マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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法蓮常陸神社一月例祭

2010年02月20日 07時21分44秒 | 奈良市へ
毎月19日が例祭日である法蓮町常陸(ひたち)神社。

今月も朝早くから阿弥陀講の人が集まって支度を調えている。

今日は一月例祭で鏡割りした餅を炭火で焼いている。

餅はキリモチ。

それを昆布出汁のすまし汁に入れる。

水菜も入ったすまし汁は参拝者への振る舞い汁。

毎月訪れるという大和郡山市観音寺町のご婦人方。

ご夫婦で来られた旦那様は運転手だといって笑って食べた。



常陸神社は「ひだっつあん」と愛称をこめて参られる。

その多くがご婦人で、下の世話にならんようにと参られる。

「おばあさんが参ってたんで私もその歳になってきたし参らせてもろうてます」と言って来られる。

前もってお鏡餅を奉納された参拝者には福袋が授けられる。



神さんのお守りや縁ができる五円玉。

新年を迎えて福を呼ぶ福袋は上等な袋。

中にはお玉も入っている。

カラフルな五色の幟。

家族の人数分を購入して十二支の石柱の間に挿していく。



「うちは10人家族だけどあの子とこの子の十二支は何やろ。

思い出せないからこれにしとこ」といって挿していく。

特にこだわりがない十二支の柱だそうだ。

(H22. 1.19 Kiss Digtal N撮影)