マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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古代之風から

2011年04月13日 07時47分05秒 | 民俗の掲載・著作
名古屋駅の高島屋にある本屋の棚でみつけられた「奈良大和路の年中行事」。

ページをめくるたびにとても感動したといいます。

気持ちが高まるなか探し求めた電話番号。

なんでも以前に買った電話帳CDで検索したら一発でヒットしたそうです。

早速、当方に電話をしてくださったMさん。

電話口にでたかーさんにその喜びを伝えた。

その方はホームページを公開しているというので拝見してみた。

それは幾度も拝見していた「古代之風」でした。

数多く収録された「風」に関する考察、蘊蓄ものや歳時年中行事。

そんじょそこらのものではない。

学術的にもたいへん参考になるホームページ。

その方からリンクをしたが構わないかということでした。

それには奈良本も紹介しておくといいます。

本を買っていただいたこともうれしいが、またこれもありがたいことです。

御返礼の電話をしたことはいうまでもない。

ご主人は53歳で仕事を辞めて思い焦がれた祭りや行事を求めて日本全国を旅したそうです。

仕事の都合で行けなかった沖縄の行事。

12年に一度の九高島のイザイホー行事(ノロと呼ばれる神女の就任式:シャーマン成人)だそうです。

1978年(その後も中断<1990年、2002年>し2014年が予定年だが・・・)、それが仕事で行けなかった。

宮仕えだったことに今でも悔やむと話します。

それから数十年。

各地を巡ることができなくなって、集めて勉強していた古書はすべてを売却したといいます。

本棚から古書が消えたが巡り合えた奈良本は思わず買ってしまったと喜びを伝えられたのでした。

仕事を辞めてまで日本全国を行脚したことなどご主人の思いはこれまで取材してきた私の活動と同じなのです。

古代之風からのお便りは奈良をフィールドワークにしている私にとってもこれからの励みになることでしょう。

ありがとうございます。

(H23. 2.26 記)


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