猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

焼き鳥屋で ドライカレー を食す。

2009年08月28日 17時11分24秒 | グルメ 私の食べた美味しいもの
          ↑ 焼き鳥屋 銀座 鳥繁 の締めご飯 ドライカレー


         ぐるなび - 鳥繁


 むかし、むかしその昔、私は400ccのバイクに乗っておりました。レーシング・クイーンという女性だけのバイククラブに入っておりまして、私のようにバイクを降りたのちもみな仲良く、ミーティングじゃ~と申しては美味しいものを食べたり、お酒を酌み交わしたり、旅行に行ったりしております。

 最近ちょいとご無沙汰していましたが久方ぶりに会合があり、月の締めで忙しい会社をそそくさと退出して 華の銀座 へと繰り出しました。ところが変な時間につかまってはまずいと早めに会社を出たので時間が余ってしまいました。
 こんな時でもないと行かない・・と思いTVニュースにもなった銀座通りのZARAとH&M (両方とも若い女の子に大人気のファッションブランド 安くておしゃれ) をはしごしたら飲む前から疲れましたよ。 いえ、あまりに若者好みでおばちゃんが買うものはなかったですけど。 

 焼き鳥屋さんでミーティングなんて珍しいわ~、と思い件の 銀座 鳥繁 へ行ってみると、侮るなかれ創業70年以上という大変な有名店らしく予約しているにも関わらず片付けるのでお待ちくださいと言う。店の入り口にはそんな予約客でいっぱい。
 実はこの店予約を午後6時からと7時半以降の一晩2回案内していて、6時の回の人が順次出るまで7時半の人は入れないのだ。
  


             

             ↑ 左奥に見えるなんということない えだまめ これが !


 すんご~く美味しかったのです。流石です、老舗の底力です。料理のうまい子いわく、60秒くらいで上げちゃうのがコツとか。本当か~ ? 新鮮なものならそうかも。右手前大根おろしを鶏肉の合間に食べると、口がさっぱりとしていくらでも食べられそう。

 

             

             ↑ まず2本 ねぎと正肉 手羽元のところか骨付き 塩で。



             

             ↑ つくね 軽い塩味 これは三人前です。


 みんな美味しかったけれど、つくね好きな私はこれが一番。思わず同じつくね好きな だんな に食べさせたいと…ああ、あたしってなんて だんな 思いな妻なの ! 他の仲間も絶賛。あまりぐねぐねとこねずに見た目はミニハンバーグみたい。


                
             

             ↑ ボケてますけど 正肉とししとう、レバー、つくね たれ味で。


 たれ味の つくね も素晴らしかったけれど、臭みのないレバーの柔らかいこと、レバー嫌いの子もパクパク。


 
             

             ↑ まだまだあるよ、鳥皮、食べきれなかった正肉 ? きのこ巻。


 真ん中はお腹いっぱいで食べられませんでした。ごめんなさい。しか~し、その後に出た鳥スープが~~~。



             

             ↑ またぼけてますが。

 
 
 これまた絶品で。バケツいっぱい飲みたいと  思う間もなく飲み干し、次に締めで出てきたのがトップ写真のドライカレーでございます。
 こちらのお店の名物らしく、みなさん締めにはこれを食べていらっしゃる。我々はコースの最後に出てきました。軽くご飯ぢゃわんいっぱいだったので、ご飯好きな私はお肉は残してもこれは完食しましたとも。

 その後みんなでちょっとお茶して出た11時頃の銀座は、平日とはいえ閑散としたものでした。やっぱり世の中は不景気なのですね。



              ↓ おまけ

            

 その時仲間の一人からみんなに頂いた 高知の芋けんぴ 甘さと堅さが絶妙で、もう今日のこの時間にはありません。だんなと会社の女の子に少しあげた他は私が全部食べちゃいました。美味かった~~。
 友よありがとう


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

葛西 りいち 「あしめし」 

2009年08月27日 14時50分12秒 | マンガ家名 か行
↑ 小学館 ビッグスピリッツコミックススペシャル 2009年4月30日発行


 以前  tooru_itouさん が紹介しており、気に入って日参していたブログが本になりました。

    あしめし アシでメシが食えんのか

 マンガ専門学校を卒業し、父親に 「マンガ家のアシスタントになる」 と言ったら、「アシで飯が食えんのか」 と言われたとか。(あたしが親でも言うわな) そこからブログ名が出来たということです。

 ブログを読み始めた頃はまだ単なるアシさんで、しかも専属でなくあちこちのマンガ家さんのアシをしていました。貧乏な暮らしぶりもお約束でギャグにして、アシさんの生活のあれこれを見せてくれます。これからマンガ家になろうとか、とりあえずアシになろうとか思っている人には参考になるでしょうね。そう思ってない私も興味持って読みました。
 コミケの話は行ったことない癖に興味あるのでへぇ~と感心しながら読みました。やっぱり見に行くだけでも大変そうだな~。

 この本の中では、りいちさんまだ20代なのにアシスタントと自分の同人誌作成で忙しく、寝る間もないようで自律神経失調症のようになっています。薬をいっぱい飲んでたり、夜中に起きだして部屋をぐるぐるまわってみたり。(母親が見ていた)  この人大丈夫かしら~、なんて親の目で見ている自分がいる。発展途上の人にはつい応援しちゃうんでしょうね。
 
 そうかと思うと ブログ の頃からこの人及びアシ仲間のオタクぶり (ガン○ム話とかそのフィギュアとかゲームのこととか) にはついていけなかった私ですが、本になってもやっぱりついていけない。
 あっ、面白くないというんじゃなくて、私もうちでニヤニヤしながらマンガ読んでいる図は だんな に一生理解されないと思ってますから、人の趣味ということで流します。

 本になった部分が元の ブログ でもう見られないので、はっきりしないですが抜粋というかだいぶ描き直し・手直ししているようです。アシについての読者からの質問に答えているところもあったと思ったんだけど。
 2008年6月から始まったブログなのに、あっという間に本になるし、途中マンガ家として本格デビュー (前に短編は出したらしい) は決まるし、なんとアシ仲間の彼と結婚するしで、今現在もブログの方は結構忙しい展開になってます。(笑)

 「あしめし つう」 も9月に発売ということで、そちらの方でその後が見られるでしょう。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とりの なん子 「とりぱん」 第7巻

2009年08月24日 15時34分43秒 | マンガ家名 た行


             ↑ とりぱん 7巻 ㈱講談社 ワイドKCモーニング


 去年もいっぱいいろんなジャンルのマンガを読んだ私ですが、一番のお気に入りとなったのは大長編冒険マンガでも、悲恋ラブロマンスでもなく、この とりのなん子氏 の 「とりぱん」 なんです。

 最初は たれぞ~さん にお借りした箱の中に入ってました。

     たれぞ~さんのブログ → すずめ休憩室

 実は掲載誌のモーニングは昔はよく読んでいたのに最近ご無沙汰していて、全然知らないマンガで、知らない作家さんだったのです。(とりの氏はこれがデビュー作) 
 4巻までお借りしてて、もう引き込まれて、(特に2巻収録のカマキリさん編に涙・涙) お返しする前に自分で買いそろえ始めてしまいました。ハードなマンガ読みさんは分かると思いますが、借りて読んだのに自分で買いそろえるって珍しいですよね ? 去年は私はこの作品だけでした。途中なぜか 第4巻 が見つからなくてわざわざ 中野の まん○らけ まで出張(でば)ってゲットしたり思い入れのある作品になりました。

   1~4巻までの感想はこちら → とりの なん子 「とりぱん」

 こんなに好きなのはなんでかと考えるに、出版社の紹介にあるように、「身の丈ワイルドライフ」 の生活の仕方も珍しいし、関東近辺では見られない北東北の自然や生き物たちの様子も興味津津なのですが、私が好きなのはこの方の笑いのセンスなんです。
 ツボが同じというか、足あげてひっくりかえるお約束のオチが心地よいというか…。たぶん、同じ鳥を観察して同じ行動を見ても、他の人 (わたし) はこういう感じ方はしないな、ギャグに出来ないな、感じ方・広げ方が面白いな、というところがあるんです。普通に言ってしまえば、対象物に愛情が感じられる、ということなんでしょうが。
 鳥の一羽、動物たちの一匹、立木や草花の植物や風などの自然までよ~く観察した上で性格付けしているのでみんな身近に感じられてその行動に笑えてしまう。

 この7巻では引っ越しした新事務所兼ご自宅での出来事がつづられています。相変わらずの つぐみん(どじなつぐみ) が笑いと涙を誘う日常ですが、新たな登場人(鳥・たぬき等)物もいて楽しい とりのワールド ですよ。
 あっそうそう、巻末にファンからの投稿をマンガにした物があるんですが、ホラー編が怖かったです~~ 夏が終わらないうちに読んでください。


   参考記事ページ ↓

   モーニング公式サイト - 『とりぱん』作品情報
     ↑このページにある壁紙が可愛いので、現在会社のPCで使用中です。

   
   とりぱんコラム 「とりのなん子の謎に迫る!」 


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歴女ごのみ

2009年08月21日 12時10分44秒 | 雑記
 最近読みひたっているHPがあるのですが、主に古代を中心に日本史の迷路を彷徨うように (?) 解き明かしてくれる 郎女(いらつめ)さんのHPです。


              天の原異聞


 メニューは 
女帝誕生の謎・かぐや姫幻想・女帝の夢庭園・極東のローマ・
天翔る恋の歌・虫愛ずる姫君・反近代の夢想・日本男色模様・泡沫の薔薇に

と多岐に渡り、自分の趣味と合って何度も読み返すほどお気に入りです。(特に日本男色模様が… いやいやいや)

 推古女帝の項など、「日出処の天子」 のお話のバックとして大変興味深く読みました。歴史好きな方、特に古代がお好きな方はぜひ読んでみてくださいね~。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2009年 夏の思い出

2009年08月20日 13時27分05秒 | お出かけ・旅・美術・博物館


            ↑ 駐車場よりハルニレテラスを見る。

 
 犬も猫もだんなも闘病中という我が家。も一人おまけに84歳の叔母までいる、身動きのなさ。でも春から秋にかけては毎月誰が何と言おうと (誰も何も言いません) 一泊の軽井沢旅行に行くんだ !  わたしとだんな の息抜きじゃ~~  

 ということで行っておりましたが、流石にだんなの手術をした去年夏はろくに行けず…。今年はと意気込んでいたのが又又だんなの再発が発覚し、7月はついに行けませんでした。
 こう書いていると暗いですが、犬も猫もだんなも病院通いはしつつも、日常生活を続けています。現実とは強いもんです。

 私の仕事の都合で混み混みのお盆週間しか休めなかったのですが、何とか恒例の夏の軽井沢へ行ってきました。宿に行く途中に今年7月にオープンした ハルニレテラス という商業施設が出来たのでちょいと寄ってみました。


 こちらは 星野リゾート という軽井沢では有名な旅館、ホテル等のリゾート施設の中に出来たレストランやセレクトショップなどのある施設です。川沿いにデッキをしつらえ、細長くてさほど広くない場所ですが、川風が気持ちよく向こうに森も望めて避暑地の夏を満喫できます。



             



             



         ↓ 旧軽井沢で我々がお気に入りのおソバ屋さんの支店も出てました。川上庵さん。


             



 お土産処ばかりでなく、アート&クラフトギャラリーや木製品のお店、インテリア雑貨、北欧雑貨、ビューティーケアサロンやヒーリングマッサージまであります。
 なんといっても嬉しいのは気軽なカフェタイプのお店が2~3あって、朝食やランチも素敵な景色の中で取れるのがうらやましいです。近所の別荘族さん達大歓迎ではないでしょうか。ホテルでなく別荘だと奥様は家にいるのと同じで、別荘でもおさんどんしなければなりませんものね。何しに来たんだか…と思っていた奥様方は多いと思いますよ。(笑)

 
              


              ↑ ハルニレテラスとお別れして。


 お宿についたらベッド周りが変わっていて以前より渋い感じ。


              



 初日はなんとかゴルフできましたが、2日目は雨の為ゴルフはせず。4月からこっち、軽井沢に来れても1日づつしかゴルフ出来てないのです 何で~ ? 唯一のだんなの楽しみなんだからお天気さん頑張って欲しいのよ
 しょうがないので、屋根のあるプリンスショッピングセンターでぐだぐだしようと車を回したら駐車場へ入るまでも凄い渋滞。流石のお盆期間でした。



              

              ↑ 並んで入った英国風お茶館でのアフタヌーン・ティーセット。

 メイドさん (ウェイトレスさんだって。でもメイド服) は可愛いし、ケーキなどのお味は良かったけれど、ミルクティーのミルクが暖ったまってなくて残念。広場では 猿回し などのイベントもやってました。



              

              ↑ まだ子猿さんで可愛かったけれど、芸はいまいちでした。



 闘病中なのに旅行にも行けたということで満足しなければいけないのはわかってますが、それにしてもなんで今年はこうも天候不良なんでしょうね。ねっと友さん所でも旅行先で地震にあったとか雨だったとか。残りの天気、夏らしい空を期待してますよ !


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

09年8月のル・ボン・ヴィボンさん

2009年08月19日 18時57分43秒 | グルメ 私の食べた美味しいもの
 

         ↑ アミューズメントのパプリカのムース ウニたっぷり入り。


 毎月恒例となった 北軽井沢キュイジーヌ ル・ボン・ヴィボンさん  の8月の献立を紹介します。(我々への献立です)

 上の写真は、パプリカのムースというから野菜味だけかと思ったらな~んと中にウニさんがたっぷりぷりと入ってまして、美味しいびっくりでした。




              

              ↑ 平目のカルパッチョ ゆずこしょう


 次は洋風お刺身のカルパッチョです。上に乗っているサラダを除いたところ。ゆずこしょうは和風の調味料かと思っていたら、洋風にも逢いますよ。今度家でもやってみよう。



              

              ↑ ムール貝の白ワイン蒸し アイオリソース (にんにくとマヨネーズ) 付き


 これ、にんにくとマヨが溶け合って、美味しかったですよ~。私もだんなもほぼマヨラーなので。(笑)



              

              ↑ 焼いたとうもろこしのポタージュスープ


 ただのコーンポタージュとは一味違って、香ばしさだんとつでした。



              

              ↑ サザエと海藻と岩のり、サザエの肝入り雑穀リゾット


 リゾット好きなんです私~。あっと言う間に完食。もっとたべた~い。サザエの肝のこくがたまりません。


 
              

              ↑ 平目のポッシェロイヤルソース


 オーナーシェフのかぶとむしさんから闘病中の だんな を応援してくださるということで頂きました。ベルモットの香りのついた白ワインとバターのソースです。ああこの香り…ここは、おフランスか貴族の館か…。



              

              ↑ ジゴー・ダニョー (仔羊) のロースト フォンド・ボーとトマト、ハーブ


 仔羊のモモ肉を塊で焼いて削ぐようにカットした一品。牛肉より柔らかくて臭みなんて皆無。



              

             ↑ ズゴット イタリア トスカーナ地方の伝統菓子

 ナッツとチョコレートとクリームのアイスクリームです。周りのスポンジも冷えてて夏向きのスペシャリテ。

 かぶとむし様、いつもながらの心づくしのお料理ありがとうございました。又、平目のポッシェのお礼を言い忘れて帰ってしまいました。改めてありがとうございます。m(_ _)m
 また来月も元気で伺いたいと思っています。例のものよろしく~。 (さてなんでしょう、来月のお楽しみ~)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐伯 かよの 「姫 (あきひ)」 

2009年08月18日 14時24分40秒 | マンガ家名 さ行


      ↑ 小学館 1巻~18巻 初出 プチコミック 小学館 1984年11月号~1991年3月号まで連載。他に秋田文庫 全10巻もあり。


  tooru_itouさん にお借りしています。自分では持っていないマンガをたくさんお持ちなので、借りがいがあります。

 

              

              ↑ 裏表紙


 コミックス表紙のドレス姿は上半身のアップ、裏表紙はその全身が描かれています。同じドレスでも色違いだったり、豪華なコートを羽織っていたりするのですが、大体が表のドレスの全身像になっています。少女~20代前半向けコミックスの表・裏として、洒落ていますよね。当時流行りのワンレン・ボディコンの美女たちが作中多数登場する作品でもあります。

 1977年季刊として出発した 「プチコミック」 の1980年代を代表する作品の一つだと思うんですけど、残念ながら自分は年代が違うためか、作品名は知っていても一度も読んだことのない作品でした。80年代のマンガ作品は未読が多いんです。これから頑張らねば

 あの~実はこの方のきらきらしたウェストの細~い少女マンガ風絵柄があまり好みでなくて、好んで手に取る作家さんでなかったのです。他にじっくり読んだ作品もありません。
 じゃ~お前の大好きな 木原敏江氏の 「摩利と新吾」 はどうなんじゃい、キラキラ・足長・お人形目でしょ、と突っ込まれそうですが、木原氏も全盛の頃はあの絵がだめで まりしん も全然読んでなかったんです。
 3年ほど前から猛然とマンガを再読し始めて、80年代90年代の少女マンガにも深くて良い作品がある、と今更ながら発見したわけでして…。

 で、この作品も

 ふ~ん、学校では冴えない女子高校生にしてやり手の銀座画商 ? どう見ても30代の美女にしか見えないよ ? なになに画商をしているのは父親の描いてくれた自分の肖像画を探すため、祖父は財界の大物でその援助で銀座に画廊を経営、と。スーパー女子高生ものってわけかしら。

 と読み進めていたんです。何しろ連載開始が25年前という時代ですから、今読めば古いところもありますが、うんちくと言いますか今と変わっていないものもあり、結構勉強にもなるし面白い。それに夫君の 新谷かおる氏 の影響でしょうか機械類とか建物とかとてもしっかりして見ごたえがあります。アシスタントさん達を共有しているのかな。

 25年前といえば バブル経済 がふつふつと煮えたぎり始めた頃、当時は 株式・不動産・ゴルフ場会員権などと一緒に 絵画 も投機の対象でした。これを読んでいるとそんな当時の模様が垣間見え、また作者はそれに疑問も投げかけ、大人が読んでもなるほどと思える描写もあります。

 当時私の上司であったさる会社役員は、借金をしてマンションを年に何室も買っていました。金利のマイナスを給料と合算して節税していたのです。おまけに何年も経たないうちにそのマンションは値上がりし、すぐに売っても儲けられたんです。なに当時はちょっとした小金持ちは皆そんなことやってました。
 マンションを買ったらすぐ中古として値が下がり始める今は考えられませんけどね。

 上司は最高14室位持っていたんじゃないかな、バブルのうちに売りさばいて結構儲けたとは思うけれど、いくつかは売りそこなっているうちに、バブルがはじけたのも私は知っている…。

 画商に知り合いはいなかったのでそっちの事情はよく知らないが、多分同じようなことがあっただろう事は想像に難くないです。1986年頃から1991年に見られたバブル景気。調べたらたったの5~6年のことなんですね、 ほんとにあれはなんだったんだろうか…。
 私はまだ小娘だったからあまり恩恵に与かれなかったのが残念ですわ~。 (年齢詐称してないか ? )
 
 え~、それはともかく…。この作品長く連載されていると、流石にちょっと現実離れしてないか ? とか、あらこれは季節もので幽霊話ね、ここらでちょっと恋愛ものを挟んできたか、今回は彼が主人公ね、などと長期連載の雄である 「有閑倶楽部」 を思い出したりして、作者さんも苦労しているのね、なんて考えたりして。(笑)
 最初に思っていたより読み応え有りでした。(失礼なやつです すいません)



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タラさんよりのプレゼント

2009年08月17日 16時58分44秒 | 雑記
 めちゃ可愛い猫 はなちゃん のいるタラさんのブログで → 猫とマンガ道

 タラさん特製のエコバッグ (猫柄 他もあったが私はやっぱしこれ) と[デジタルフォトフレーム]欲しい人~とプレゼント企画があったので、図々しく応募したところ、めでたく希望の品が手に入りました。わーいわーい。

 届いた品をワクワクしながら開けてみると、何とエコバックだけでなくいろいろと心づくしのプレゼントが  (上写真)

 エコバックの花柄はなんだかわかりますか ? 猫ちゃんたちの毛の柄がモチーフになっているんですよ  面白いでしょう~。しかもこれ、薄手の生地でとても使いやすいんです。折ってバックの中にさっと入れるには、厚手だとかさばって使い勝手が悪いんですよね。
 さっそく翌日から使ってます。ぱっと見、柄がなんだかわからないのが残念というか、言って歩きたいというか…。(笑)

 下の方に写っているのは我が家のお嬢猫 亜美 に頂いたスペシャルなお食事です。家であげているものより気に入ったらしく、ペロッともうありません。明日から何あげても食べてくれないんじゃないか 

 他にも はなちゃんがモデルのミニカード、猫用ねずみのおもちゃ、猫の付箋、地元のお菓子など、思ってもいなかったのでびっくり、嬉しいプレゼントでした。
 タラさん、すでに半分以上亜美と私のお腹の中ですし、遅くなりましたが本当にありがとうございました。m(_ _)m 又そちらへ伺いますね~。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お盆休みさせていただきます。

2009年08月07日 12時44分49秒 | 猫・犬・動物
 

 亜美です。やっと本日 (2009年8月7日) は夏らしい天気となりこのまま夏が続けば良いと思っている方が多いのではないかと思います。でも私はこんな帽子がいらない涼しい方がいいわ。弟犬のペルも涼しくないと辛そうだしね~。
 あっ、ママから皆さまへの伝言があったんだわ、お伝えしますね。

 今年は仕事の関係でお盆週間に休まざるを得なくなり、(いつもは少しずらしてお盆の時に会社に出てる) 来週1週間夏休みを頂きます。家にいない日も多いので、こちらのブログももしかしたら1週間以上お休みするかもしれません。皆様もお休みの方が多いと思います。ゆっくりとお休みしてまた元気にお会いしましょうね。
m(_ _)m



コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山岸 凉子 「ツタンカーメン」

2009年08月06日 15時54分28秒 | マンガ家名 やらわ行
            ↑ 「ツタンカーメン」 1~4巻 潮出版社 希望コミックス 1997年7月~9月各第一刷

初出 第一巻 LaLa 1994年7月号~12月号
   第二巻 LaLa 1995年1月 ~ 7月号
     以上 「封印」 を改題
  第三巻 「月刊コミックトム」 1996年5月号~11月号
   第四巻 「月刊コミックトム」 1996年12月号~1997年1・3・4月号


 「封印」 の頃出た 花とゆめコミックス の1巻 (1995年2月1日初版)を買ってから2巻を見つけることができずに (本当は1995年9月1日に初版) 1巻も処分してしまっていました。
 「ツタンカーメン」 がそれと同じで、しかも完結しているということを何年か前に知り、いづれ手に入れようと思っていたが、最近やっとネットで中古を手に入れました。
 途中1年くらい間が空きながら掲載誌を変えて描き続けられていたんですね。

 山岸 凉子氏は実在の人物の伝記に近いものを結構描いてますが、

自身の出身地である北海道で運命観相家として昭和20年代~40年代始めに有名だった 白眼子 という男性について描いた 

→ 「白眼子」

横溝正史の推理小説『八つ墓村』(1949年)の原作になった事件「村人32人殺し」(岡山県で実際に起こった津山事件がモデル) の犯人を描いた、

「負の暗示」(1991年「YOU-all」8号)

バレエものでは、1953年にバレリーナとしては初めて 「ウーマン・オブ・ジ・イヤー」 に輝いた マリア・トールチーフ と ジョージ・バランシン の関係を描いた、
 
→ 「黒鳥 ブラック・スワン」「セリエミステリー」1994年4月号
(あまり内容には触れてませんm(_ _)m)


稀代の天才ダンサー ヴァーツラフ・ニジンスキー を振付師のミハイル・フォーキンの目から見て描いた 

「牧神の午後」(「ぶ〜け」1989年11月号-12月号)

などがあります。

 今回はエジプト、20世紀に至るまでほとんど盗掘を受けなかった極めて珍しい王墓を発掘したとして名高い (以下リンク先はすべてウィキペディア)
考古学者ハワード・カーター
が主人公です。 

 発掘されたほうは有名な
ツタンカーメン 
ですが、作品には謎の人物として生まれ変わりのような形で出てきます。私の好きな 処天 (日出処の天子) の厩戸の王子様に似ていて素敵よん。性格は始め良くないように描かれてますが。

 カーターの考古局首席監督官の時代からその後の不遇時代を経て、
カーナヴォン卿 
の援助でエジプトの王家の谷の発掘を始め、援助の契約が切れる1922年、「世紀の発見」と言われるツタンカーメン王の墓を発見するまで丁寧に彼の事績を追っています。しかしそれだけでは普通の子供向け伝記マンガでしかないわけで、もちろん山岸 凉子氏はそれプラスさっき言ったような謎の人物を出したり、周りの人物もふくらませて描いているわけです。

 カーナヴォン卿の娘の イーヴリン が カーター を慕う素直な娘として描かれ、お話に多少のラブを添えています。なにしろ砂漠の中の発掘現場が舞台ですから、埃っぽくてラブ要素が少ないんですよね。ここら辺、この作品に描かれたように本当に両思いだったのか、結局プラトニックだったのかなどは深く詮索しないように。(笑)

 作者がみっちり調べ上げたことが、ツタンカーメンに関する本を読むよりも早く、詳しく、(なにしろ絵で出てくるわけですから) とても勉強になって好奇心を満足させてくれる力作でした。
 個人的に残念なのは、例の謎のツタンカーメンの生まれ変わりの彼が後半になるとほとんど出て来なくなってつまんなかったことくらいですか…。もうちょっと後半まで絡んでくれると良かったのに、カーターだけには正体が分かった、という処理の仕方でした。

 実はこの後すぐ手に取ったマンガは tooru_itouさんにお借りしている 波津 彬子さん の 「女神さまと私」 。
 時代はこれよりちょっと後だけれどほぼ同じ、作品中にエジプトの猫型女神様が ! この女神様 波津氏 がいつも描くぽっちゃり可愛い猫じゃなくて不気味可愛いのが又…いい感じだったりして。(笑)
 引き続いてエジプトの歴史に思いを馳せることが出来ました。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする