デュオのアルバムを聴きいていて、素晴らしいと思うのは、インタープレーの凄さでしょう。激しく交差するフレーズとバッキング、知っている曲で、このような緊張感があるのだと驚いたのがこのアルバムでないでしょうか。
1962年に録音されたこのアルバムはリアルではなく(私は小学生でした)手に入れたのは8年後、でした。
ずっと持っているものの、LPプレーヤーで聴く機会がないので置いてありましたが、今回この話題を思ったら、アンプの調子の悪い地下なので、ぜひ聞きたくなりました。中古屋さんにはたいていこのアルバムはあるので拾いました。
それがこのアルバムです。CDは全10曲、持っているLPよりか4っも多い曲です。今まで“UNDERCUTTENT”といえば全部一緒と思っていましたからこれは理解が違います。当たり前ですが、この違いはすでに充分話題になって結論付いているのかも知れません。のんきなわたしは少しあわてました。
私の持っているLPの曲順があって、それが“UNDERCURRENT”と思っていましたから、このたび拾ったCDでの変化は知りませんでした。
まず古いアルバム構成ですが、それは1曲目の“MY FUNNY VALENTINE”前掛りなフレーズの応酬と掛け合いのテンポでデュオというものの驚きを教えてくれた演奏です。
ここで追加された演奏のうち別テークとして演奏される“MY FUNNY VALENTINE”と“ROMAIN”は特に優れるわけでなく別にいらないバージョンです。
JAZZに博識のあるバブさんのところに行って見ましょう。
http://blog.goo.ne.jp/h-babu0717/e/692cc1d8fc23042def04c6cab413ab9e
“SKATING IN CENTRAL PARK”が結構いいと書いています。確かのいい演奏です、私は“SRAIRWAY TO THE STARS"が結構いいと思います。
ところでこのことはバブさんに伝わるのでしょうか。バブさんのアルバムでも、私のもっていいるLPでも収録がないのです。次の曲の“I'M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU”もLPには入っていませんが、良い演奏です。バブさんがどのようにお答えになるか解りませんが、私はその事を知りませんでした。(実は聴いたことがあるように思っていますが)アルバム収録曲が有名盤で2曲も増えていると話が食い違いますね。どのような基準で話を続けるのかちょっと食い違いますね。
別バージョンの“マイ・ファニー”は全然いらないけど後の2曲はいいですね。
これは、エバンス、ジムともに一回目の演奏に不服があったようで(もっといいプレイが出来るはずだという前向きな意味で)、結局「I HEAR A RHAPSODY」「STAIRWAY TO THE STARS」「I'M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU」の3曲のみを録音し、再度スケジュールを合わせた上で、3週間も後の再録を決めたのです。
不服の原因は、ギターとピアノがぶつかりすぎている点であったそうで、故に、インタープレーという観点からも、二日目のプレイを良しとしたようですが、その3週間の内に二人で打ち合わせをしたわけでもなく、それを修正してくるあたりは、この二人だからこそということなのだと思います。
ともかく、そんな理由でオリジナル盤には、一日目の「I HEAR A RHAPSODY」のみが採用され、後は二日目の演奏のみとなったようです。
私もボツとなった二曲を耳にしたのが、ずいぶん後でしたのでなんとも言えませんが、たしかに言われてみれば、ギターとピアノのバランスは二日目の方が良いようにも思います。(話を知っているからという意識がそう思わせるのかも知れませんけど...笑)
そんなわけで、エバンスとジムが認めたプレイは、あくまでオリジナル盤に収録された6曲であったことは、間違いのないことのようです。
私の知っている範囲の話としてはこんなところです。
こちらで勝手に書いている記事の尻拭いをそちらに回して申し訳ありませんでした。お手数を掛けました。
なた行くかも知れませんがよろしくお願いします。