セシル・テーラーのアルバムで刺激的な出勤をした翌日は、それとは正反対の音楽にしてみました。テーラーのアルバムと一緒に買ったのはジャケは見たことのあるアルバムで500円でした。
なんかほんわかした日本映画みたいなジャケで気になっていました。
正調なピアノに始まって、チェロもきちんとした居住まいのような音です。コダーイのこの曲ははじめてですが格調高い感じです。
2曲目はおなじみの“白鳥”、もう何人のチェリストの演奏を聴いたでしょうか。この人すごくまじめな美しい演奏です。この頃すこし違いが分かるようになった気がします。
メンデルスゾーンも知っている曲だけれど、この人ふくよかでいながら芯のある結構男性的にも感じます。
5曲目も良く聞く曲、今日は会議の後に会食もあるのでテーラーとは違って和みムードです。
8曲目もおなじみの“ヴォカリーズ”この曲をどう演ってくれるかも楽しみ。去年、横坂源ちゃんがコンサートで毎日チェロでどのようなことをしているかということで、「この曲をいろんなポジションで弾いてどのような感じで表現するかなんか考えています」と言っていたのをおもいだします。
10曲目がタイトル曲ですが、凄い音で弾いています。こんな音を出してみたいとおもったから良い買い物でした。
向山佳絵子&仲道郁代 「祈り」
1.コダーイ:ソナチナ
2.サン=サーンス:白鳥
3.メンデルスゾーン:無言歌 ニ長調 作品109
4.シャミナード/クライスラー: スペインのセレナード
5.ドヴォルザーク/クライスラー: わが母の教え給いし歌
6.ヴィラ=ロボス:黒い白鳥の歌
7.フォーレ:子守歌 作品16
8.ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34-14
9.サン=サーンス/ハイフェッツ編:白鳥
10.ブロッホ:祈り
11.パラディス/ドゥシュキン編:シチリアーノ
12.ペルト:鏡の中の鏡