キス・ジャレットとチャーリー・ヘイデンがデュオのアルバムを出すことは、随分前に知りましたが、リリースされたとたん、多くのblogのお仲間が記事にされました。
なんともすばやい、それだけ気になるアルバムというわけです。
こちらはまだ手にとっていなかったのですが、どんな風に音がでてくるか、こんなんだろうという思いが、すでに聴いたように出来ました。
アルバムを聴いた最初の音から、これは思っていた通りです。
ヘイデンのデュオをかなり永く聴いてきましたし、キース近頃も考えれば、こうなるでしょう。
ヘイデンのデュオとしては“Heartplay / CHARLIE HADEN & ANTONIO FORCIONE”に近く、キースでは“Melodey At The Night With You”に近いそれを組み合わせた感じです。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20071105
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20080330
録音も同じくキースの自宅スタジオですから、音の感じも似るのでしょう、ただ はキースの奥さんへ捧げたアルバム、やさしい気持ちがずっとそばにある感じ、今度のアルバムは、ベースが横にいて、とても心の通じ合った人と、一つ一つ話をしているような感じです。
1曲目の優しいメロディーからキースの歌声(?)、これは一番メロディーを愛でている時です。幸せな状態のキースが、それは横にヘイデンのベースがあるからです。
2曲目は落ち着いたバラッド、これがしっとりとして落ち着いて良い。スタンダードではここまでゆったりさせない、ここがこのアルバム、ただしフレーズは唸るものがある真摯なところから出てきています。
3曲目は4ビートのリズムを作って、それもそこに落ち着いているので、スタンダード・トリオと違ってある意味面白い。
4曲目、美しいメリディはJ・サンプルの曲で、なんかのスクリーンミュージックのような、それはやはり今風で、キースの曲より甘く、切なさが多いので泣き節になっています。
5曲目、キースらしいイントロはさすがで、この部分だけで私居住まい正しました。その後続くスタンダートも違和感なくゆったりした良い感じです。
6曲目、おなじみの曲になりますが、逆にこちらは少し長く感じエッセンスだけを凝縮したほうがと思いこのアルバムではちょっと。
7曲目は、ベニー・グッドマンのクロージング・テーマですが、このアルバムの中でも切ない感じが強い。ヘイデンのベースに触れてきませんでしたが、この曲でのソロいかにもヘイデン、ちょっと年を感じるところが(フレーズの流れに)他の曲にありますが、ここいいのでないでしょうか。
さてあっという間にアルバムは最後の曲になってしまい、そして彼らの意図でしょうか、ゆったりと寄り添おう様に聴いてみてほしいということが伝わるように終わります。
9月23日、オーチャードで会いましょう。
Jasmine / Keith Jarrett Charlie Haden
Keith Jarrett (p)
Charlie Haden (b)
1. For All We Know
2. Where Can I Go Without You
3. No Moon At All
4. One Day I'll Fly Away
5. Intro - I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life
6. Body And Soul
7. Goodbye
8. Don't Ever Leave Me
やはりオーチャード行かれるんですね。私は今回はパスしました。Keithの音楽は好きですけれども,最近,ソロもトリオも以前ほどいいと思わなくなってきたのも事実でした。
しかし,このアルバムは,何度も繰り返し聞けるクォリティと何とも言えぬご両人の間のインティマシーがいいと思います。
ということでTBさせて頂きます。
多少は盛り上がる部分もあるにしろ、バラード中心なので、聴いていて、ホッとします。こういう路線で、次もあればいいなあ、なんてことを考えています。
わたしたちのお付き合いも随分長くなってきました。
あんなこと、こんなこと、まるで卒業式に歌う歌の歌詞のようなことが浮かぶのはこのアルバムきいちゃったせいでしょうか。
素早く動いたわけでなくて、、随分昔の願いが想いもかけず叶ってしまって、、驚いていたのでした。
トラバありがとでした。トラバアドレス、、よろしくね。m(__)m
わしたちはどうしても、そのアルバムの価値とか意味で考えるきらいがありますが、それを外した一枚、キースだってヘイデンだってもっと別のことが出来ます。
このようなアルバムを出すことが意味ありますね。
キースの場合かなりの録音をとって、選別してリリースするような感じですね。録音データが古いのもそのせいでしょうか。
スタンダード・トリオのパフォーマンスが落ちているのはしょうがないので、このように習うのでしょう。
ソロとトリオ以外と思っていましたから、このようなアルバム良いと思います。
ひとつひとつのおもいでが、もちろん過ぎ去っていくのですが、それがだんだんと積み重なって出来るものがあるのですね。
私はこのデュオすっかり気に入ってしまいました。自分のところでも書いているので覗きにきてくださいね。ではでは,よろしくお願いします。
よくお越しくださいました。
Kiethという存在は、私たちのJAZZライフにとても思い存在ですね。
これから、お邪魔いたします。