デヴュー作でものすごく気に入って現役ピアニストの100人の中に選んだけれどその後活動がどうしてもわからず、そのデヴュー作だけしかわからないので100人から退いてもらったけど、今年になって新作が出たのがこれ。
エレクトロニクスをいれて一人で作り上げているサウンドなのだろう。
デヴュー作と随分と感じがかわっているけれど、それは永い間があったからで、この人はこのように変わって来たのだから、こちらが本来の、いや現在の彼なわけだ。
それだから実に久しぶりに演奏に触れて、かなり戸惑った。Stefan Aebyもちょっとと戸惑ったけれど、それ以上になる。
それで置いておいたけれどStefan Aebyの次に再び聞いたら、決して悪いわけじゃ似合い。アンビエント的とも言えるか。エレのリズムが刻まれていく中で徐々にメロディを構築していく、エレクトロニクスのミッシェル・ジャールにちょっと似たところがある。
昔だったらこれいいになっていたかもしれないけれど、こちらも傾向が変わるってしまった。だから聞く状況で感じ方が随分と変わるかもしれないけれど、はまる日知にははまるサウンドだと思う。
今回聞きなおして「聞いたけどどちらでも」と思っていたのを「いいと思う」にかえたのは5曲目”Thank You ”なんておとなしくてかわいい曲だ。
配信分野で活動しているのだろうけれど、アルバムも出すようにして欲しい。
EQUINOX / PITER DE GRAAF
Pieter de Graaf
01. In Circles
02. Event Horizon
03. Dew Drops
04. OCD
05. Thank You
06. Silver Lining
07. Supernova
08. Miss Undutchable
09. The Star Shift
10. August Sings
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