ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

神の耳に念仏?

2009-06-06 22:19:48 | 日常
               
                カルガモの親子@矢川

朝寝坊をして8時に母の所に行くと、当然ながらすでに目覚めていて「あ~良かった、トイレに行こうとしていたの」とのこと。「ごめん、ごめん」と大慌てで蒸しタオルと着替えの準備をして、マッサージ、トイレ、着替えを終えると「やっと人間らしくなったわ」と穏やかな表情。今日は頭がはっきりしている、、、むむむ。

朝食(レーズントースト、煮かぼちゃ、スクランブルエッグ、メロン、ミルクティ)ほぼ完食。デイサービスの迎えの時間が迫っていたので、大急ぎで雨よけに半纏を着てもらって、車椅子に移動。初めての電動車椅子でしたが、お迎えの若い男性介護士さんは上手に操作してくれて、お陰で無事、機嫌よく出かけていきました。デイサービスからも「電動車椅子については特に問題ない」との報告でした。デイサービスの昼食は10割10割。

にこやかに帰宅。大麦クッキーとミルクティで一休み。クッキーをおいしいと食べながら、デイサービスの食事風景らしきことを一生懸命話してくれました。夕食の支度を始めようとするとトイレのご所望が立て続けに2回。2回目に花丸級の「大」があり、「これで夕飯もおいしく食べられるわね」と二人で喜び合いました。

今日は野菜を沢山食べてもらおうと張り切って、蕪とひき肉団子のスープ、アスパラ・ピーマン・茄子・海老の天ぷら、麦入りとろろかけご飯など、手の込んだ夕食を準備していると、最初は夕刊やテレビを眺めて穏やかに過ごしてくれていたのに、一人の時間が長くて寂しくなったせいか、「おじいちゃんは上で寝ているの?起こしてこようか」と言い出しました。

最初は「そうね」と言ってやり過ごそうとしましたが、同じことを何度も繰り返すので「おじいちゃんはずっと前に亡くなったでしょう」と言うと、「おばあちゃんは?」「おやじさんは?」と始まり、「皆死んじゃったのね、可哀想に」と泣き出し、次に「長女はどこかしら、長女に来てもらおう」などの繰り返し。夕食の準備と母の機嫌回復の間でウロウロしてしまいました。

それでも出来上がった夕食は気に入ってくれて、機嫌も直り積極的によく食べてくれました。食後の後片付けが済んだ7時半にトイレ、着替えを終えて、8時15分に合意の上でベッドイン。夕方の情緒不安はあったものの上出来だったな、と思う間もなく、神さまへのお願いと「南無阿弥陀仏」の念仏という珍しい組み合わせのお願いが始まり、それが延々と続くことになりました。

何とか落ち着くかと9時過ぎまで見守っていましたが、次第に興奮状態になっていくので、一旦応接間に退散。すると案の定、神さまへのお願いと娘の名前の連呼となり、起き上がろうともがく音まで聞こえてくる始末。その間、仕方なく戻って「もう寝ましょうね」と握手をすること5~6回。10時過ぎになったので、試みにベッドの背を起こし、甘いホットミルクを飲んでいただいて、もう一度ベッドを整えると、ようやく落ち着いたようで、ほどなく静かに寝付いてくれました。ふ~、やれやれ。
コメント
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