ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

自然児?みたいな一日

2009-06-18 21:13:54 | 日常
               
      伊豆バイオパークのキリン。バスの窓に付けられた葉っぱのご飯をパクリ!

朝、部屋から呻き声が聞こえてくるので、急いで行ってみると「腰が痛い」。同じ姿勢で長時間寝ているから痛くなるのも当然で、起こしてさくさくと一連の作業を終える頃には腰の痛みは消えていました。朝食の用意をしている間に居眠りを始めてしまい、朝食(フレンチトースト、ハム、レタス、ミルクティー)は眠りながらで7割程度。その後はヘルパーさんが来る直前まで深い居眠りが続きました。

ヘルパーさんが来て直ぐに「お腹が変」と言うので、ヘルパーさんには昼食の用意をしてもらって、ポータブルを使用。すると「何変なことするの」「人を困らせるのに夢中になっている」「死んじまえ」と散々の言いよう。焦点のぼけた目をして娘四人の名前すら出て来ないような混沌の中にあって、ポータブルに座ったまま、それ以上触られることを頑強に拒否。引き継ぎの時間がどんどん過ぎていくし、多少大が出た感じがあったので、抵抗を無視して切り上げたところ、幸い△程度の「大」があり安心して外出ができました。

買い物などを済ませて戻ると昼食はコーンスープと小さい肉まんを食べたのみ。ヘルパーさんに対して「この方はどなた?何をしにいらしたの?」から始まって、私には「あんたは私の娘だから信用するけど」と言い、ヘルパーさんの方を向いて「こいつ(!)のことは信用しない」。こんなひどい言い方にも、ヘルパーさんはいつも通りにこやかに対応してくれて、本当に申し訳なさで一杯でした。まったく母の心はどうしてしまったのでしょう。

ヘルパーさんが帰ってからも居眠り。そして時々目覚めては肩が痛い、腰が痛い、腕が痛い・・・ その度にさすって、少量のブドウやカステラ、甘納豆を食べてもらうとまた眠りにつくという調子。4時頃に「あ~ウXXがしたい!」という意外なほど直接的な申し出があり、ポータブルに座った途端に花二重丸。

夕飯の支度の最中はずーっと神様にお願いをしていたけれど「何か困っていることがあるの?」ときいても笑って「ううん、別に」というので、そのまま夕飯を作り続け、大体できかかった頃から腕のあちこちの痛みを訴えはじめたけれど、「もう直ぐだから待っていてね」と言って料理完成を優先。

そのためか、本当に食欲が無かったのか、お多福豆1つとビール2口以外の夕食はまったく手を付けませんでした。その後は幾らさすっても痛い痛いと騒ぐだけなので、「座っている間ずーっと右手に寄り掛かっているから痛いのだから、寝れば痛みが治まるはずよ。だからもう寝ましょう」と言って8時前にベッドに誘導。特に異義もなく従ってベッドインし、間もなくいひきが聞こえてきました。

基本的には不機嫌だけれど、おやつを食べたり、排便が気持ち良くあった後だけ少し穏やかになるという、何とも自然の摂理にかなった母の一日となりました。
コメント
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