マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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山添村おこし

2007年08月10日 07時47分20秒 | 山添村へ
表彰式で井上博道先生が講評でおっしゃった。

山添村には多くのネイチャーがあるという。

今日は小雨降る日、到着する前に霧に隠れる神野山を巡ってきたらどこを切り取っても素晴らしい風景がある。

時間がなくて断念したのが残念だとお話しされた。

「なべくら渓天の川」のグランプリ作品や優秀賞の「銀河、神野山山頂にて」「熱戦」などいくらか長い時間をかけて講評された。

とても優しい講評だ。

NHK奈良放送50周年記念表彰式のときもそうだったが、先生の人柄が感じられる。

私の作品の講評は「画面いっぱいの堂々たる翁の舞姿。ともすれば背景も入れようとのサービス精神から煩雑な画面になりやすいですが、左側に、春日の提灯を少し入れただけで、祭り、全体の雰囲気を創出しているところが、何とも素晴らしいです。」でした。

実は撮影時、先生のズバリおしゃる通り撮っていたのです。

それもこれも新さん扮する翁の姿は神が宿ったような表情で、まさしく神に捧げる舞いだったのです。

ただ、翁だけをいっぱいにしてもどこの祭事か判らないし、申祭りのテーマでもある神事舞を意図していたのでこのような構図で狙ったのでした。

なお、入賞作品については8月末まで神野山「映山紅」で展示されていますのでお近くを通りがかったときには足を伸ばしていただければ幸いです。

室さんに捧げる春日の翁舞

2007年08月10日 07時44分22秒 | しゃしん
今日は、神野山にある映山紅で山添村の村おこし事業のひとつである山添村フォトコンテスト表彰式。

室内に入ると入賞された作品が飾られている。

入賞作品の向かい側には山添村フォトコンテスト実行委員会長だった室さんの作品が飾られている。

そやそやこの写真覚えている。

室さんが講評してくれとお家で拝見したものだ。

ダムの流れを捉えたものがある。

これは風に吹かれて龍のウロコのように見えるから今度はそれだけを切り取ったらどうですかと伝えた。

その風景が横にあった。

あれから撮りに行ったんだ。

その室さん今年2月に突然亡くなった。

当日も元気に畑へ行ってたという。

室さんには春日神社の申祭りの祭事で世話になった人。

後日訪ねていったら、今度村起こしでフォトコンテストするんやと言ってた。

初めてのことなんで応募あるんやろか。

山添を紹介する作品を出してやー。

山添を紹介するものならなんでもえーねんで、たのむでーと。

昨年末にそれらしきものを選んで室さんに渡しておいた三つの作品。

そのうちのひとつが優秀賞に選ばれた。

その申祭りの翁が神殿を前にして舞う姿は菅生の新さんの晴れ舞台姿だ。

とても気にいっている作品で、3年前、新さんに差し上げたら冥土の土産になるわと喜んでいたものだ。

その作品が選ばれた。

今度は室さんに捧げる作品となってしまった。

(H19. 7.21 V603SH撮影)