このグループの前作を持っていたと思うのだけれど、どうしても見つからない。
1曲目、3者が同時にインプロで始めるような緊張感あるスタート、そして陰影をつけながら、ソロも間に挟む、高いレベルの演奏です。
続けざまの曲は1曲目のDarkを強くしたような曲、このベーシストの娘さん(前作のジャケットの子
か)は視覚障害があるらしく、暗闇の中で演奏するという取り組みががるのです。
3曲目は“Democracy”という曲だからこれも闇の中の演奏だかは解りませんが、ベースのソロが曲を組み立てていく進行です。
4曲目、まじめな感じの演奏、、5曲目は哀愁が含まれます。
6曲目もとてもまじめに演奏している感じで、演奏自体はかなりレベルが高い、ベースは良い音でフレーズも良いし、ドラムスも今風、手数を見せます。
ですから聴いていてなかなか凄いと思います。
でも私の方は一寸曲がっているので、一寸まじめすぎる、隙間を埋め過ぎちゃったような、きっちり論理をもしくは主張を展開されたような、だからこちらもまじめにお答えしますみたいな。
少しも壊れないし、構築された行きかたができているし、ということでこれは好みかもの問題、アリャと心配するところがあっても、やるねという驚きもいる、このグループ凄いところの凄いところの域を壊していない。
ということで辛口、光をちゃんと照らしてみて。
Walking Dark / Jasper Høiby - Phronesis
Jasper Hoiby (b)
Ivo Neame (p)
Anton Eger (ds)
1.Walking Dark
2.Passing Clouds
3.Democracy
4.Suede Trees
5.Upside Down
6.Charm Defensive
7.Lipwash-part Ⅰ
8.Lipwash-part Ⅱ
9.Zieding
10.The Economist
11.American Jesus
12.Eight Hours