マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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御所稲宿の庚申さん

2023年04月02日 08時39分28秒 | 御所市へ
写真展を開催させてもらっている大淀町・大岩にある喫茶きまぐれや

道中に必ず、視線がいく自治会掲示板がある。

前月の2月8日に気づいた自治会の案内行事は「稲荷会(※稲荷堂)」だった。

たぶんに稲荷講があるのでは、と思ってみたが断定はできない。

御所市の本馬経由の池之内。一旦は休憩させてもらうコンビニエンスストアがある。

そこから峠越えしたそこに見た御所市・稲宿(いなど)自治会掲示板。

たぶんに村行事と思われる「庚申会(※庚申堂)」である。

「庚申会」に「稲荷会」行事をしているとわかった御所市・稲宿。

行事の場は、庚申さんをまつる庚申堂であろう。

たまたま出会えた村の人に尋ねた庚申堂が建つ地はどこにあるのでしょうか。

この道路を、ここからすぐ近く。

下っていった右側にすぐ見える、といってくれた庚申堂。

実は、稲宿の行事取材は、ずいぶん前。

平成19年2月4日に行われた稲宿安楽寺行事の節分紫燈護摩供だった。

それより以前、つまり安楽寺行事の節分行事の1カ月前だ。

平成19年1月14日行われた稲宿のどんど行事である。

下市町・仔邑のとんど行事取材に行く道中にたまたま目に入った稲宿のどんど組み。

夕方前の時間帯に、火付けの時間帯を教えてもらい、先に取材した稲宿のどんど。

ある程度、取材できたので慌てて戻った稲宿。

なんとか間に合った火付け

その後も、神社行事を教えてもらったが、機会を逃したままになっていた稲宿の「庚申会」、「稲荷会」行事。

十年以上も空白の期間に当時、話してくださった方たちもすっかり顔ぶれが替わっているだろう。

そう、思ってあらためて稲宿行事を拝見したくなった。



そこで探した庚申堂。

走行する道路側からは、見られない位置にある庚申堂。

正面からは西側の位置から拝むことになる。

右が庚申堂。色褪せた身代わり申を吊るしてあるから違いない。

左に建つのが宝篋印塔(ほうきょういんとう)。

鎌倉時代から盛んに造られたとされる宝篋印塔に、石組した土台の上に設えていた。正面に「・・供養」とある。

上部にある四方に跳ねるような構造。

隅飾りの突起。

反り返る角度から見れば、それほど古くなく造立時代は江戸時代後期ではないだろうか。



その場からくるり。

西の方角に桜樹が見られた。

そういえば、走行中にも目に入った満開の桜の美しさ。



一度は、近づいてそっと覗いてみたくなる小高い丘。

遠目に見た視覚に入ったそこに椅子があるような・・・

花見台なら、ここはえーとこ、やね。

(R3. 2. 8 SB805SH撮影)
(R3. 3.24 SB805SH撮影)


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