ミッシェル・ルグランの作品をニコラス・フェルメルが演奏したアルバムを中古で買ってこれは良かったと思っていると、新譜の棚にその Michel Legrandの名前を見つけた。昨年録音されたもので御年85歳のルグランの昨年の作品でした。
ルグランと言えば映画音楽が主で、私などはルグラン・ジャズでアンドレ・プレヴィンと同じような、ジャズ・センスのすぐれた人と言う風に感じていました。
それが今度はこれはまさにクラシックのコンチェルト作品でした。
自身がピアノを弾いた曲とこれが買う理由になったのだけど、チェロ・コンチェルト。
ルグランが書いたチェロ・コンチェルト、この頃ではこのようなひとくせあるのが欲しくなります。
ピアノの方の曲は一寸ジョン・ウイリアムスとも似たところがあったりで、映画的な場面やルグランを感じるところがあってほっとします。
チェロの方はもうちょっとまじめ、ちょっとダークな雰囲気をもっと曲。もう少し哀愁あるメロディをチェロに弾かしてほしいのだけれど、ここはクラシック。しっかりチェロのコンチェルトになっているのはしょうがないのか。85才好きにやっていただいて全然問題ありません。
Concerto / Michel Legrand
ミシェル・ルグラン(ピアノ:1)
アンリ・ドマルケット(チェロ:2)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ミッコ・フランク(指揮)
録音時期:2016年9月5-26日
録音場所:パリ、ラジオ・フランス・オーディトリウム
ピアノ協奏曲
1. Concerto Pour Piano Et Orchestre: Premier Mouvement (Attaca)
2. Concerto Pour Piano Et Orchestre: Mouvement
3. Concerto Pour Piano Et Orchestre: Troisième Mouvement
チェロ協奏曲
4. Concerto Pour Violoncelle Et Orchestre: Premier Mouvement
5. Concerto Pour Violoncelle Et Orchestre: Deuxième Mouvement
6. Concerto Pour Violoncelle Et Orchestre: Troisième Mouvement
7. Concerto Pour Violoncelle Et Orchestre: Sonate 1-2-3 (Attaca)
8. Concerto Pour Violoncelle Et Orchestre: La Plus Que Lente