マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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曽爾で合流

2010年02月23日 07時23分46秒 | 曽爾村へ
和歌山や大阪から写真クラブの方々が曽爾村にやってきた。

例年なら黒滝村でボタン鍋。同じ奈良でも違ったところへ連れてってと今年の新年会は曽爾村になった。

正月早々に和歌山から案内状をいただいた。

当日は仕事も取材も入っていない。

静山荘以来の曽爾村で合流。

目指すは高原ホテル曽爾。

宿に着いたらDさん夫婦が迎えてくれた。

二人と出会ったのは奈良の野迫川村。

和歌山にない奈良の風景を求めてやってくるのだ。

どこかえーとこないかと、たいがい電話がかかる。

その都度教えてあげるのだが、風景となるとジャンル外なのですぐにネタがつく。

それはともかく四人部屋にあがった。

ひとりは静山荘で宿泊したときのメンバー。

ワサビ漬けをしたことや早朝の素晴らしい景観撮影に行ったことを覚えている。

なんと愛媛から同行されたご夫婦もおられる。

写真クラブはといえばスライドを使っての作品講評会。

村の重鎮ゲストを迎えて始まった映し出される35ミリや大判作品にため息がでる。

メンバーの個性が如実に現れる。

1時間も超過したスライドショー。

舞台は代わってぼたん鍋で新年会。

ゲストの挨拶には私も出番があった。

それから4時間。宴会はカラオケ大会に様変わり。

歌いに唄って、ノドがガラガラ声になってしまったのはいうまでもない。

画像は宴会風景ではなくてホテル到着前に訪問した小長尾の元区長さん宅。

昨秋に取材させていただいた感謝祭のお礼に伺った。

その際に目についたのがこれ。

何度かお話しを聞いていた毎月25日に行われている天神さんの御供箱。

組当番の人が持ち回りの膳を納めている箱だ。

蓋には各神社にお供えされる個数が書かれている。

これでやっとはっきりした。

庚申さんや弥勒さんは一個、大日さんと浅間(せんげん)さんも一個ずつ。

多輪峯さん、秋葉さん、神武さん、皇大神宮さん、辻神さんも各一個ずつだ。

山の神さんと天神さんは二個。

集中している個所は纏めている。

これらは当番の人が分担してお供えに回る。

(H22. 1.23 SB912SH撮影)

小長尾天神社の例祭収穫祭

2009年12月15日 18時43分09秒 | 曽爾村へ
曽爾村の小長尾は春祭りにタワミネさんに登って豊作を祈願した。

秋は菅原天神さんを祀る天神社の例祭典で収穫を祝う。

25日は天神さんの命日で、その日を祭典にしていたが、近年に集まりやすい祝日へと移行された。

今朝は冷え込んで曽爾は靄がたちこんだ。

集まった村人は鳥居下にとんどを焚いて暖をとる。

境内では婦人方が甘酒を造っている。

小長尾は六つの班が交替で祭りごとをしている。

東出、下組、中組、上組に西出の川原組と上組になる。

年番の組からトーヤが出て御幣を捧げる。

拝殿の右は総代や副総代に組代表の氏子たちが並ぶ。

左は年番の組衆となる。

門僕神社の宮司を迎えて神事が始まった。

神饌は小豆を乗せた洗米に山、海、里の幸。

かつて魚は開きのカマス(サイラと呼ぶ)だったが、今は生サバに。

お頭があればと構わないという。

修祓、開扉、献饌、祝詞奏上など厳かに神事が行われる。

その間、参拝する村人らで境内がいっぱいになってきた。

収穫したお米を供えて村の行事に参列した人はおよそ80人。

祭典後はお下がりのお酒や甘酒をいただき談笑の場。

酒や肴を配るのは年番衆。



境内は穏やかな陽が差し込んできた。

そして始まったモチ撒き。

前日に搗いた餅は長餅。

手で伸ばして棒状にする。

それを一口サイズに切った餅を撒く。



春祭りと同じように四方八方から放り投げるのが特徴だ。

欅(ケヤキ)の大木がある天神社。

欅の幹は太く、樹齢は数百年を越すであろう。

その欅から作られたわけではないが、狛犬は欅でできている。

盗られてはいけないので祭典後は回収される。

(H21.11.23 Kiss Digtal N撮影)

曽爾の風

2008年08月31日 21時56分03秒 | 曽爾村へ
夏の曽爾の朝晩はいろりに火を点けるぐらいとても冷え込むそうだ。

陽が昇ってくると日中気温は市街地と同じように上昇するが風がさらりとして体感的にはしごく心地よい。

お亀山の山頂にはそよそよと夏の風が通り抜けていく。

(H20. 7.26 Kiss Digtal N撮影)

長野からの眺望

2008年08月28日 06時59分37秒 | 曽爾村へ
対岸の長野から眺める曽爾のお亀山。

山々のなかにぽっかりと浮かぶ牧歌色のみどりが目立つ。

毎年、自然観察会でお世話になる少年自然の家のフィールド曽爾高原だ。

青空の下に並んだ白い雲は夏の光に照らされている。

(H20. 7.26 Kiss Digtal N撮影)

夏の屏風岩

2008年08月27日 07時38分52秒 | 曽爾村へ
春と秋には行楽客が多い曽爾村の屏風岩。

夏の姿を拝見しなければと急坂を登ってきた。

青葉茂れる屏風岩公苑は透き通るような夏の青空に染まっていた。

威風堂々たる自然の景観に圧倒される。

(H20. 7.26 Kiss Digtal N撮影)

氷の世界

2008年06月05日 07時48分28秒 | 曽爾村へ
雨が止んだと思ったので曽爾屏風岩へ。

天理も榛原も雨、雨。

やっぱし曽爾も雨ですやん。

三重ナンバーとか車六台も来てますがな。

だーれも撮ろうとせず車で待機状態。

しとしと雨やし、まぁーいこかと思ったら傘がない。

しゃーないです、自転車カバーを背たろうて・・・

冷え込み厳しく屏風岩は氷の世界でした。

(H20. 4.24 Kiss Digtal N撮影)

私邸のヤマザクラ

2008年06月04日 07時21分58秒 | 曽爾村へ
樹齢はよく判らん、昔から家にあったというヤマザクラ。

最近は花の勢いが落ちてきたかのうとおっしゃる当主にはいつもお世話になっている。

家のヤマザクラが満開になる頃は、屏風岩の桜が蕾から一挙に花びらが開くという。

最近は眼下の道路からカメラのレンズが並ぶことも多くなって、畑におりられんようになったわと奥さんは笑った。

(H20. 4.20 Kiss Digtal N撮影)

楽しみな小長尾の行事

2008年06月03日 07時20分23秒 | 曽爾村へ
総代から祭礼について教えていただいた。

毎年4月21日は、今井の目無し地蔵で小長尾と同じように花見の会があるという。

11時ころから弁当持って集まってくるそうだ。

豊作を祈る小長尾の神武さんは毎年4月3日の15時からで春の祭典と御供撒きが行われる。

秋は天神さんの収穫祭りで祝日の11月23日(本来は天神さんの日で25日)朝8時から祭典が行われる。

毎月25日は天神さんの月参りと称して組単位で御膳を作り供えられる。

六組が毎月担うので一年に二回は回ってくる祭礼。

弥勒さん、山の神、辻の神さんや秋葉さんなど地区に祀られている数十カ所の祠に、お米や田、山、海の産物でこしらえた七品御膳さんを供える。

個々の都合で行われるので時間は決まっていないが、だいたい朝8時ぐらいだという御膳さんは、民俗行事として興味がふつふつとわいてくる。

(H20. 4.20 Kiss Digtal N撮影)