JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

叶姉妹ではありません spleen / THE SOUND OF FEELING

2006-11-20 20:42:41 | 聞いたけどCDどちらでも
高校生が隠して写真集を持っていても、それは普通の事でしょう。それを忘れていて30年経ってから見つけたら、それは羞恥と驚きと、歓びと複雑なものになりますね。残念ながら、そのようなものは発見されませんでしたが、このアルバム、何十年と聴いていません。叶姉妹?、ちがいますよ。双子のヴォーカルにダブルベース、ドラムの変わったグループでした。今夜、何を血迷ったか、ジャケットも読みながら聴いて見ました。高校生の時期フラワームーブメントの時代といわれました。1曲目のドノヴァンの曲“ハーディー・ガーディーマン”は覚えています。ベースラインと揺れる女性2人のコーラスは高校生の心には、未知な世界で凄い感じに思いました。
ところで、アルバムノートが凄いのです。今でもご活躍の悠 雅彦さんの記述です。当時悠さんはJAZZの批評に記述を始めたころと記憶しますが、気鋭という表現が当てはまる、評論家で、私も好きでした。で記述ですが「ザ・サウンド・オブ・フィーリングこの名は永劫に記憶さるべきモニュメントである。」「試みた事は過去の客観的アプロートに追従するヴォーカルを再検討し、その結果を楽器と同等の位置まで引きずりあげた事だ。」レナード・フェザーも言うのです。「彼らの実質は悠に5世紀を凌駕する」と。
純真な高校生はそれだけで宝物を得たようにこのアルバムを抱くのでありました。
確かにランバート・ヘンドリックス・ロスというグループがありますが、何を超えたのか解りません。
繰り返しますが、叶姉妹ではありません。
今振り返って何とでもいえますので、この私の記述自体は、批判でも何でもありません。
でもね「ヴォーカルレコードの最も新しい成果であり、来る日の聖典となるだろう」って凄いですよね。これも30年たった後の見直しとして、時代の流れを感じていただければと思っただけです。
ただのブロガーが“叶姉妹でありません”ってフレーズを言いたかっただけでした。それが本当です。

SPLEEN /THE SOUND OF FEELING

1 Herdy Gurdy Man
2 Hex
3 Up Into Silence
4 The Time Has Come For Silence

5 Alone Came Sam
6 The Sound Of Silence
7 Spleen
8 Mixolydian Mode



コメント
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