何とも楽しそうな子供の顔が映るクリスマス・ケーキのコマーシャルを見て、こういうのうちには今のところないねと話をする。
私がもらってあげるとプレゼントのことをオクサンは言うけれどそれはないだろう。
なぜこんなことというのがこのアルバム、1992年のクリスマスの日にオーチャードで録音されたアルバムです。渡辺貞夫の1969年録音の3枚のアルバムを買いましが1枚はまだ届きません。それで少し前に買ったアルバムを聞いています。野力奏一のピアノにピーター・アースキンとマークジョンソンというリズム陣にストリングセクションがバックに着くコンサートの模様です。
オリジナル3曲とビートルズの曲が1曲それにスタンダードとクリスマス・ソングという、これはお客のことをヨーク考えた構成で、まさにクリスマスの日のプレゼントになっただろうと思います。
ストリング付だからバラッドが基調でとても良い感じ、マーク・ジョンソンもピーター・アースキンも決して目立ったことをしないのに、常に的をえたサポートを続けます。
渡辺貞夫の音楽監修も務めた野力奏一があまりきいたことないけれど、しゃれた良いピアノを入れています。
69年の渡辺貞夫がゴツッと自己を主張すれば、23年後には現在にいたる道筋にちゃんとある音とメロディ、もう少し新しいのも聴いておこうと思います。
12月のオーチャード、きっと素晴らしい、クリスマス・プレゼントになると思います。
A NIGHT WITH STRINGS / Sadao Watanabe
Sadao Watanabe (as)
Soichi Noriki (p)
Marc Johnson (b)
Peter Erskine (ds)
The Tokyo Symphony Strings
Recorded Live Dec.25,1992 at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo
1. I THOUGHT ABOUT YOU
2. BEAUTIFUL LOVE
3. THE CHRISTMAS SONG
4. IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING
5. TOKYO DATING
6. STOLEN MOMENTS
7. ECHO
8. HERE THERE AND EVERYWHERE
9. VIOLETS FOR YOUR FURS
10. LOVE WALKED IN
11. ONE FOR JOJO