ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

故郷

2011-03-22 16:12:26 | 日常
               
              SV家の庭の片隅に咲く黄水仙

一昨日SV家の台所掃除に来てくれた長女が、帰り際に「水仙が咲いているわよ」と教えてくれました。「え、本当?」ずっと気になっていたのに、肝心な時に気付かなかったとは、不覚でした。その後何となくバタバタしていて、そのままになっていたのですが、先ほど見に行ったら、咲いていました!庭の片隅に、例年通り、慎ましくも美しく。でも、昨日からの雨に打たれて、うなだれているのがちょっと哀しい。また太陽が出たら、スクッと立ち上がろうね。

さて、毎週火曜日はフランス語のクラスに行っているのですが、先週はさすがに休講。今日は事前に休講の連絡が無かったので行ってみたら、「先生がフランスに一時帰国したので当分休講、再開は未定」とのこと。他の生徒さんは来ていなかったので、私だけ連絡漏れ?あるいは、先週の連絡時にそう言われたのを、私が不在で電話を取った人が「フランス語休みだって」の一言で片付けたための行き違いのようです。

今フランスは日本在住フランス人に帰国を呼びかけているので、当然の、真っ当な判断でしょう。残念ですが仕方ありません。こういう状況になって初めて、私にとっては日本が、それも東京のこの地が、やはり故郷なんだと、しみじみ思います。

地震も放射能も一向に収まる様子が無く、食材を始めとする品物もジワジワと減ってきて、不安が一杯な毎日だけれど、今逃げ出そうという気持ちにはなりません。こんなに穏やかで暮らし易い場所が、危険と紙一重の状況にあると思うと、本当に悲しいです。・・・被災して、今すぐ故郷を捨てなければならない人たちの悲しさ辛さはいかばかりか、察するに余りあります。(三女)
コメント (2)
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