jazz最中という名前のblogでジャズばかり聞いてきたと書いているけれど、ここのところちょっと様子が変わってきました。
昨年から始めたチェロの為チェロ演奏のCDがどんどん増えています。(クラシックなので、そしてチェリストのことをあまりどうこう書けない)
なぜチェロにしたのか、まあ昔から好きは好きだったけれど、この人の存在もちょこっとあると思います。
この人と出会ったアルバムは、CYCLESだったかThe Sea (ECM, 1994)だったか忘れてしまいましたがとにかく好きなECMのアーティストのアルバムにさんかしています。
自分のアルバムでは「CYCLES」の後に、「Cello / David Darling」というもろチェロをタイトルにしたアルバムなども出しています。
ECMと絡まなくなっても結構アルバムを出していて2014年も新しいのが出ています。とても気に入っていたので幾つか買ったのですが、これがヒーリング・ミュージックみたいになっていて、あまり好みでなくなってしまいました。
そんなんで新しいアルバムは買わないでいるのですが、「cello」の次に出たアルバムを持っていないことに気が付いたので、今回チェロをするのを後押ししてくれたお礼でこのアルバムを買ってみました。
づいぶん前置きが長くなってしまいましたが、「CELLO」の一年後の1993年のアルバムです。
「CELLO」の中で演奏されている“DAERWOOD”をタイトルとしてそれの4から7となる組曲です。
タイトル「Dark Wood」といい、チェロだけの多重録音といい、ECMといい、抑えた感じのダークさが出ています。
ここのところ多くのクラシックのチェリストを(それも有名クラシック曲)聴いてきている身になるとちょっと地味感を感じるのはしょうがないか。
基本ダーリングって一人だと地味な演奏だけど、これまでの共演がKetil Bjørnstad(The River (ECM, 1996), The Sea II (ECM, 2000) Epigraphs (ECM, 2000))だったり、Terje Rypdal( Eos (ECM, 1984)、 Skywards (ECM, 1995))だったり、 Ralph Towner( Old Friends, New Friends (ECM, 1979))だったりするから、ほとんど全部お世話になって、チェロ好きの維持に貢献してくれたのはまちがいないからこのアルバムはこれでいい。
ECMを聴いて、チェロを弾いて、クラシックの小品も多く聞くようになった身には、Ketil Bjørnstadと演った「The River」が一番聞いていて楽しく思います。
Dark Wood / David Darling
David Darling cello
Darkwood IV: Dawn, In Motion, Journey
Darkwood V: Light, Earth, Passage
Darkwood VI: Beginning, Up Side Down, Searching, Medieval Dance
Darkwood VII: The Picture, Returning, New Morning
Recorded July 1993
ECM 1519