の電報配達員ロルフとの二重唱
■ ひとりぼっちの山羊飼い ”"The Lonely Goatherd" – Maria and the children
雷に子供達がおびえるシーン
「♪ 丘の上の孤独な山羊使い、その声とても大きくて、遠い町まで聞こえました。喉を使った響く声、城の王子も聞きました・・・・・」
修道院でのトラップ大佐とマリアの結婚式
エーデルワイス "Edelweiss" – The Captain
「♪ Edelweiss, Edelweiss, Every morning you greet me.
Small and white,Clean and bright, You look happy to meet me.
Blossom of snow, may you bloom and grow, bloom and grow forever.
Edelweiss, Edelweiss, Bless my homeland forever.」
コンクールの最後に歌われます。この曲は日本の教科書にも採用されました。
ナチスにより、道路を封鎖され、山道を亡命するトラップ一家。
【感想】やはり、「サウンド・オブ・ミュージック」というと、1965年公開、アカデミー賞5部門
(作品、監督、編集、編曲、録音)受賞の映画を比較対象にしたくなってしまう。
ジュリー・アンドリュースの歌声とオーストリアのザルツブルグの山々と緑の大地の背景は何事にも
変えられない気がする。
しかし、今回の一夜限りの舞台のライブの出来映えは素晴らしい。生放送されたとは信じられないほど
見事に演技が行われている。舞台のセットも実に良く出来ている。
2013年のクリスマスに全米1862万人が鑑賞し涙したというのも頷ける。
マリア役「アメリカン・アイドル」出身のグラミー賞受賞シンガー、キャリー・アウンダーウッドの
フレッシュな歌は心に響いてきた。7人の子供達も歌と踊りを見事に演じていた。特に修道院の修道女の合唱は秀逸。
映画よりも素晴らしいと思えるくらいである。
「サウンド・オブ・ミュージック」のスタンダードナンバーを改めて聞き、おおいに楽しむことが出来た。
(了)