
2001年9月11日にニューヨークで起こったっことは、未だに思考回路に引き合わないことで、その映像を未だに見たくない。
その話題もあまり好きではないけれど、3月には映画「ものすごくうるさくてありえないほど近い」をみて、ニューヨークの人々が、それぞれのおもいでこの11年を超えたことをと伝えたかったのだろうと感じた。
そんな後、図書館の棚に、見たくない光景と犬が写った表紙の本があって、9.11 78階からの奇跡の脱出劇とある。
生還劇であり、ビルにいた人はどう思っているのか読んでみた。
ワールド・トレーディング・センター・ビルの78階にオフィスがあるマイケルヒングソン(マイク)は生まれながらの視覚障害者で盲導犬と共に生きている。
障害者ということをものともせずに、物事に邁進し、この場所でビジネスをしている。異常ははプレゼンの準備をしているとき発生し、数分後同僚と共に、盲導犬“ロゼール”のハーネスを握り、非常階段を下り始める。
本はこのマイクの生い立ちと視覚障害のことを、そして脱出ドキュメントをうまくはいして、一気に読ませてくれた。
生い立ちでは物怖じせずに、自転車をのりまわしたり、車の運転もしてみたという生き方と、幾何学もすべて頭の中で展開していく判断力、それらが冷静な行動になったと思う。
非常階段の中ではほとんどの人が冷静に行動していて、パニックを抑えるような言動を心がけていて、世界が賛辞した震災時の日本と同じようなきがする。
そして真摯な教会信者である著者は、脱出時に神の声を聴くし、この惨事もやはり神の用意されたことと言うこと、アメリカ人の凄いところです。
さて抜粋を少し、神の声を聴くところ、やっとビルは脱出できたのに、そのビルが崩れてくる場面
「『神様、あなたはいったい何故私たちをビルからお救い出されたのですか?ビルを私たちの上に降らせる為だけにそうなさったのですか?』」
私が沈黙のうちに叫び尋ねるとすぐに神は答えてくださる。私は心の中に神の声を聴く。まっすぐ話しかけてきた。
「身の丈以上の事は憂うなかれ。ロゼーると共に走ることに心を合わせなさい。後はなるようになる。』」
もうひとつ、階段の途中で「もうだめ、出られないわ」とパニックに陥る寸前の女性がいたときの場面。
私は彼女にハグする。指示を待たずにロゼールが彼女の手に七先を押し付けて撫ぜてほしいとせがむ。ラブらドールレトリバーが鼻先をおしつけるといってもそれはチョンとくっつけてくるような柔らかいものでなくパンチを食らうような手ごたえがあるもいだ、その女性もロゼールの答えない訳にはいかない。彼女はロゼールの穴間に触り柔らかい枝毛を撫でた。ロゼールはかわいがってもら事としばしの休息を喜んでいるのが呼吸で解る。その女性は落ち着き、ゆっくりと呼吸しだし、ほんの少しだが笑い声もsる。ロゼールが彼女に魔法をかけたのだ。
この二人はその後多くの助けをうけて自宅のオクサンの元に帰り着くことができたわけだけれど、この犬がいなければ多分生還は不可能だし、盲導犬の仕事の部分困難な状況でできたこの犬に多くの賞が与えられたのはこの事件の少しでものプラスです。
もうそろそろ、区切りの時代なのかも知れません。