
中山康樹の本はマイルスの関係で大変助かっている。文も読み易いからいいけれど、論点がちょっと乱暴か、でもそこが面白いのかもしれない。
図書館で声は借りていないなと思って借りてきた。もう一つも中山氏の本だったけれど、こちらはちゃんと読むかはわからない。
硬派ジャズとあって、私が硬派かどうかわからないけれど、少なくとも初心者じゃないと思っている。
本の主旨を読むと子のような記述が書いてある。
”第二段階に達した人たち(元初心者、元入門者)のための案内書がなかったからでないだろうか。世にある入門書は、前述した理由により「必要とされていない入門書」であり、その人が必要としたときの一助となりうる「もう一つの入門書」が存在しなかったのではないか。”
という事で第二段階の人のための入門書を書くに至ったらしい。
こちらとしては、第二段階もちょっと受け入れられないとは思うものの、なるほどと思い読みだした。
これがちょっと困った。こちらはたぶん第四段階かなと思っているのに最初のアルバムを知らなかった。

アーチー・シェップの{アッチティカ・ブルース」というアルバムだそうだ。ここで紹介さアレているのはCDで入手可能なものから選定されているので、いや知らないなでスタート。
つぎがベニ―・グッドマンでこちらは守備範囲外だけどこれは知らない。

次がビル・エバンスの「シンバイオシス」なのだけれど、これもマークしてなかった。たぶん聞いていない。なんだよ硬派とは思わないけれどもぐりじゃないの。

そこから焦りだして、次がボビー・ハチャーソンの「ライブ・アット・モントルー」でこれも持っていないし聞いたこともない。

”おいおい”もぐりじゃないのという声も聞こえて次がキャノンボールの『ウォーク・トール」というアルバム。あんりゃこれも知らなかった。もう完全に第二段階でがっくり来た。

という事で完全に自信をなくしての次がこれ。

セシル・テーラーのアルバムはこれは持ていた。6枚目のしてやっとで、次がチャーリー・ヘイデンのリヴェレーション{「のっと・イン・アワ・ネーム」でもちろん持っているのでやっと落ち着いた。
でも鼻はへしおられているので、素直な気持ちで読みました。結構知らないものもあるし、受けにまわっているので、これは聞いた方がと思うものがありいくつか注文しました。
何を注文したかはのちほど。
ジャズ紹介本はいつも斜め読みだけれど、これは楽しい本でした。ありがとう。