JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ダーク・マター ブレイク・クラウチ 著 東野さやか 訳

2018-02-01 16:30:52 | 


読む本がの選択がつきたので、店頭でアランだほん。「ページをめくるのが止まらなかった!」ってのが本当かどうか。

読み始めて確かに止まらない。一つ前の本が素晴らしい本だったけれど詩的な表現がおおく、節が長めで苦労した。こっちはリズムに乗る文体。展開も早くてどうなるのだとページが止まらないのは本当だった。

内容はジェイソンという主人公が、自分の妻と息子との人生を、別の次元のジェイソンに奪われて、その奪回のために多次元の世界をさまようという話。
とんでもない話だけれど、結構組み立てられているから大きな破綻がない。

こうゆう時空トラベラーのはなしでは「タイム・トラベラー・ワイフ」って大好きな本があって似ている。
ただしタイム・トラベラーの方は何とも幸せな気持ちになるのに反してダークの方はやるせない。時代的なゆったり感にたいして、現代的な閉塞感という息苦しさなのだけど、ページは止まらなかった。ということでかなり面白い本に出会いました。
この人の「パインズ」には戻ろうとはおもわないけれど、次はどんなのでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする