土日なのにかなり精神的にハードな会議をしてきました。日曜の4時に家に帰り着いて、ゆっくりお風呂に入って、ひっくり返っていたらやっと音楽を聴く気持ちが戻ってきました。
そこで選んだのがこのアルバム、最近ひろいましたが、2006年の録音です。
イタリアのアルバムかと思っていたらアメリカの作品です。
ポール・デスモンドのトレビュート・アルバムがあるとついつい聴いて確かめたくなってしまいます。最近ではデスモンド本人のブルーベック・カルテットの最後のえんそうが、あまりにひどかったので、修正もかねられたらと思います。
デスモンド企画アルバムとしては癒してあげるという題でPaul Dezzという女性が吹いているもの、これはフレージングもなかなかで、ワールドに通用するものでした。
もう一つはお盆が近いからという題でBruce Babadという人、この人は高音がデスモンドより美しいと感じますが、たのメンバーはいまいち、でした。
そして今回のアルバム、昨日みたいに疲れ果てた頭にはぴったりなアルバムでした。
ディブ・ピエトロというひとは中堅のサックス奏者だそうですが、メンバーはすべて初めて、デスモンド音にトレビュートですが、特に気負っている感じではない演奏です。
フレージングも音色も微妙に違いを感じさせるけれど、別の人だからあたりまえ、その微妙さが聴いているうちに、あまり深くは考えないで良いような、気楽な気分を運んでくれました。
5曲目の“ A TASTE OF HONEY”“TAKE TEN”をうまく組み合わせて、とても良い演奏です。
“ A TASTE OF HONEY”は何とも懐かしい、デスモンドがジム・ホールとこの曲を演奏しているアルバム「Glad To be Unhappy」を持っていない。ほしくなったので、今度探してみることにしました。
ANY OTHER TIME / QUARTET DOLOROSO
DAVE PIETRO(as)
MORRIS ACEVEDO(g)
JEREMY STRATTON(b)
ANTHONY PINCIOTTI(ds)
[ 2006年6月4日録音 ]
曲目
1. ANY OTHER TIME
2. EMBARCADERO
3. GLAD TO BE UNHAPPY
4. ALL THROUGH THE NIGHT
5. A TASTE OF HONEY/TAKE TEN
6. ALL ACROSS THE CITY
7. THE GIRL FROM EAST 9TH STREET
8. DESMOND BLUE
9. LATE LAMENT
10. ALIANCA