マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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2010十津川遊びp2

2010年10月05日 07時05分42秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
昨夜はさすがに飲みすぎた。

響き渡るいびきに頭はガンガンするが朝の目覚めはいつもと同じ時間。

リビングでゆったり朝の時間をくつろぐ。静かな朝だ。

朝食はいつもと同じ。

相変わらず納豆がでてくる。何杯も寄せ集められた納豆の器が並ぶ。

かつては何杯もごはんをお代わりしていた。年のせいか2杯目が精一杯。

朝食が済めばいつもの会費徴収。昨夜のビールの本数にびっくらこく。

予定よりオーバーしたので男性方からは千円を加えてもらった。

それでも飲み代は安いものだ。

出発前はいつもとおりに記念撮影。もう何年ここで撮ったことか。

少しずつ成長した証しが写真に残る。

この日も同じ川原で夏を楽しむ。



テキパキと道具を運んで設営する。



食事の用意をし終えたら釣りに興じる。エサはイクラだ。

以前は瓶詰めが売っていたが昨今見なくなった。

食べても美味しいイクラの醤油漬けで川魚を釣る。

これがしたくて仕方がないまみちゃん。

アマゴは釣れなかったがご満悦。顔がほころびすぎ。



昼食は一昨年から始めた鍋はキムチ鍋。

味噌仕立てのストレート出しが利いている。

おっとごめんなさい。ゆかちゃんは辛いものが嫌いだったんだ。

ごめんよね。来年はちゃんこスープにするか。

それとも・・・。

鍋の材料はいたって簡単。白菜、白ネギ、ニラ、もやし、ブタバラ肉、ミンミンギョーザにキムチだ。

そこに中華そば。ただそれだけ。

ぐつぐつ煮えたらできあがり。

お椀に分配して熱々ふーふー。

夏に鍋っておかしいんじゃないのって言われるけどこれが美味いのだ。

料理が鍋だけじゃつまらん。

余った材料を使ってフライパン料理。

第一弾は民宿津川でいただいたシカ肉。



ときおりくださるのだ。

三切れももらったシカ肉は凍っているので切りやすい。

小さな包丁がスルスル入っていく。



塩と胡椒を振りかけてフライパンでジュージュー。香ばしさが河原に漂った。

箸でつまんで口に入れた。

「美味いぞー」の一言でシカ肉の争奪戦になった。



シカ肉だけじゃつまらんだろうにと鍋に使う野菜も入れて焼いた。

これは格別な味だ。

野菜の甘さと肉がまじわった。

余りものはまだある。

余りものというがほんまはへつっているんだな。



ギョーザは多い目に買ってきた。

それは焼きギョーザになった。

ブタバラ肉は900gも買ったので鍋に入りきらん。



ごそっと取り出してキムチ炒めでブタキムチ。



卵も余ったのでモヤシと炒めた。

味付けは塩と胡椒だけど、どれもこれも美味すぎる。

バーベキューなんて目じゃない料理。

少しずつだがみんなの口に入ったかい。

料理人のfさんの料理さばき。「あんたがおらんかったらこんなん食べられへんかったでー」と思う。

いつもなら鍋のあとは雑炊をするのだが昨年辺りから残る状態になっていた。

で、お米を持参するのを止めて正解だった。

そこそこの時間になったら撤収。

昨日同様に手際よく纏める。

今回はなにもかも売り切れた。満足の結果であろう。

あとは自由解散。

温泉に行くのも良しとまたもや割引入湯券を手にして走った。

家族連れとは現地解散。

我々おっさんはホテル昴の温泉に直行した。

津川から滝の湯までは約10分。



昴まではそこからさらに30分。

けっこーな距離で、2年前に浸かった庵の湯からまだ先だ。

昴の温泉では800円が割引されて500円になった。

露天風呂が素晴らしい。まったり湯に浸かって旅の疲れを癒す。

ロビーもゆったり。帰るのがおっくうになる。

雨にも降られず台風の心配もなかった今年の十津川遊び。

来年は還暦を迎えた年になる。

失業しているかもしれない。

そうなれば27回も続いたツアーを中止しようかと思い悩む。

(H22. 8.29 SB932SH撮影)

2010十津川遊びp1

2010年10月04日 07時42分33秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
うだるような猛暑が続く平成22年の夏。

熱中症にかかる人も少なくない。

頭がボぅとして思考能力が低下する毎日。

街の喧噪から脱出して今年の夏も十津川村に向かった。

いつものコース。いつものメンバーが落ち合う先は近鉄大和高田駅。

初参加のAさんは西大寺駅からURさんが引き連れてきた。

彼が新人時代から知ったる人物である。

その彼もとうに50歳を過ぎた。が、顔つきは変わっていない。

バイクでやってきたMさんと我が家の前でかーさんと立ち話。

話は長くなるのでそのへんまで・・・・。

大和高田までは家から50分。短いようだが時間がかかる。

大阪吹田から電車でやってきたUさんとFさん。

二人の同乗者を乗せて「こんぴら館」を目指す。

これが意外と1時間でいける距離なのだ。

五條の橋を越えて約10分。「こんぴら館」で待ち合わせの三組と合流した。

久しぶりの参加となったT夫妻は元気な姿を見せる。

既に到着していて休息をとっていた。

そこへ来たのがWさん一家。小学四年生になったMちゃんは十津川を一番の楽しみしている子だ。

Sさんは相変わらずのペースでやってきた。

ほぼ揃ったわけだ。今年は16人。

Uさん一家が遅れてくると聞いているので宿屋へ急ぐ。

宿屋は風屋だ。

年々国道が整備されてきたおかげさまで到着時間が少しずつ短くなっている。

こんなところにトンネルがあったっけ・・。

毎年来ていると様相の変化に気づかない。

今日は絶好の晴天日和。青空がまぶしく大和盆地から奥吉野の山々がくっきり見える。

その山々を抜けてトンネルを過ぎれば谷瀬の吊り橋はとうに過ぎ去っていた。

そこから30分。やっと民宿津川に着く。

子猿の「キキ」が居る。一日三回の行水がいいらしい。

あれから一年、すっかり家族の一員になったようだ。

この時期に鳴いているミンミンゼミ。

去年もそうだった。暑さは厳しいがセミは同じだ。

手土産挨拶を済ませて奥の渓谷に入る。

当然ながら携帯の電波は届かない。

今年の夏は晴れ続き。雨はそんなに降っていない。

ところが支流滝川の流れるせせらぎは変わらない。

緑色に染まる樹木からキラキラ光る木漏れ日。

マイナスイオン以上の体感が味わえる渓谷にたどり着くとほっとする。

およそ30分。上流の笹の滝を見終えた車と対向する回数は例年になく多いように感じる。

到着したら早速準備に取りかかる。

道具や食材は全員で運ぶ。慣れたもので手際よく川原にセットアップ。



ぶっかけうどんは7分茹で。



それまではフライパンでポークソーセージ、塩たれやステーキたれの鶏肉。

美味くて飛ぶように口に入っていく。

なんでナンコツがないの?って言われてはっと気が付いた。

去年は売ってなかったので買い出しリストに含んでなかったんだ。

もうひとつはチキンソーセージ。試しに買ってみたのだ。

これも焼いてみる。

焼き加減がどうも判らない。



これぐらいでえーやろと口にしたらウゲェ。なんちゅう味や。

プリプリ感もなく今だかって味わったことがない世界。

みなも同じ反応を示した。

こんなものがお店で売っているなんて信じられない。

どう料理するんだろうか。

美味すぎるぶっかけうどんは2回も作って食べた。完食である。



後日、初参加したたけりんが言った。「ぶっかけうどんも全てが滅茶苦茶に美味しかったです。o(^▽^)o 」と。

安くて簡単料理のぶっかけうどんは定番になりそうだ。

他にもフライパン料理がある。

スーパーサンコーで買った漬けタレチキンとジャスコで買った塩たれチキン。



どちらも美味すぎる。あっという間に売れてしまった。

渓谷は山に囲まれて渓谷を流れる水流が涼しさを与えてくれる。

が、やはり天空から降り注ぐ日差しはきつい。



Wさんが持参したタープが設営された今回。みんなは日陰に集まってくる。

キャンプ用の屋根型テントのタープは防虫網があるスクリーンタイプ。

海に行ったときに強風に煽られて飛んだそうだ。

その際にポールが歪んだ。手で戻してなんとか使えるようにしたという。

そのなかで和気あいあいと談笑。話題は多岐にのぼる。

そして撤収。指示はなくともテキパキと片付けられる。

あっと言う間の撤収。



いつもの滝の湯に直行した。

河原からおよそ40分。

民宿津川でいただいた割引入湯券を提示すれば安くなる。

500円が300円になった。ありがたい券だ。

汗も落として湯あがりはスッキリ顔で身体もシャキシャキした。

Mちゃんが発した台詞。おかあさんの足から血が流れている。

どうやらヒルにやられたらしい。

場所はといえば河原でない。車道でだ。

往来の車を避けるために降りて誘導していたときにやられたのであろう。

小さな症状だったのでたいしたことはなかった。

ところがだ。翌日は私もやられていて二日後に痒くなった。

それはともかく大阪からやってくるUさん一家はまだ来ない。

五條辺りを走っているらしい。

1時間以上は遅れるようだ。

割引券はどうするか。

答えは滝の湯に預かってもらう手だ。

民宿津川のお客さんだと伝えたら快く応じてくださった。



それはともかく、再び津川に戻って夕ごはんの宴。

定番の夜食は鮎の塩焼きにお造り、シシ鍋、シカ肉の陶板焼きなど。

このときに発生したデジ一眼カメラの故障。

ERR99だ。久しぶりの再発だ。

これがでればどうしようもない。仕方なくケータイ画像で我慢する。

乾杯してから一時間後、ようやくUさん一家が大阪から到着した。

子供たちのクラブを終えてからの参加。

大きくなったものだ。



お腹もいっぱい。そろそろ子供の時間。

花火大会だ。

おっさんになった我々は座敷でカラオケもせず相変わらず宴を続けている。

数年前からこんな調子になってしまった宴。

つもる話に盛り上がりビールの本数が上昇する。

花火を終えて子供たちが帰ってきた。

たけりんは花火の場所を探してあっちへこっちへ。

とうとう所在が判らないと戻ってきた。

一人で行くと迷子になるんよね。

その後もおっさんは飲み続ける。

朝に清算したら27本も出動していた。

近年最高の本数になった宴は夜10時に閉店した。

その後の寝床は壮絶だった。

MさんとSさんはいびきかき。

別部屋に閉じ込めてはいたのだけど・・・。

まさかたけりんがそれ以上のいびきかきだったとは。

艦砲射撃の連続打ち。

朝まで寝られなかったのはいうまでもない。

隣で寝ていたUさんも悩まされた夜中だった。

(H22. 8.28 SB932SH撮影)

続、2009十津川遊びp2

2009年09月20日 07時24分51秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
宿屋で温泉の券をいただいた。

なんと半額になって大助かり。

昨日ももらってありがたいことです。

温泉ぷくぷく。

十津川の源泉流し湯にすっかり身をまかせます。

湯船から出たらどしゃぶりになっていた。

激しい勢いで前の道路は急流状態。

待っていても止みそうにないので無理して出発。

ビショビショです。

そこから1KMほど走ってトンネル抜けると乾いた路面。

局所的な夕立でした。

(H21. 8.30 SB912SH撮影)

続、2009十津川遊びp2

2009年09月20日 07時22分19秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
毎度のことで津川出発前に記念撮影してから渓流に向かう。

昼食の準備を整えたら釣りだ。

竿を持つ手が増えている。

お昼どきになれば大鍋の出番。

昨年から始めたキムチ鍋。

キムチの素をベースにハクサイ、トーフ、長ネギ、ニラ、モモブタスライス、モヤシ、中華メン、ギョーザに辛めのキムチ。

人数は多いけど時間を考慮して二回に分けて作ります。

やはりモモ肉では味にコクがないです。バラ肉でないとあきません。

買い出しの私の大失敗です。

辛いのはダメと子どもたちの声にFさんが料理するギョーザ。



油は入れずに水で焼く。やはり焦げ付きました。

温泉タマゴと思って買ってきたタマゴ。



Uさんが作り方を思い出せなかったのでゆで玉子になっちゃいました。

これでお腹は満腹状態。

雑炊をしなくてよかったけどキムチ鍋はまだ余ってまっせ。

(H21. 8.30 SB912SH撮影)

続、2009十津川遊びp1

2009年09月19日 09時31分05秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
献立は鮎の塩焼き、シカの竜田揚げ、ズイキの和え物などにイノシシのボタン鍋。

ほうらく焼きもシカ肉だ。



食べきれないほどの料理にビールが美味い。

元職場の人たちと話す近況長噺。

カラオケする間もないぐらいに時間を忘れていたけど、子どもたちにとっての楽しみは花火。

飲み助のおじさん連中をほっといて、花火を持って外へでかけて行った。

花火が終わってもまだまだ続く座談会。

ビールの本数がさらに増えていく。

初参加のYさんは席にいなかったのが残念だけど、体調によるものなので気が気じゃなくリッちゃんに面倒看てもらったこと感謝する。

(H21. 8.29 SB912SH撮影)

続、2009十津川遊びp1

2009年09月19日 09時29分40秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
昨年は工事中だった改装リニューアルの「滝の湯」温泉。

ここは休憩できる座敷があるので好評な日帰り温泉場。

今までは下の露天風呂へ行くには裸歩きは厳禁だった。

それが改装されて上、下が自由に行き来できるようになった。



上はまったく様変わり。まったりする温泉に浸かると川遊びの疲れがすっかりとれる。

子どもたちがクラブで参加しにくくなったUさん一家はそれを終えて直行で温泉にやってきた。

2年ぶりに合った子どもたちは随分と背が高くなっていた。

(H21. 8.29 SB912SH撮影)

続、2009十津川遊びp1

2009年09月19日 09時27分18秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
本来の目的を忘れる。

ここへ来るのは釣りが第一目的。

最近は食べるほうが中心になってきた。

料理がスタートするころから仕掛け作りに忙しい二人のUさんにMさん。

食事を終えたら他のみなさんも釣りに熱中。

小学二年生のMちゃんも釣り竿を持つ。

何年か前にUさんが釣ったアマゴに魅せられて毎年楽しみにしている。

最初はお父さんがエサのイクラを付けていたが、自分ですると言い出して釣り人気取り。

アブラハヤを十匹も釣り上げた顔は満足げになっていた。

時間も経過するころ、Uさんがアマゴを釣り上げた。



それから数分後にはもうひとりのUさんも釣り上げた。

(H21. 8.29 SB912SH撮影)

続、2009十津川遊びp1

2009年09月19日 09時21分45秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
ミンミンゼミが鳴く。ほんの少し遅れて到着したSさんを乗せていつもの渓流地へ向かった。

何年ここへ来ていることだろうか。岩や川の様相はまったくといっていいほど変化がないが、そこには流れ着いた大木が横倒しになっていた。



料理をする中心なので、力で移動させた。

この大木は去年からあったことに気付いたのは帰宅してからだった。

それはともかく早速料理に取りかかる。

数年前からはじめたぶっかけうどん。

料理は簡単。なんせ讃岐乾麺うどんを13分茹でるだけ。



湯を切ってお椀に入れて天かす、青ネギをパラパラ。ダシをぶっかけて、モミノリをチラチラ振り掛けてショウガでよばれる。



シンプルな味わいに喉ごしが美味い。暑い日はこれに限る。

ぶっかけうどんが出来るまでの腹ごしらえ。

評判だったナンコツは買い出しができなかった。

イカステーキも売ってなかった。

これが楽しみで来ているのにという子供の視線が辛い。

で、今年はこれ。



ソーセージ、ニンニク入りシオ味トリ肉にイカスタミナ焼き。どれもこれもフライパンで焼くだけー。



焼き終わったらお皿に乗せる。

できたでーの声に群がる食人たち。あっというまに消えてしまった。

Wさんが持参したたこ焼きの鉄板。

えっ、たこ焼きするの?ではなくてボールを作ります。

粉に水とタマゴを入れて練っていく。

それをたっぷり鉄板に入れる。

あとはたこ焼きと同じでクルクル回す。



できました。お味はいかが。

口にほうばるととても美味しいボールでした。