JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

自分を取り戻す ANY OTHER TIME / QUARTET DOLOROSO

2012-03-19 21:53:21 | 聞いてますCDおすすめ


土日なのにかなり精神的にハードな会議をしてきました。日曜の4時に家に帰り着いて、ゆっくりお風呂に入って、ひっくり返っていたらやっと音楽を聴く気持ちが戻ってきました。
そこで選んだのがこのアルバム、最近ひろいましたが、2006年の録音です。
イタリアのアルバムかと思っていたらアメリカの作品です。
ポール・デスモンドのトレビュート・アルバムがあるとついつい聴いて確かめたくなってしまいます。最近ではデスモンド本人のブルーベック・カルテットの最後のえんそうが、あまりにひどかったので、修正もかねられたらと思います。

デスモンド企画アルバムとしては癒してあげるという題でPaul Dezzという女性が吹いているもの、これはフレージングもなかなかで、ワールドに通用するものでした。
もう一つはお盆が近いからという題でBruce Babadという人、この人は高音がデスモンドより美しいと感じますが、たのメンバーはいまいち、でした。

そして今回のアルバム、昨日みたいに疲れ果てた頭にはぴったりなアルバムでした。
ディブ・ピエトロというひとは中堅のサックス奏者だそうですが、メンバーはすべて初めて、デスモンド音にトレビュートですが、特に気負っている感じではない演奏です。
フレージングも音色も微妙に違いを感じさせるけれど、別の人だからあたりまえ、その微妙さが聴いているうちに、あまり深くは考えないで良いような、気楽な気分を運んでくれました。

5曲目の“ A TASTE OF HONEY”“TAKE TEN”をうまく組み合わせて、とても良い演奏です。
“ A TASTE OF HONEY”は何とも懐かしい、デスモンドがジム・ホールとこの曲を演奏しているアルバム「Glad To be Unhappy」を持っていない。ほしくなったので、今度探してみることにしました。

ANY OTHER TIME / QUARTET DOLOROSO

DAVE PIETRO(as)
MORRIS ACEVEDO(g)
JEREMY STRATTON(b)
ANTHONY PINCIOTTI(ds)

[ 2006年6月4日録音 ]

曲目
1. ANY OTHER TIME
2. EMBARCADERO
3. GLAD TO BE UNHAPPY
4. ALL THROUGH THE NIGHT
5. A TASTE OF HONEY/TAKE TEN
6. ALL ACROSS THE CITY
7. THE GIRL FROM EAST 9TH STREET
8. DESMOND BLUE
9. LATE LAMENT
10. ALIANCA
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HEKIAT Arumenian Stories / Houry Dora Apartian

2012-03-18 20:55:49 | 聞いてますCDおすすめ


普通の人はお休みなのに、なぜか二日間、会議をしてきました。
やっと戻ったので残りを取り戻そうと音楽を聴きます。

ショップへ行くとまるでわからないけれどタンゴのコーナーもみて、気になるものを時々拾ってきます。
ジャケがクラシカルで芸術性がありそうなので買ってみました。

1曲目女性ヴォーカルがメインのようで、言葉を聞いているとポルトガル語ではないし、どうもスラブ系の歌詞を歌っています。タンゴとはちょっと違うなと思っていると、ピアノの音がとても美しい、そう後のテナー・サックスのソロにはびっくり、ストレートで力があって、なお繊細です。
2曲目コーラスも入って地方のトラディショナルを歌っている感じです。よくよくジャケをみるとアルメニア・ストリーズとありました。もっとよく見るとモントルーのレコード会社、スイスのアルバムでした。だからタンゴは関係ない、先日、ラース・ダニエルソンのアルバムでティグランが歌っていた世界です。「HEKIAT」というグループ名も「童話」という意味だそうです。
3曲目はパーカションとスキャットのデュオ。
4曲目、テナーのソロはマイケル・ブレッカーがゆったりと吹いている感じです。
5曲目、ピアノ・ソロはリリカルでとても良い。
6曲目ではスピリチャルなテナーのソロが聴けます。
8曲目でもテナーのソロが良い、アルメニアの歌に関してはアルメニアの人の20%ぐらいしか楽しめませんが、ピアノが出ればピアノが良いとおもい、テナー吹けばこのテナーは良いと思う、とても良いカルテットでした。
アルバム一枚聞き終わって、もう一度ひかえておいた部分を聞き直しました。

HEKIAT / Houry Dora Apartian

Houry Dora Apartian(vo)
Alex Hendriksen(sax)
Oliver Friedli(p)
Fernando Fontanilles(b)
Michi Stulz(ds,per)
Recorded in October 2007 at HKB Studio,Bern

1. Khiyo Khiyo
2. Hayrigis Orore
3. Shalakho
4. Hov Arek
5. Titernig
6. Anush Knig
7. Prelude To Groung
8. Parov Yegar Siroun Groung
9. Nor Dzaghig
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NYのヘッド・ホンで流れるのは BLACK RADIO / ROBERT GLASPER

2012-03-16 22:18:15 | 聞いてますCDいいと思う


ロバート・グラスパーのアルバムが評判がよくて、それを買おう思っているうちに新しいアルバムが出たのでそちらにしました。
グラスパーのアルバムは記事にはしていましたが、もう一人のすごいピアニストとかぶってどうも忘れがちです。
1曲目、これが今のアメリカ音楽だろうと思います。アメリカでイヤホーンをつけている人たちに今何を聞いていますかと質問していた番組が有ったけれど、JAZZ聴いてそうなブラックでもジョシア・レッドマン聞いていますなどとは絶対言わなかった。グラスパーならば聞いているかも知れません。それがブルーノートの路線かも、でも私はほとんどその路線には外れているのです。音楽にのった男性のヴォイスにはちょっと昔のバリー・ホワイトの意気ごみを感じます。
2曲目アフロ・ブルーは選曲とても嬉しい、このような曲集であったらとても楽しかったものの、3曲目以降は聞いたことがあるように思うものもあるも、まず知らない曲のつらなり。
心地よい状況音楽のようにつづいて、そのことは良いのですが、ヒップ・ホップというものが残念ながら扉の向こう側にあるので、どうしてもよそ者が聞いている感じが否めません。
4曲目で出しのピアノ素敵ですが、それに聞き耳を立てていてもラップがはじまあるので、そんな聞き耳立ててもしょうがない、なんとも現代的なPOPとして受け入れることです。
激しくはない主張(ラップは感情表現というより自己主張に聞こえるのです)が続くのが、これが今のNYの主張なのでしょうか。
ニューヨークの教会でみたゴスペル・ミサのちょうど裏返しのような感じで5曲目“GONNA BE ALRIGHT"を聞きました。
各曲にゲスト・ヴォーカリストが歌うのでしょうか、とても音楽と声もマッチングしていて、ですからまるでヘッド・ホーンをつけてジョギングしたり、自転車を走らせるニューヨーカーが思い浮かぶアルバムでカッコよいのです。
9曲目にグラスパーのピアノ・トリオとし演奏がはいります。私としてはこれを聴きたいのが本音であって、・・・・
いずれにしてもNYのヘッド・ホーンに流れているのはこのような音楽なのだろうなと思います。

BLACK RADIO / ROBERT GLASPER

1. Lift Off/Mic Check (featuring Shafiq Husayn)
2. Afro Blue (featuring Erykah Badu)
3. Cherish The Day (featuring Lalah Hathaway)
4. Always Shine (featuring Lupe Fiasco & Bilal)
5. Gonna Be Alright (F.T.B.) (featuring Ledisi)
6. Move Love (featuring KING)
7. Ah Yeah (featuring Musiq Soulchild & Chrisette Michele)
8. Consequence Of Jealously (featuring Meshell Ndegeocello)
9. Why Do We Try (featuring Stokely Williams)
10. Black Radio (eaturing Mos Def)
11. Letter to Hermoine (featuring Bilal)
12. Smells Like Teen Spirit
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ギムレットのグラスを眺めながら Piano Trio from Russia-vol 1 / Nikolay Sizov

2012-03-15 22:30:38 | 聞いてますCDおすすめ


どこかで見たらとても良さそうなことが書いてあって、あと一枚何かと思ったので買ってみました。
サンクトペテルブルクを拠点にして活躍しているというピアニスト、ニコライ・シゾフ
という人のトリオ演奏です。

1曲目の曲がいい。哀愁あってファンキーで、ヴィクター・ヤングのこの曲を誰の演奏で聞いたのだろう、頭の片隅に残っていたのを引っ張り出されて懐かしんでいるのです。
タッチも美しいし、アドリブフレーズも変化があります。ドラムスとベースがしっかりリズムを作るのもプラスです。
2曲目、軽いタッチの小品をとてもうまく弾きます。
3曲目、ハンコックのこの曲をこうやって弾くのは、若い人ではあまりいないと思うのだけれど、この弾き方で途中あきさせないのは、大したものです。
5曲目、このスタイルが珍しいのか、私があまり聞かないのかわかりませんが、エディ・ヒギンズとか澤野工房なんかにありそうな、この曲のウォーキング・バースが心地よい。

私、洒落たお酒などはほとんど頂きませんが、ふっと思い浮かべたのがこのカクテル。



逆三角形の定番カクテル・グラスに淡い色のお酒、これをピアノ・ブラックの上に置いて聞きたい。
そしてカクテルの名前は“ギムレット”寒いロシアの温かい部屋、キンと冷えたグラスがあったらと思います。

6曲目はモーダル色の強くなったオリジナル、曲調として変化があってこちらも可能、リズム隊もたのしい。
7曲目、スタンダードはとてもシンプルに、ちょっと時代がかってきこえますが、モーダルプレーもできながらこの演奏は逆に今新鮮に聞こえます。

ゆったり聞くことも出来るし、その中には切れ味のあるフレーズモあって面白い、置いたムレットを眺めながら聞き出して気がつけば、もうひとつ横にグラスをお願いする、そちらは眺めながらいただくような、感覚に余裕をもたして楽しみたいアルバムです。


Piano Trio from Russia-vol 1 / Nikolay Sizov

Nikolay Sizov (piano)
Philipp Meshcheryakov (bass)
Gary Bagdasarian (drums)

Recorded in May, 20-21, 2010 at St. Petersburg, Russia

01. Delilah (Victor Youg)
02. Sometime Ago (Sergio Mihanovitch)
03. Maiden Yoyage (Herbie Hancock)
04. Steps in the Sand (Nikolay Sizov)
05. Out of Nowhere  (Jon W. Green / Reginald Connelly)
06. Fact (Nikolay Sizov)
07. If I Had You (James Campbell / Reginald Connelly)
08. Closed Door (Nikolay Sizov)
09. Falling in Love with Love (Richard Rodgers / Lorenz hart)

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ピカピカの機能 PERMUTATION / ENRICO PIERANUNZI

2012-03-14 22:30:25 | 聞いてますCDおすすめ


出だしからピアノ、ベース、ドラムスが塊のように走り出します。これには驚く、特にアントニオ・サンチェスの驚異的なドラミング、今まであまり認識していなかったのでこれは嬉しい。
2曲目、奏法がこれまでと違うわけではないけれど、まさに現在の演奏と呼びたいのは、トリオの関係がピッタリと機能しているからでしょう。
4曲目、ポロンと弾いているようで、単色の水彩で陰と薄明を見せるような演奏です。
5曲目、イタリア・バロック風、哀愁アルメロディはこれまでピエレヌンツェがづっと演奏してきたもの、ピアノの品格が備わっているのです。
6曲目、スコット・コリーもこれまであまり相性よくなかったけれど、ふくよかながら、個性あるベースソロでこれも良い。
7曲目は静かな、ソフトに仕上げる機能付き。
8曲目は高速完全フル機能展開です。

63歳になるピエラヌンツェさん、新しいトリオにして、益々機能アップしたのが驚きです。
このトリオがすごく機能していて、すごいすごい聞いていたらへんなことをおもいだしました。

奥さんが手伝いで数日実家にいき、最後の日に久しぶりに太陽がでがので、汚れ物を洗濯してやろうと思ったものの、我が家にある機械が働いてくれません。何度トライしてもしばらくするとエラーの点滅がピコピコして、かなりこちらの精神を逆なでします。
洗濯10分コースや60分コースはわかるものの、入れた洗剤の量をかぞえたり、わが家コースだゴシゴシコース、ナイトコースにやわらかコース、スチームはどうする、除菌はするかと、まったくわからん。
それもタッチキー押すだけ、昔みたいに洗剤いれて、時間を手でひねったら動くのも、今良いと思う。

ピエレヌンツィの歳に関係ないトリオ機能から、飛んでしまったけれど、結構このアルバム聞いてそこ感じたのでした。もちろん、すごいトリオ機能のピエラヌンツェがすごいという話でした。

4時間ぐらい失敗失敗で、午前中からはじめた洗濯機をエラー表示の確認チャックから水の元栓をオクサンが閉じていることが解り、洗濯物を干したのは3時過ぎ、・・やれやれ。

PERMUTATION / ENRICO PIERANUNZI

Enrico Pieranunzi(p)
Scott Colley(b)
Antonio Sanchez(ds)
2012年作品

1. Strangest consequences
2. Critical path
3. Permutation
4. Distance from departure
5. Horizontes finales
6. Every smile of yours
7. Within the house of night
8. The point at issue
9. A different breath

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ハクエイ・キム トライソニーク ライブ アット No Bird イン GINZA 2012 3 12

2012-03-13 21:23:09 | サポート中、ライブ
ハクエイ・キムのトライソニークを久しぶりに聴きたいと思っていたら、新しい箱に出るのをカルタさんのblogで見つけた。2月14日に開店なので、その前に電話したら一番前の席とれました。



全席80名ぐらいで、とてもゆったりとした配置のお店です。
開演までのJBLから流れる音もとてもよく期待が持てます。



開演前にハクエイがいたので声をかけると、トライソニークは1ヶ月ぶりぐらい、今日はスタンダードを中心にいくそうです。
ソロではオリジナルが続いていたので、スタンダードへ気持ちが行くのか、ソロとトリオがうまく配分されてきたのだと思います。
8時になって男性2名女性が11名ぐらい、これは少し淋しいけれど、銀座で新しいお店となると、一寸敷居が高いのかもしれません。
とても雰囲気の良い、接客も感じ良いお店でした。お店の雰囲気写真にとっていいか聞きますと了解意ただ行きました。ですのでもう一度、宣伝を肩代わりしておきます。銀座にこのお店続けてほしいです。



食事をしていったので(ここの食事は結構お高め)、頼んだのはチーズの盛り合わせでした。



グラスのワインを取ってそろそろ開演です。

1st

1 アイ・フォール・イン・ラブ・トウー・イーズリー
ピアノはスタンウェーで音が良い、どの音域も充分になっている感じです。ライブを通して聴いた感じはちょっとおとなしい、ライブ後ハクエイと話したのですが、新しいピアノで一寸若いということでしょう。
演奏はしっとりとした柔らかいハーモニー、途中から徐々にトライソニークの面々の反応が始まります。
杉本さんのソロが抑えぎみで、ピアノとのインプロに細心をはらっている感じです。

2 ソーラー
続けて2曲目に入って、これもピアノとベースが抑えぎみ、カルタさんは自分のペース、これっていつ火をつけるか、互いにさぐっているのです。
そうやっていると、カルタさんがどんどん走って、ハクエイがそれに続いていく感じ、ドラムスの音がとてもシャープに抜けて聴こえるのは、天井も低いのになぜでしょう。とても切れが良いのです。

3 クワラルンプール
杉本さんのフォーク調のベースソロから、これも抑えてトリオが爆発するのでなく、均衡を保つ緊張感の中に、鋭い線をさぐるように進みます。

4 ナイチンゲール・サングいん・バークリー・スクエア
とても美しい形で始まる演奏、ハクエイは一寸かすれて高い音で唸っています。

2nd

1 ホワイト・ホレスト
バーチュオーソ観たいに始まる1曲目はオリジナル、これはこの前のソロとは違ってすぐにテーマメロディ、ベースとドラムスが加わって一気にインプロヴィゼーション、ソロの演奏とは違う今回はモンクとかのバップティストが見え隠れするトリオ演奏、ブラシを使っていたカルタさんもいつのまにかスティックに持ち替えています。

2 ホワット・イズ・ジス・シング・コールド・ラブ
ジミー・ギャルソンを思わせる杉本さんのベースソロから始まってラテン。タッチからだいぶ暑くなったハクエイのピアノ、ここでカルタさんのお約束、熱いドラムスのソロでした。
ガガガときてどうテーマに戻るかとおもったら意外と販促みたいに終わりました。

3 ディレイド・リゾリューション
ハクエイのメロディに杉本さんのソロが対峙する展開は上質なPOPで構成される運びと同じ様に感じます。

4 スパイラル・ダンス
久しぶりのキースの曲、次のトライソニークのライブ・情報もきいたのでそちら、これから予約してみようかと思います。

アンコール
ボディー・アンド・ソウル
この曲、このごろ、つくづく沁みるのです。ここでの杉本さんのソロがすばらしい。
テンポを自由にかえながらメロディラインを失わないのはすごいです。


2ndが22時からなので、終了するとすぐに帰らなければいけない、トイレに行って出てくるとハクエイが待っていて(そんなことはない)またちょっとはなしました。

「キース行くの?。」
「はい。」
「どっと?」

ということで私と同じ日でした。

「じゃ、席は隣かもしれないね。」

といって帰りの電車で考えましたが、そういえばユニバーサル、きっと特別な席なんでしょうね。

で次のハクエイ、5月5日、キースは5月6日でした。

その順番でよかったねと言って帰ってきました。


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ゴースト・ライター

2012-03-11 20:39:46 | 映画


お休みの日、もう日にちもないのに申告の情報を今から確認するアメリカの息子に腹をたてながら、まあ処理は完了するだろうめどはったので、落ち着いて映画でも見ることにしました。
アメリカに送った「ブラッド・ダイアモンド」は面白かったと情報がオクサンに来ていたみたいです。
で今日レンタルしてきたのは「ゴースト・ライター」です。
追っかけてはいませんが、監督はロマン・ポランスキー監督、映画小僧になったころは追っかけていた監督ですが、今思い起こすとなにが一番よかったのでしょうか。
最初の作品「水の中のナイフ」が実は良いのか、「反発」はまだ子供には解らなかったはずです。
「チャイナ・タウン」は面白かったこと覚えていますが、そんなことをかんがえると、ポランスキーはそれほど私には強い印象に監督ではなかったのかもしれません。

でも名前をみると、ポランスキーまだ映画撮っているんだと借りてみました。
イギリスの引退首相の自伝のゴースト・ライターの仕事を得た男が巻き込まれるサスペンス見ていて、なぞがずっと続いていくあたりヒッチコック・タッチを久しぶりに見た感じです。

アメリカに戻れないポランスキーが、イギリスに戻れない元首相をえがきながら、なんだかアメリカ政府嫌いを描くために作ったみたいな勘繰りもしてしまう映画でした。
でもさすがポランスキー、カットは美しく、筋立ても引き込まれて行きましたから、ソンはない映画でした。
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パワー光線 EMERGE / DANIEL KELLY

2012-03-09 22:18:05 | 聞いてますCDいいと思う


まるで知らないアルバムだけど、ジャケをみたらこれはヒョッとするかもしれないと思ったら、確かめずはいかなくなりました。
アメリカ製だとは解るけれど、ジャケを開いても名前しか書いてありません。
調べてみると、どうやら若い人で4枚目のアルバムだそうです。



1曲目、生ピアノがガーンとなって、エレベがグーンと弾いて、おおと思うとエレピにかえてアーシーなテーマ、なかなか掴みの上手いピアノです。ポリリズムを経験したポップリズムをバックに最期にアコピにもどる演奏です。
2曲目、果敢に叩くドラムスをバックに、思索的なピアノのテーマ、アコピにエレベの組み合わせは余り得意ではありませんがこのトリオ、ドラムスと合わさって上手い釣合いで、かなり協力なグループ・サウンドを造ります。
3曲目はフォークタッチのジャケの感じ、エレベのソロが良い感じ。
4曲目、リズミカルな疾走感のアル曲、ちょっとハチャメチャだけれども、そこが若者の許されるところで、一度はこうやらなくっちゃいけない。キースだって最初、ハチャメヤなところがあったんです。
5曲目はラテンタッチのこれもかなりガンガンとくる。
6曲目強いベースの低音リズムとエレピの挑発的なメロディ、ジャングルにいる感じで0終わります。
7曲目、たたみかける様な展開はちょっと、ティグヴァル・トリオに通じるところがあります。
ジャケ買いのジャケのイメージとは一寸違って、強力に3者が弾きまくり、ゆったり優しいえんそうかとおもったら、天からの光はパワーあるスペシウム光線でした。
途中ちょっと静かなバラッド調もありますが、やはり弾いてします若々しさ、それが最期まで、光線があちらこちらから飛び交う感じで、そこが気に入れば結構面白い。

このお兄ちゃんたち、ビックに変身するかもしれません、シュワッチ



EMERGE / DANIEL KELLY

Daniel Kelly: piano, Rhodes
Chris Tarry: electric bass
Jordan Perlson: drums.

1. Moroccan Nutchuck
2. Obfyor
3. Transience
4. Emerge
5. Anima/Animus
6. Doppelganger
7. Michelangelo's Uncarved Block
8. July 25th
9. Song For Katherine
10. Canary Effect

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あいだに

2012-03-08 23:12:01 | その他
3月というのは実に落ち着かない月で、あまり好きでありません。
来年度の最終調整とか、来期からの自分の立場だって一応計画しなければいけないのです。
それについての説明準備、3月って嫌いです。

あわせて海外に行っている子の申告も来週まで、あわただしいのです。

でも面白い情報をひとつ。

わが家でとても人気なTV番組があります。

BS日テレで普段は月曜夜7時から放映されている番組です。
アナウサーがヨーロッパの街をその地に住む人と歩く番組で、ランチして、話題見て、デナーをする、翌日その地のお土産をみるとか、海外旅行のこんな時間配分がうらやましいと思う番組です。

最近は北欧の方に場所をうつしてきて、来週はスウェーデンだそうです。

女性アナウサーを案内する当地の人が必ず配置されますが、そのスウェーデン、イエラボリのエスコートが、スウェーデンにいるベーシスト森泰人さんのようです。



私自身実は森さんを余り知りませんが、番組をみて人間てきなところからのアプローチもあるかもしれません。

ということで、日テレ、多分来週の月曜日、夜7時から、とても素敵な映像があると思います。

この番組、かなり評価していて、こアナウサー、一ヶ月ぐらいニューヨークに派遣したいぐらいです。

(どうやら既に放送されたものの、再放送のようです。)
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ジャケより凄い EST / FRANCOIS SALQUE & VINCENT PEIRANI

2012-03-07 22:03:10 | 聞いてますCDおすすめ


ジャケ買い2枚目は、ジャケ買いというより、楽器買え、チェロとアコーデオンのデュオと見て、ジャケがこれならばほぼ間違いないだろうと買いました。買うときに何処の国のアルバムだろうと一生懸命さがすのですが、なかなか見つかりません。
フランスかなとおもっていたらオーストリアのアルバムでした。

1曲目艶のあるチェロとあつみあるアコーデオンの響きから、充分テクニックをみせるクラシカルなチェロ、、スラブ調のメロディの速弾きに驚きます。
ジャケだけでは曲目が良くわかりませんが、チャールダーシュ第3番だそうです。
2曲目で出ししばらくは日本のメロディに似て、又ふるさと通信員の登場かと思いました。
なんとこのアコーデオン、ヴァンサン・ベラニさん、ついこの前の、ワケニウスのアルバムで結構激しくアコーデオンを弾いたり、先住民の歌なんかを歌ってしまった人でした。
ワケニウスのアルバムには写真がありませんでしたが、結構若いこんな人でした。
曲名は“バイカル”で、バイカルと日本の北国、どこか似ていると聞いたような気がします。



一方のチェロはフランスのこれもイケメン、チェリストとして超有名だそうで、2人で2010年10月に来日、コンサートをしたらしい、行きたかったです。



このアルバムは2010年、パリ郊外のモントルイユで録音されたものです。

3曲目、哀愁あるかけ合いはこれが良い、チェロはジプシー調のJAZZと言って良い演奏。曲名はルーマニアの主題によるメロディーで、ステファン・グラッペリが主題を書いた曲のようです。
4曲目は東欧の小品という感じで、アルバムタイトルにあるように「EST」東欧の音楽が素材のようです。
で5曲目が“ハンガリー狂詩曲OP68”、重厚なチェロの和音でメロディはクラシック、途中からウイーンのヨーデルみたいにもなりますがそれも幅広くよいでしょう。
6曲目、もの悲しいジプシーメロディから段々と激しくクレズマー調は2人の共作のようです。
7曲目はちょっと都会的、パリの影が偲びよる裏町の一角という感じです。
8曲目以降は1分前後の、このチェリストのために書かれた小曲集。

チェロとアコーデオンの組み合わせ幾つかありましたが、チェロの音ではこの人が一番惹かれました。
もう一度、日本にいらして欲しい。

EST / FRANCOIS SALQUE & VINCENT PEIRANI

FRANCOIS SALQUE(violin)
VINCENT PEIRANI (accordeon)

1. Csárdás III (Transcription de musique populaire d'Europe centrale)
2. Baïkal François Salque 8:15 $0.99
3. Medley sur des thèmes Roumains (d'après des improvisations de Stéphane Grappelli)
4. Rêve
5. Rhapsodie hongroise, Op. 68
6. Csárdás
7. Yiddish
8. Joc cu bâta (Allegro moderato)
9. Br?ul (Allegro)
10. Pe loc (Moderato)
11. Buciumeana (Moderato)
12. Poarga romaneasca (Allegro)
13. Marun?el (L'istesso tempo)


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