マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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大和小泉庚申さん参り

2006年08月25日 08時08分49秒 | 大和郡山市へ
人間の体内には行動を監視する「三尸(さんし)の虫」と呼ばれる三匹の虫がおり、庚申の日の夜に寝ている間、天に昇り天帝に60日間に起こした人の悪行を告げるという。

運悪く告げ口されても「身代わり猿」が「寝ていても寝てないぞ」とお呪いするもので、庚申信仰は青面金剛の力で封じ込めるもので、道教では「守庚申」と呼ぶそうです。

大和国の庚申信仰の総道場として知られる大和小泉の金輪院庚申堂は「一国一宇」と称号を授かり、庚申縁目には門前市が開かれおおいに賑わったといいます。

戦後に廃れた庚申さん参りは、地元の世話人が立ち上がり、夢を形作ろうと昨年の秋に復活されました。

なお、奉納されている青面金剛掛け軸は、個人宅で掲げ祈り庚申信仰を終えたもので同院に還されているものです。

(H18.7.30 Kiss Digtal N撮影)


<11月21日追記>

次回小泉庚申さんの日は11月27日(月)。

初庚申さんは平成19年1月26日(金)です。

<31日は誤りでした。12月21日訂正>