久しぶりに中古屋さんへ行った。購入量は昔よりだいぶ減って、新しいものを二つ、中古を三つ拾った。その中古の内尾一つ。
昔から変わった楽器で演奏するJAZZというのを集めていてこの楽器は持っていない、というか知らない。
Cimbalmというなでどんなの楽器がわからない。ただリズム隊が凄い。ベースがラリー・グレナダー、ドラムスがエリック・ハーランド、まず今一流のリズムを従えてのトリオ演奏。ただ楽器が判らない。Cimbalomって書いてあるから字ずらはシンバルを想像してしまった。ちなみにシンバルはCymbal,私的にはほとんど変わらないじゃないか。でもシンバルじゃメロディー楽器がない。ということでそっちが興味が出て買いました。
さて帰って調べたら、ツインバロムといってハンガリーを中心とする中欧・東欧地域で見られる大型の打弦楽器だそうです。金属弦をマレットのようなもので叩くからピアノの起源と呼ばれているそうです。音色的にはハープとピアノ(というかクラヴィコードか)との中間か、オリエンタルな感じも入る。
奏者3人の連名アルバムだけれど、全曲このミクロス・ルーカスという人の作品だから、多分この人が最高のリズムを頼んでアルバムしたのだろう。
そしてそれが大当たりというのが結論になる。切れの良いドラムスをバックに始まって、ベースのアルコからピッキングのソロ、このアルバムもちろん主役はこの楽器でしょうが、リズム隊が準主役、そっちに集中しても面白い。
結構激しい曲があったり、4曲目のゆったりしたバラッドがあったり(グレナダーのベースソロがいい)でこの楽器の響きが慣れてくるとなんとも気持ちがいい。
CIMBALOM UNLIMITED / MIKLOS LUKACS
Cimbalom – Miklós Lukács
Double Bass – Larry Grenadier
Drums – Eric Harland
1.Balkan Winds (6:45)
2.Lullaby for an Unborn Child (7:32)
3.Peacock Dance (6:05)
4.Dawn Song (7:25)
5.Somewhere... (6:13)
6.Act 3 (6:06)
7.Aura (5:32)
8.Sunrise in Chennai (8:02)
9.R. I. EP. (In Memoriam Esterhazy Peter) (7:32)
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