さわやかそうなジャケにアレックスさんプレゼント、クワエット・モメントとあるので、そうゆうフュージョングループかなと思った。
裏の曲名をよく見ればそうじゃないことは解ったはずだけれど480円だったからジャケだけで買いました。(昨日のは正解だったでしょ。)
こちらも2000年にでた古いアルバムです。
会社の帰り、車のなかでさわやかにと流れ始めた1曲目、これが飛び上がった。(運転中なのに)ホロホロホロハレと何とも懐かしい、間違えようのないレオン・トーマスの声、なんじゃこれはというので、運転しながらジャケをみた。(よい子はまねをしないことって、よい子は運転しないか)
なんとファラオ・サンダースの演奏でした。
レオン・トーマスは1999年になくなっているので、知っている人も少ないかもしれないけれど、ファラオの「カーマ」で歌っている人、その“The Creator Has A Master Plan”もなんとルイ・アームストロングと演っているのが6曲目に入っています。
というのでこのアルバムのことを探ってみると、イギリスのAlex Attiasという人がスピリチャル・ジャズをコンピしたアルバムだそうです。
そもそも私がファラオ・サンダースの「カーマ」(LP持っています)を聴いたときには、スピリチュアル・ジャズという言葉はなかったので、どのような枠なのかよくわかりません。
2曲目がホレス・シルバーなんだから。
で一寸調べてみました。ググって一番最初のスピリチュアル・ジャズの受け売りですがこんなことらしいです。
「スピリチュアルジャズとは、ジャズのジャンルの一つで、1960年代~1970年代にかけて、ジョン・コルトレーンやファラオ・サンダース、マックス・ローチといったジャズプレイヤーにより流行しました。
そもそもジャズ自体、黒人霊歌がルーツとなっているスピリチュアルな音楽なのですが、その中でも、アフリカ回帰、黒人独自の精神性などをさらに追究していったジャズのジャンルがスピリチュアルジャズです。
」
イギリスのコンピなので、イギリスにも同じ枠があるのでしょうか、JAZZRADIO.COMでは36ジャンルに分かれていますが、これはない、1日中ではつらいか。
特に嫌いな分野でもないし、1曲目ファラオもこの演奏はシンプルで良いです。ホレス・シルバーには驚いたけれど、リタ・ライスがオリバー・ネルソンのバンドで歌っているのは迫力もあるし、このアレックスという選者は歌ものが好きみたいです。
コートニー・パインの演奏が結構おもしろかったし、コルトレーンとジョニー・ハートマンは久しぶりに聴きました。
これはこれでおもしろいかったけれど、キリッとしたアイス・ティー飲もうと思ったら、トロッとしたアイリュ・コーヒーが出てきたぐらい違っていました。
Alex Attias presents Quiet Moments
1. Pharoah Sanders / Sun Song
2. Horace Silver / Senor Blues (Vocal Version)
3. David Amram / Waltz from‘After The Fall’
4. Rita Reyes Meets Oliver Nelson / Wives And Lovers
5. Prince Lasha / Kwadwo Safari
6. Louis Armstrong / The Creator Has A Master Plan(Peace)
7. Courtney Pine / Children Of Ghetto
8. Nat King Cole / Calypso Blues
9. Sathima Bea Benjamin / Africa
10. Lonnie Liston Smith / Golden Dream
11. John Coltrane And Johnny Hartman / Autumn Serenade
12. Catalyst / Bahia