ケニー・ドリューがステイプル・チェイスのハウス・ピアニストになり、ペデルセンと“デュオ”“デュオ2”“デュオ・ライブ”を発表し、それでドリューやペデルセンの虜になった私は、このアルバムは持っていませんでした。
このアルバムの後も随分一緒に演奏するフィリップ・カテリーンを加えた1977年のコンサートの模様です。ステイプルの稼ぎ頭たちで、中古屋さんでばったり会って「お久しぶりね あなたに会うなんて」と嬉しくなりました。
1曲目、まずカテリーンのジプシー風ソロにゾクッとした後、ゆっくりとおなじみのジャンゴのテーマ、そこに4ビートでドリューとペデルセンが入ってくるあたりゾクゾクします。
ペデルセンのベースはパーシー・ヒースを上回るウォーキング、ドリューもバップのかおり十分で15分の熱演です。
2曲目、ペデルセンのソロからギターがはいると“Here's That Rainy Day”のメロディ、この曲ギタリストが演奏しているものがかなり多いと感じます。
途中“ジャイブ・サンバ”みたいなペデルセンの高速ソロのあとピアノが入るとやはり締まります。
転がるようなドリューのフレーズが好きでした。
3曲目がドリューのバップ、4曲目はカテリーンのバラッド、ペデルセンのアルコからドリューのシャープなソロが良い。
5曲目“Blues In The Closet”でも出だし、ドリューが一つ格上だったと思わせる迫力のピアノでスタートです。
6曲目はコンサートの最後向きの“On Green Dolphin Street”
お久しぶりな人々は「やっぱりいいね」の世界で、まだまだ聞いていないアルバムがたくさんあるのです。
Kenny Drew - In Concert
Kenny Drew (p)
Philip Catherine (g)
Niels-Henning Orsted Pedersen (b)
"SWF Session", Kaiserlautern, West Germany, February 3, 1977
1 Django SteepleChase
2 Here's That Rainy Day
3 Sunset SteepleChase
4 Twice A Week SteepleChase
5 Blues In The Closet
6 On Green Dolphin Street
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