図書館で借りたJAZZ関連の書籍を紹介する本を読んでいたらこの本の紹介が出ていた。中山康樹・ピーター・バラカン・市川正二の3氏がジャズ・ロックについて対談と各自の推薦アルバムが掲載されているようだ。1970年代のジャズ・ロックが大好きでなんか新しい発見があるかと思って買ってみた・
1994年の古い本で、紹介でも3氏がかなり勝手な解釈だから三様のジャズ・ロックってあったけれどそれはでかまわない。
対談の最初に世間で言われているジャズ・ロックを整理しましょうとはじまるけれど、ほとんどかみ合わないところがおかしい。
1994年だとまだまだジャズ・ロックへの視点も定まっていないのはしょうがないかも。私的には乗りやすいエレべのベース・ラインとドラムスのリズム、それとサックスなりギターが、フォーク・ロック的なメロディーをベースにインプロヴィゼーションするというような音楽だと思う。
三人が紹介する15枚づつのジャズ・ロック・アルバムは視点がまるでちがって、バラカン氏がロックはロックという立場で、市川氏はどちらかというとファンキーなジャズという感じでロックとはちょっと違うかなという感じ。中山氏はマイルスの縛りが十分あるからそこら辺のサウンドの流れでとらえている。
という事で中山氏っが一番わかりやすいわけだけれど、おかしくなったのはその15枚。
最初の1枚目がバートンの「ダスター」2枚目がバートンとキースが一緒に演奏したアルバム。3枚目がドン・エリスの「アット・フィルモア」で4枚目がマイク・ノックの「フォース・ウェー」だった。
私なら1枚目はバートンの「イン・コンサート」にするけれど、「ダスター」の歴史的意味を考えればわからないことはない。5枚目のエリック・クロスがきてこれは持っていないけれど、続いてチャールス・ロイド、ハービーマン、スティーブ・マーカス2枚と続いていくのだからほとんで持っているもので15枚中10枚を持っていた。
面白いのは3氏が共通してあげているのは、トニー・ウイリアムスの「Emergency!」一枚。実はこれ探したけれど持っていなかった。久しぶりにちょっと聞きたくなった。
他には聞きたいと思ったのはバラカン氏が挙げているジョン・ハンディーのモンタレーのライブ盤で、そういえば久しくジョン・ハンディーを聞いていなし、アルバムも持っていない。こちらの方が聞き態度が強いのでこれは探してみよう。
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