JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ブルーグラスは超えている LIVE ART / BELA FLECK & THE FLECKTONES

2018-08-12 18:34:20 | 聞いてますCDいいと思う


久しぶりに中古屋さんにいった。変わった楽器のjazzを拾うのも趣味になっていて、もうほとんどなくなっているけれど、バンジョーは選んだことがなかったような気がして1枚拾ってみた。
中古品のジャケをみるとサインがある。どうやらVictor Wootenのもののようで、前の持ち主がもらったのだろう、引き継ぎました。
聴いてみるとこれが実に楽しい。重くないけれどエレベとエレキバンジョーがブルーグラスだけれどとても現代的で刺激がある。
The FlecktonesというのがバンジョーのリーダーにシンセのリズムのFuture Man、それにVictor Wootenのエレベというトリオのようです。バンジョーの人はこんな人、かなり売れている人らしい。




ウッテンの参加したアルバムはいくつかもっているけれど、結構ウッテンがソロをとっているので(Amazing Graceなんかで会場は大湧きです。)
ライブだからそこにゲストが入るわけですが、買ってからそれを見て驚いた。1992年から1996年の間のライヴで驚くゲストがさんかしている。
なんとオレゴンのポール・マッキャンドレスが10曲、ブラフォード・マリサリスが1曲(ソプラノでマイケル・ブレッカーみたい)チック・コリアが2曲、ただ聞いていてもコリアだとはわからないけれど、ピアノが入るとドッと湧いたのでうなづける。それにヨーヨー・マなんかとも演っているEdger Meyerなんかがアコベで入っているのもうれしい。

このアルバム、聞いているうちにどんどん楽しさが増した。ブルーグラスに分けるのだろうけど、ウッテンのおかげでスロスオーバーしてこれ、楽しさ度とても高い。

LIVE ART / BELA FLECK & THE FLECKTONES

Personnel[edit]

The Flecktones
Béla Fleck - banjo (tracks 3, 5, 7, 8, 11, 16, 18, 19, 21), electric banjo (tracks 1, 2, 4, 6, 10, 14, 15, 17, 20), synth (tracks 14, 15, 20), 6-string banjo (track 13)
Future Man - Synth-Axe Drumitar (tracks 2-11, 14-17, 19, 20), zendrum (track 11), acoustic percussion (on banjos and Philippine trash can) (track 13), acoustic percussion (track 21), vocals (track 17)
Victor Wooten - bass (tracks 1-3, 5-8, 10, 12, 14, 15, 20), fretless bass (tracks 4, 16, 19), tenor bass (tracks 11, 17), cello (tracks 13, 21), vocals (track 11)

Guest musicians[edit]
Sam Bush - mandolin (tracks 2-4, 6, 11, 16, 17), mando (tracks 13, 19), violin (tracks 5, 20), vocals (track 17)
Paul McCandless - soprano saxophone (tracks 2, 3, 5, 16, 17, 20), bass clarinet (tracks 4-6, 21), pennywhistle (track 4), English horn (tracks 13, 16), sopranino saxophone (track 17)
Branford Marsalis - soprano saxophone (track 7)
Howard Levy - keyboards (track 7, 8, 14, 15), harmonica (track 7, 15, 20)
Chick Corea - piano (tracks 11, 19), zendrum (track 11)
Edgar Meyer - Acoustic bass (bowed) (track 11)
Stuart Duncan - violin (tracks 11, 19)
Jerry Douglas - dobro (tracks 11, 19)
John Cowan - vocals on "Oh! Darling"
Bruce Hornsby - piano (track 17), vocals (track 17)


Disc 1[edit]
1."Intro" – 0:38
2."New South Africa" (Béla Fleck) – 4:43
3."Stomping Grounds" (Victor Wooten/Fleck) – 5:26
4."Lochs of Dread" (B. Fleck/Jerry Douglas) – 5:45
5."Bigfoot" (B. Fleck) – 7:32
6."Far East Medley" (P.D., arr. The Flecktones) – 7:21
7."Flying Saucer Dudes" (B. Fleck) – 5:35
8."UFO Tofu" (B. Fleck) – 3:38
9."Interlude - Libation, The Water Ritual" (Future Man) – 3:06
10."Vix 9" (V. Wooten) – 6:02
11."The Message" (Joe Wooten/The Flecktones) – 9:16

Disc 2[edit]
1."Improv/Amazing Grace" (P.D., arr. V. Wooten) – 6:46
2."Shubbee's Doobie" (B. Fleck/Sam Bush) – 4:40
3."Oh! Darling" (Lennon–McCartney) – 6:21
4."Blu-bop" (Howard Levy/The Flecktones) – 7:36
5."Sunset Road" (B. Fleck) – 5:56
6."More Luv" (V. Wooten) – 7:43
7."Early Reflection/Bach/The Ballad of Jed Clampett" – 6:09 "Early Reflection" (B. Fleck)
"Presto" from Sonata #1 in G minor for unaccompanied violin (Johann Sebastian Bach)
"The Ballad of Jed Clampett" (Paul Henning)
8."Cheeseballs in Cowtown" (B. Fleck) – 5:38
9."Sinister Minister" (B. Fleck) – 7:30
10."Flight of the Cosmic Hippo" (B. Fleck) – 4:52



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思いを込めて for you / Adam Kowalewski

2018-08-09 17:19:11 | 聞いてますCDおすすめ


「ポーランド・・・ベーシスト・・・久しぶり・・・リーダー・・・欲しい」でイメージと違うアルバムを買ってしまったけれど、時間をおいたら欲しかったのが見つかった。2013年のアルバムで完全に見逃していたアルバム。
ベーシスト=アダム・コヴァレフスキとピアニスト=ピョートル・ヴィレジョウは前に「風のささやき」って素敵なアルバムを作った人たち、「Wylezol - Kowalewski - Zyta / Yearning」というタイトルで再販されてます。
ピョートル・ヴィレジョウの方は“現役100人”にも選んでいるけれど最近ご無沙汰していた。コヴァレフスキとは最近もアルバムを出しているようで失礼してしまった。





で1曲目、ピアノとベースがゆったりとテーマを弾きだすと、これがまさしくアルバム・タイトル「for you」をメロディにしたような出だし、ベース・ソロもちょっと朴訥とした感じとしてはチャーリー・ヘイデンでしょうか。ヘイデンはピアニストとデュオをかなり残しているけれど、あれが好きだった人には推薦です。
2曲目“Lullaby for You”はオラシオさんがリリシズムに選んだ曲、1曲目と甲乙つけがたい、ピアノのインプロラインが美しい、1曲目、2曲目とタイトルを読んでいくと、このアルバム、「フォー・ユー」で統一されているようで、天使が近くにできた今の私にぴったりなアルバムです。
3曲目は哀愁を強くしたタンゴ、4曲目の“Little Girl I'll Miss You”に続くからどちらかというと愁いが強いか。ベース・ソロから始まって、ピアノとの駆け引き、ポーランドの歴史ただ愁いているだけではありません。
5曲目ピアノとベース、リズムに乗って弾いているわけではありませんが、あうんのリズムの変化がさすが永年演っている仲だと思います。
6曲目“Minsk”もピアノが語り、ベースが答えるとう、なんだか思い出をつづっているような感じです。
7曲目、この曲ではリズミックなピアノにベースも胴をパーカッシブにたたいて、とても印象的な思いでなのでしょう。
そして終曲ベース・ソロからの“If One Could Only See”、ピアノは寂しいながらも諦観も含んで、「for you」はこうありたいとは思わないけれど、とても思いこもった演奏でした。

100人のうちの一人、Piotr Wylezolのこの一枚は2009年のアルバム「Children's Episode」でしたが、こっちのアルバムが「風のささやき」をつづけているようで今年は「for you」に変更しよう。


for you / Adam Kowalewski

Adam Kowalewski (b)
Piotr Wylezol (p)
2013年作品

1. Cause I Love You
2. Lullaby for You
3. Tango for Tuna
4. Little Girl I'll Miss You
5. White Water
6. Minsk
7. Shosha's Dance
8. If One Could Only See
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新旧ポーランド POLISH LYRICISM

2018-08-07 17:18:01 | 聞いてますCDいいと思う


ブログ「オラシオ主催万国音楽博覧会」をやっていたオラシオ氏はポーランドの音楽の紹介者として知られているけれど、氏の監修したPOLISH PIANISM」は結構聞く機会が多い。氏の選択眼は知らないわけではないので、ポーランドのピアノ弾きを選んだこのアルバムは何気に選んでしまうアルバムになった。
次作のポーランド・ジャズ・コンピレーション2弾はリリシズムをテーマとしたそうだけれど、ヴォーカルが多いのかもしれないので、というよりかポーランドのピアノ集以上のものはないからとスルーしていた。
でもピアノの方を何度も聞いているうちに氏の選択眼をしていいはずと遅ればせながら買ってみました。
10曲が選択されているなか、1枚だけ古いアルバム(1998年)があってこれを持っていて記事にしていました。タイトルは「中古アルバムを買う方法」というもので、オラシオ氏からもコメントをもらっていました。
こういう古いアルバムをしっかりと記録して選択するところに、オラシオ氏のポーランド・ジャズに対しての思いの明確さがわかりほかの曲も同じように重要なのだと感じます。

新しい録音のものはリリシズムも新しくなってきているのを感じますが、ピアノ編と同じように気軽にポーランドを楽しむアルバムになりそうです。

もう一枚アルバムに反応しました。2曲目のアダム・コヴァレフスキ feat.ピョトル・ヴィレジョウの"Lullaby For You"この人たち「風のささやき」っていう素晴らしいアルバムを忘れません。このアルバム欲しいと思ったけれど見つからず、しばらくしてから別の雰囲気の違うアルバムを買ってしまったのは何日か前に前に記事にしました。
欲求の方は無事満足できました。




POLISH LYRICISM

1.トマシュ・ムレニツァ/ランドスケイプ
Tomasz Mreńca / Landscape
(Tomasz Mreńca) from "Land" album PC 2016 For Tune
*Tomasz Mreńca (vln, synth)

2.アダム・コヴァレフスキ feat.ピョトル・ヴィレジョウ/ララバイ・フォー・ユー
Adam Kowalewski feat.Piotr Wyleżoł / Lullaby For You
(Adam Kowalewski) from "For You" album PC2013 Hevhetia
*Adam Kowalewski (b), Piotr Wyleżoł (b)

3.バブーシュキ/ジャリ・モイ、ジャリ
Babooshki / Żali Moji, Żali
(Trad; Karolina Beimcik, Dana Vynnytska, Michał Jaros) from "VESNA" album PC2013 Multikulti Project
*Karolina Beimcik (vo, vln), Dana Vynnytska (vo), Jam Smoczyński (p), Michał Jaros (b), Dima Gorelik (g), Bogusz Wekka (perc)

4.ヤスクウケ・トリヨ/チリ・スピリット
Jaskułke 3yo / Chili Spirit
(Sławek Jaskułke) from "SUGARFREE" album PC 2003 Sławek Jaskułke
*Sławek Jaskułke (p), Krzysztof Pacan (b), Krzysztof Dziedzic (b)

5.アーリー・バーズ/ニェ・モジュナ・ザビチ・ミウォシチ
Early Birds / Nie Można Zabić Miłości
(Martyna Kwolek / fragment wiersza Odłamałam gałaź miłości Haliny Poświatowskiej) from "Świt" album PC 2017 Hevhetia
*Martyna Kwolek (vo), Marcin Pater (vib), Mateusz Szewczyk (b), Patryk Zakrzewski (perc), Piotr Budniak (ds), Marta Fedyniszyn i Gabriela Szymańska (back vo)

6.セバスティアン・ザヴァツキ/エクリプス・オブ・シャドウズ
Sebastian Zawadzki / Eclipse Of Shadows
(Sebastian Zawadzki) from "Luminescence" album PC2014 For Tune
*Sebastian Zawadzki (p)

7.クシシュトフ・ヘルヂン/07ズグウォシ・シェン
Krzysztof Herdzin / 07 Zgłoś Się
(Włodzimierz Korcz) from "Seriale Seriale" album PC1998 Krzysztof Herdzin
*Krzysztof Herdzin (p, arr), Mariusz Bogdanowicz (b), Piotr Biskupski (ds), Krzysztof Bzówka (vln), Józef Kolinek (vln), Andrzej Staniewicz (vln), Robert Dąbrowski (vln), Piotr Reichert (viola), Jan Kuta (cello)

8.パヴェウ・カチュマルチク・オーディオフィーリング・トリオ&ミスター・クライム/インヴィテイション
Paweł Kaczmarczyk Audiofeeling Trio & Mr. Krime / Invitation
(Bronislaw Kaper) from " VARS & KAPER deconstructiON " album PC2016 Hevhetia
*Paweł Kaczmarczyk (p), Maciej Adamczak (b), Dawid Fortuna (ds), Mr.Krime – Wojciech Długosz – (turntablism & electronics)

9.スタニスワフ・スウォヴィンスキ・セクステット/ライフタイム
Stanisław Słowiński Sextet / Lifetime
(Stanisław Słowiński) from "Visions / Between Love and Death" album PC2017 Hevhetia
*Stanisław Słowiński (vln), Zbyszek Szwajdych (tp), Szymon Mika (g), Kuba Płużek (p), Justin Małodoby (b), Dawid Fortuna (perc)

10.スフェア/ブルゴーニュ
Sphere / Burgundy
(Ania Rybacka) from "Synesthesia" album PC 2014 Hevhetia
*Ania Rybacka (vo), Marek Kadziela (g), Kuba Dybżyński (cl)





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欲求処理を間違えた。  POLKA / WOJTEK MAZOLEWSKI

2018-08-06 17:04:35 | 聞いたけどCDどちらでも


ショップで見ていたらこれはベーシストのアルバムだろうというのが新譜棚に並んでいた。ちょっと試聴して(試聴はした)、意外とベース色が強くて、スタイリシュなので、まあいいかと買ってみた。

ポーランドのジャズロックバンドPink Freudのリーダーとしても活躍しているベーシストWojtek Mazolewskiの2014年にリリースした3rdアルバムだそうです。ちょっと想像とはちがっていて、これは勝手に夢想した、こっちがわるいのだけれどほとんど聞かなくなるだろうというのが結論です。
いやこういうのがかっこいいとおもう人は多いとおもうから悪いとはいわない。ジャケで築くべきだったのかもしれないけれど、ノートにはこのような写真があって、これも一つのイメージでしょう。



でもこの人ロックよりかはJAZZ志向かもしれないと思わせる手。



でも私アンチ・ボディー・アート派なのでどうもしっくりきません。

勝手な思夢想とは、ポーランド・・・ベーシスト・・・久しぶり・・・リーダー・・・欲しい、で買ってしまいました。
随分まえにADAM KOWALWQAKIという人のアルバムが結構人気がありました。いまだに覚えているけれどその人の最近のアルバムがあって、探しても見つからない。   ・・・欲しい・・・というのが頭を支配して、代わりにこれを拾ったというのが欲求処理方法の間違えでした。

このアアルバム2014年に出たときはこういうジャケだったようで、こっちだったら買わなかったなぁというのは納得には結びつかない。



まあ落ち着いたのは、記事を書いているときにもう一度探して1枚あったので、それを注文。これで心もおさまりました。


POLKA / WOJTEK MAZOLEWSKI

Double Bass – Wojtek Mazolewski*
Drums – Michał Bryndal, Qba Janicki
Piano – Joanna Duda
Saxophone – Marek Pospieszalski
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花 23

2018-08-03 17:17:49 | 
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毎年ありがとう STUNT RECORDS 2018

2018-08-02 17:25:18 | 聞いてますCDいいと思う


知らないピアニストだけれど、イェスパー・ボディルセンが参加しているから買ったらこれが良かったし、ピエレヌンツィとトマス・フォネンベグのも、どちらもスタント・レコードだった。
この会社のアルバムは結構好みに合っているのでお世話になることが多い。
今回2作届いてみたら、特典つきで、ここ1年にリリースされたアルバムの紹介アルバムがついていた。
それが同時に2枚入ったということで記事にしてしまいます。(それだけです。)
昨年もいただいていて、そこから1枚購入したののもトマス・フォネンベグのアルバムでとてもよかった。毎年この紹介アルバムを出していてこれが26枚めだから凄い。

今年も1枚ぐらい新しいのに出会えたらいいねと聞き始めたら1曲目、イェスパーのアルバムでした。ジャケが日本盤と違うのですね。でも選ばれた曲が“Piensa en Mi ”ですからね、納得の1曲目。
4曲目のエンリコとマッズ、リールとのライヴ盤は去年の同じころ記事にしてました。今年はヴォーカルものがおおいようで3枚、聴いて行って最後のMaria Faustという女性サックス奏者がいいかもしれないけれど、女性のサックスはいま注目しているのを買ったからここはパスで、今年は2枚持っているということで、ご容赦願いましょう。

二枚のうちの一枚はお仲間の開催するライヴでのプレゼント行です。




STUNT RECORDS 2018

1.Piensa en Mi /Marco Mezquida, Jesper Bodilsen & Martin Andersen
2.Love Song /Sinne Eeg
3.Something Personal /Blanco Y Negro
4.Yesterdays /Live /Enrico Pieranunzi, Mads Vinding & Alex Riel
5.Lilac Sky /Kira Skov
6.Blues for Thad /Nicolai Gromin & Dog Raney
7.Leaving Portland /Kathrine Windfeld
8.Broken Angel /Live /Hanne Boel
9.Nippon /Carlos Malta & Thomas Clausen
10.Glass World /Rudy Smith Quartet
11.Dodging Bullets /Fredrik Lundin
12.Dreamtime /Kenneth Knudsen & Oliver Hoiness
13.Practise Makes Perfect /Dicte & Hempler
14.Salacia /Maria Faust
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jazzの筋道 BLUE WALTZ / ENRICO PIERANUNZI THOMAS FONNESBEK

2018-08-01 17:12:59 | 聞いてますCDおすすめ


エンリコ・ピエラヌンツィのアルバムは契約の関係か結構いろいろなところから出るようになって、そして多彩な人だから内容もいろいろなので、すぐに飛びつかなくなった。ドビッシーはどうしようか、ワインはいいかもと思っていたら、ベースのトマス・フォネスベクとのデュオが出た。好みとしてはこれが一番かなと、助走をしていたから即注文でした。
トマス・フォネスベクは彼自身のアルバムとヤンソンのアルバムで好きなベーシスト。この人N・ペデルセンの弟子でその奏法を継承してくれているから楽しい。たぶんそういう演奏だから、ピエラヌンツィがどう対応するかがこのアルバムの楽しみです。
1曲目、“Everything I Love ”をピアノだまずはハーモニーはこんな感じで行くぜと言ってからインリズム、ベースが入ってエバンスとラファロの雰囲気、一気にJAZZの霧に包まれる感じです。
2曲目ピエラヌンツィの格調ある曲、全10曲中7曲がピエラヌンツィの曲なのはトマスが先輩を立ててのことでしょうが、こと演奏では実にトマスが自在なソロとバックアップをみせるので、これは両者、目を離せない。
フェス中のコペンハーゲンのレストラン(ジャケのところか)での演奏、こうゆうのをお得というのだろうな。
4曲目“Molto ancora ”でちょっとヒートをおさめて、この間にお料理いただけたかな。でも5曲目“All the Things You Are”になれば再び二人にくぎ付け、トマス・フォネスベクの次の曲での「yes!」ってお客の叫びも、私もやっているだろう感じです。

このような演奏になるだろう想定の通りにだけれど、エバンスの流れだとかペデルセンの流れだとかが最近の録音から味わえて、jazzの筋道を正されたような、レストランで背筋が伸びたような感じです。


BLUE WALTZ / ENRICO PIERANUNZI THOMAS FONNESBEK

Enrico Pieranunzi (p)
Thomas Fonnesbaek (b)

1. Everything I Love
2. Blue Waltz
3. Come Rose dai Muri
4. Molto ancora [per Luca Flores]
5. All the Things You Are
6. First Impression Last
7. Miradas
8. Si peu de temps
9. Tales from the unexpected
10. WIMP

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