猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

しばらくお待ちください。

2007年10月30日 08時50分43秒 | 雑記
                 すみません~ m(_ _)m


 月末・月初の仕事繁忙期に猫の介護、自身の体調不良など重なり、記事アップが滞っております。いらして頂いている方々には大変失礼しております。

 草稿中の記事も有り、今しばらくお待ちくださるようお願い申し上げます。
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萩尾 望都 イラスト詩集 「少年よ」

2007年10月25日 10時00分29秒 | マンガ家名 は行
       白泉社  チェリッシュブック 1976年12月25日 初版
     左の広げてあるものは、4つ折りにして入っていたカードとチラシ
   

 実は、久し振りに本棚からこのイラスト詩集を取り出して、裏を見てぎょっとした。新書判、ケース入り、豪華装丁の上に製本本文オールカラーのデラックス版ではあるけれど、昭和51年 (1976) 初版の31年前のこの小さな本が当時定価 780円もしたものか。昭和59年 (1984) 発行の大判ムック本 しまりんごスペシャルが定価1,500円なのは分かる気がするが。

 大体見開きページの半分にイラスト、半分に詩が載っているレイアウトが多いのだが、イラストは大体見たことのあるもので、中にははっきり作品を思い出せるものもある。(トーマの心臓・ウは宇宙船のウ等) 見たことないものも私が知らないだけで多分全て今まで発表済みのものからピックアップしたらしい。カバーの少年の絵は描き下ろしかな。せめて半分くらい描き下ろしならと思うのはいけない事か ?

 詩のほうは改めてつけた風だが、まあ普通。当時の少女まんがの甘い雰囲気が漂ってくる。
 入っていたチラシを見ると同時に3冊発売で、山岸 凉子 「ニュンペ」-私のギリシャ館 忠津 陽子 イラスト詩集 「ようこそ愛」 、近刊予定として水野 英子・大島 弓子・竹宮 惠子のイラスト詩集、木原としえ (当時はまだひらがな) 山田 ミネコと続くようだ。どなたか他の人のを持っていないだろうか。

 前に見たことあるとは言ってもオールカラーは流石に美しく、何度も見られる愛蔵本には違いない・・・。違いないけれど・・・出版社さ~んいつの時代にも、余禄をつけて焼き直しを売るという手法はあったんですね。プレゼントに最適というあおりの文句がむなしい。確かにプレゼントなら多少高くても買うか。
 
 せっかく綺麗なイラスト詩集の紹介でも、と思って取り出したのにどうしてこんな記事になってしまったのだろう。
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亭主の好きな ラ・フランス

2007年10月24日 12時54分49秒 | 雑記
           うちのだんなの食べ物の趣味が結構変わってて。               

 上の写真の洋ナシはまあ最近は珍しくもないですけど、私と結婚する前の15年前頃の出合った頃から秋になると騒いでまして。もっとも子供の頃は普通の梨しかなくて、普通に普通の梨が好きだったようなので単なる梨好きとも言えます。

 以前あんこパンにマーガリンたっぷりつけてという写真 → 最近のあれこれ を乗せましたが、甘党一辺倒でなく、酒のつまみのような物が又大好きで、日本人には珍しくブルーチーズも好物。 ↓


                  

              これはカマンベールにアオカビをつけたもので、とてもマイルドなので私もいけます。

 もっとびっちりアオカビだらけのチーズも食べてて、そちらは私はパス。ほのかにゴルゴンゾーラチーズの香り漂うパスタとかピザは好きですが、ブルーチーズそのものは食べられないよ~昔お客を接待するので行った銀座のホテルで出たチーズ盛り合わせで食べたのが初めとか。それから病み付きになるなんて、あんたは日本人じゃね~もっとも顔も日本人離れしてるというか、西郷隆盛+荒井 注÷2みたいな顔してるんですが。

 あと好きな食べ物は・・・イカでしょ、塩辛でしょ、さつま揚げでしょ (やっぱし南方系 ? ) ピーナッツは毎晩寝る前食べてるし、下戸なのに酒のつまみになりそうな珍味ものは全ていける。フルーツは何でもOKで柑橘系は特に。う~ん、特別に変ってわけでもないか。
 対する私の好物は・・・。たらこなど魚卵系大好き、茄子をどう料理しても好き、桃は父親譲りで大好き、生クリームフェチ、塩辛子供の時から好き、イカ好きすき、下戸だけど酒のつまみ系好きってあれ~~ ? 似たもの同士のバカップルだった~~

           ご馳走様なオチはわざとじゃないよ~~ん。
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COMの中の女性作家 ⑥ 市川 ジュン 「星の国々」

2007年10月22日 14時04分50秒 | まんがエリートのための雑誌 COM
 COM 1968年12月号 まんが予備校 児童まんがコース 「星の国々」 24P 600点満点中 355点を取ってトップに部分が掲載されています。

 最近刊行の女性向けミステリーまんが雑誌 (ミステリーサラ グリーンアロー出版社 10/13 創刊) の表紙に 市川 ジュン氏 のお名前を見つけました。20年くらい前までは OFFICE YOU などに描かれていましたが、最近はミステリー傾向のものを描かれているんですね。サクラミステリーが7月で休刊後、この ミステリーサラ で「鬼国幻想」の続きを描いてらっしゃるようです。


ウィキペディア(Wikipedia)より 市川ジュン


市川ジュンさんの私設ファンサイト → 陽の末裔


 私この方の作品はあんまり知らないのですが、なになに女性の側から見た歴史にスポットを当て、平安から近代まで…とな、陽の末裔(1985~1989)などの長編を読んでみようかな~。1972年のデビューから現在まで途切れず描かれている、大変息の長いまんが家さんです。

 さて、例によってCOMで見たな、と探してみると有りました、1968年にまんが予備校に投稿されていますね。19歳の時で、絵柄は石森タッチと水野タッチが混在する可愛らしいものです。

星の国々 あらすじ

 白樺の若木と大きな切り株のある 「小鹿たちの家」 と呼ぶ広場で、ミワッペや襄 (ジョー) たちは 「おはなしの日」 を決めて集まってはメルヘンを話していた。次々に語られるファンタジックなお話。
 そこには子供達に混ざって 「星々の野の花を売る花売りの老人」 も来て耳を傾けている。ある日その不思議な老人は、ミワッペの語る 「遠い星の国の話」 は正確じゃよ、と話しかける。少女の語るおとぎ話がラストで現実になるのだ。

 指導の 藤子不二雄氏 (当時は分かれていない) は、優しい神経の配りがあって、非常に楽しい作品だ、ストーリー作りに丹念なところが良い、と言ってます。又、話の中に出てくる星の国々の部分は夢があるが、もう少し星の国というイメージを盛り込んで欲しかった、とも。

 全ページ出ていないので私も他の部分は想像するだけですが、メルヘンだけどそれだけで終わっていないところがいいようです。

 市川氏については詳しくないので、詳しい方・ファンの方いらしたら、ぜひコメントで教えて欲しいです。お奨めの作品名など、お待ちしています。

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佐藤 史生 「やどり木」 「魔術師さがし」 

2007年10月19日 15時07分20秒 | マンガ家名 さ行
 「やどり木」 新書館 ペーパームーンコミックス 1988年2月10日初版 
 「魔術師さがし」 小学館 PFコミックス 2000年12月20日初版


 つるさんに佐藤 史生氏のコミックスを5冊と佐藤氏責任編集の本を1冊お借りしています。で、しばらく佐藤 (砂糖) と史生 (塩) 漬けになってます。(佐藤氏の世界で固まってます。笑)


 「やどり木」

 「やどり木」
 表題作はグレープフルーツ1987年34~37号に掲載された作品。最初からどっぷり佐藤氏の作った世界に放り投げられるので、読む方もここはどこ、何がどうなってこうなるか、を読み解くのに大変だが、作者も自分の作った世界を説明するのに大変そう。自由経済と共産主義の話も入っていたりして・・・。
 結構有名で人気のある作品らしいのですが、ちょっと消化不良のような終わり方だし、続編はあるのでしょうか ?

 「まさかのときのハーレクイン・ロマンス」
 上に比べれば、グレープフルーツ 1986年31号掲載 の本作は今の日本が舞台だし、SFじゃないし、分かりやすい。少女まんがらしい展開とも言える。

 美貌の夫 (!) を養うのに疲れた母が亡くなった後、息子の ユキオ は今後の生活の画策を父の取り巻き中年有閑金持ち婦人連に託す。銀座に画廊を開いてもらい、そこでアルバイトをしていたユキオは客の年上の女性を気に入るが・・。
 最後の1ページを使ったイラストは、これを描きたいがためにこの話を作ったんじゃないかと思う程気合が入っているし、綺麗で、そして・・・とても・・・素敵だった。

 「バナナ・トリップに最良の日」 1985年 ASUKA 9月号掲載
 これは、同じペーパームーンコミックス 「春を夢見し」 の中に入っている 「ミッドナイトフィーバー」 (1979年作品) の続編で学園物 ? 
 ここに出てくるちょっと見イケメン男の子、2見、3見すると男にも見えなくなる (!) 宝塚歌劇のような女の子をもっと見たいものです。


「魔術師さがし」

 「魔術師さがし」
 表題作は2000年5月発表と今のところ一番新しいのですが、いよいよ佐藤氏のSF世界は複雑で、ここまで来ると夜仕事から帰り、猫の介護作業も終わらせてぼーっとした頭で読むのは至難の業。
 外伝含み3回くらい読んで何とか分かったようなわかんないような。佐藤氏がコンピューターにもの凄く興味があるのは分かった。表紙見返しにパソコンの前に座った作者が、早く本当の意味での人工知能が誕生して話をしてみたいと言ってます。

 「やどり木」 もそうだったけれど、佐藤 史生の作った世界をここはどんな世界なの~と読み解いていくうちにもう物語の半分はすでに終わっている。
 
 パンタレイ島に住む偉大な魔術師がいなくなってしまった。この島はその魔術師パングロスが創造し、しかも島から出られないように しばり が架けられていると言うのに。名だたる魔術師が3人、パングロスを探しにやってくるところからお話は始まります。。。が・・・。
 
 昔々の中世の魔術師達のお話かと思っているとどうやらこの世界は今流行りの仮想世界、「セカンドライフ」 やパソコンゲームのような世界の中らしい。コミックスだけに収められている描き下ろしの外伝を読まないと、本当の意味は分からりづらい。でもこの外伝が又哲学的で、はぁ~。
 好きな人はこの何度も読まないとわからない、というところにも惹かれるのですね。私も 萩尾 望都氏の 「銀の三角」 は何度も読んでしまいますもの。

 「まるたの女」 (○に た が入っている) プチフラワー 1988年7月号掲載
 舞台になっている四国は私の勤めている会社の発祥の地であり、古きよき日本の残っているところに思えて個人的に大好きなところです。
 本四架橋(本州四国連絡橋)が児島・坂出ルート (瀬戸大橋) に架かり、本州と四国がつながったために、千年にわたるある種族同士の戦いの封印がついに解かれてしまったのだった。
 うっ凄い有りそうな話。人間の預かり知らぬところで、絶対あるよ~。対人間だけど、スタジオジブリの 「平成狸合戦ぽんぽこ」 を思い出してしまった・・・。


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ビストロ・ル・ボン・ヴィボン 10月のお献立

2007年10月18日 10時58分11秒 | グルメ 私の食べた美味しいもの
 秋も深まり北軽井沢のビストロ・ル・ボン・ヴィボンさんのお料理もますます冴え渡っております。

 上の写真は、最初に出てきたプチサラダの次にサーブされた魚介のチリソース。チリと言っても辛いもの苦手な我々夫婦にも大丈夫な辛さでした。えびだけじゃなくてこれもなかなか。


 ビストロ・ル・ボン・ヴィボン さんのお料理を毎月紹介していますが、今年も今回と後11月を残すのみとなりました。毎月まったく違ったお料理で我々を楽しませていただき、ありがとうございます。

     
                  

                  ↑ 焼きサーモンのカルパッチョ とうがんとにんじんのピクルス漬け付き。半透明でだいこんみたいなとうがんがなんだか分からなくて聞きました。不思議な食感。サーモンも生でなく、ちょっとあぶった感じが美味しかったです。
 

                  


                   ↑ 今回の白眉でありました~。ズワイガニと帆立のムース。こちらでは、ムースは材料違いで良く出てくるのですが、毎回ほわ~と素材の美味しさが閉じ込められていて、楽しみにしているお料理です。今回も私は、こればっかり10個くらい食べたいくらいの美味しさでした~。


                  


                   ↑ 天然きのことベーコンのスパゲティー。いろいろな地元のきのこが入っていて、秋の味。


                  


                   ↑ メインは徳島産赤鳥 (地鶏) のカリカリ焼き。上に乗っていた皮のパリパリ感が最高 ! 肉の部分もジューシーで鶏肉という感じがしなかったくらい。付け合せのジャガイモもほくほくと、こちらのお店のお野菜は地物でどれも美味しいのですよ~。


                  


                   ↑ 今回鶏肉が苦手な友人と一緒だったので、彼女にサーブされた厚切り豚のロース肉のソテー。こっちも旨そう~~じゅるる。


                  


                   ↑ デザートは信州りんごのアップルパイ、アイスクリーム添え。アップルパイは絶対絶対暖かくて、アイスが付いてなきゃ私は許しません !

 今回も軽井沢の秋の味覚を堪能致しました。我々夫婦はお酒を飲まないので、その分美味しいものを食べようね、といつも話してます。
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東京ミッドタウンの写真など。

2007年10月17日 13時56分17秒 | 雑記
 写真が少し溜まってしまったので、ご披露いたします。

 上は最近行った東京ミッドタウンの中庭にあるアート。今月会社を定年退職される女性の先輩と、以前に退職した女性2名と、そのお子ちゃま1名計5名でお昼ご飯を食べに行きました。地下一階の高級フードコート (椅子とテーブルが共同で、周りのお店で好きなものを買ってきて食べる形式) といった趣で、暗いので写真は撮らなかったのだけど、雰囲気よかったです。お値段は少々お高め。

 
                 

                 ↑ 1階広場では東京の巨大ジオラマが。

 真ん中に東京タワーが見えます。何分の一か見損なったけど、大迫力でしたよ。いつまで置いてあるのか、ジオラマ好きな方は一見の価値あり。


                 

                 ↑ 1階のトイレ前の椅子もお洒落~。



 先週末の10月13日~14日はまたまた軽井沢でゴルフをしたのですが、軽井沢はすでに秋も深まりホテルの庭も趣きたっぷり。                ↓


 
                  



 もう一枚、最近我が家の庭に出没し、叔母をたぶらかしてご飯と笹の寝床をせしめている黒猫ちゃんの写真です。黒猫は写真に撮りづらい~~     ↓


                  


 前に来ていた4匹の外猫は全然来なくなってしまいました。これから冬に向かうのに、どこでどうしていることやら。
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とりさま! ワイルド・キャット 天才柳沢教授タマとの生活

2007年10月16日 19時24分24秒 | マンガ家名 さ行
 以前から私が動物好き好きと公言しておいた甲斐があってか ? 満天さんからごっそりと動物ものマンガ満載のマンガ箱が届きました。

 まだ全部は読んでいないのですが、まずは3冊左から

① 清水 玲子 「WILD CATS」 白泉社 JETS COMICS

 詳しくは満天さんのブログ記事 → WILD CATS で可愛い・可笑しい紹介が有りますので、私は何も書くことがない。(とサボる) 弱虫ライオンのシーザーのしぐさが超可愛いです~
 
 ライオンを飼う、というと私が思い出すのが 西谷 祥子氏の 「ジルとMr.ライオン」 (週間マーガレット 1966年) ジルという可愛い少女が寄宿舎で子ライオンを飼う、でもあっという間に大きくなって騒動が・・・というお話です。
 リアルタイムで読んでいたので印象が強いのですが、先日夜さんから大量に西谷作品を貸していただいた時に入っていて、とても懐かしかった。けれど、他の作品に比べて古いせいもあるのか軽い感じがして、好きだった作品なのに後から読むと思い込みほどではなかった、という思いをしました。

 
② 今 市子 流水りんこ 他5名 「とりさま !」 あおばコミックス 

 コミックス未収録のまんがばかり、鳥に魅せられた女性マンガ家たちのとり様との愛の日々 
 個人的には抱ける小動物のもふもふ毛が好きなので、鳥さんは大昔に団地に住んでいたとき、犬猫は飼えなかったので、迷い鳥を2羽保護して飼ったことがあるくらい。自分からは好んで飼ったことないのですが、これを読んでいると、種類は違え私が猫に、だんなが犬に対する愛情とまったく変わらないペットへの情愛が感じられますね~~
 最近この手のコラボ本というのか、一つのテーマでいろいろな作者の作品を読めるコミックスが出ていて楽しいです。中でも猫本はつい手に取ってしまいますね


③ 山下 和美 「天才柳沢教授タマとの生活」 講談社

 10篇あるタマとの交流の話は、モーニングコミツクス 「天才柳沢教授の生活」 及び 「猫本 ねこもと」 からの抜粋らしい。ただ可愛いだけでない猫の不思議がちりばめられていて、作者は猫好きなんでしょう、見方が違いますね。タマちゃんのチシャ猫 (不思議の国のアリス) のような笑いが目に残ってしまいましたよ~。
 こんな企画コミックスもいいですね~。 「天才柳沢~」 は全部見ていないのですが、ここに出てくる教授の奥さんも素敵だし、全部読みたくなってきましたよ~
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亜美 闘病中

2007年10月12日 11時57分59秒 | 猫・犬・動物
           ご無沙汰しております。亜美です。


 皆様には久方ぶりのご挨拶でございます。近頃ではエリザベスという私より元気なヤカラなども活躍しておるやに聞いておりますが私、流石に寄る年波には勝てず、先日から病院通いが始まっております・・・。

 年取った猫はよくなるそうですが、肝臓の機能が低下しているとのことで、1日おきの皮下輸液をママとおじちゃんにやってもらい、他に朝晩の飲み薬、耳の薬に目の薬2種と、毎日薬漬けで有ります。はぁ~

 特に1日おきの皮下輸液というのが大変で、これは人間の輸血などと違って、犬猫の皮をはさんで消毒し、そのすき間に針を刺し、液体を注入して栄養を補給するというもので、見た目は点滴そっくりです。


                  


     ↑ 皮下輸液を前の晩すると、次の朝でも輸液が貯まっています。右手に貯まってますね。丸1日くらい経つと全て吸収されます。

 とにかく、これをやっていれば、動物病院の先生いわく後3年くらい元気に駆け回っていられますよ、とのことなので、我慢してやってもらっています。でも半分くらいまで来ると辛抱できなくて、うなって、抑えているおじちゃんの指を思いっきりかじっちゃうのよね、ごめんねおじちゃん。
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山下 和美 「寿町美女御殿」 1~2巻

2007年10月11日 16時15分52秒 | マンガ家名 やらわ行
              YOU 2003年14号より連載中

              満天さんよりお借りしています。


 本屋でコミックスを見かけ、読んで見たかったんですよ、これ~。だって見るからに今までの年配女性の概念とは違う怪女のあでやかな立ち姿の表紙絵  連載誌をちらちら立ち読みすると、どうやらこの美女は102歳らしい 

 おばあちゃんが主人公のマンガなんて、「おトラさん」 (西川 辰美原作 読売新聞朝刊 1954-1955 柳家金語楼 主演で舞台-TV中継あり- や映画で人気を博しました) とか  いじわるばあさん が頭に浮かぶこちとら昭和20年代生まれ。最近ではやはり満天さんにお借りした ほのぼのタッチの 「利平さんとこのおばあちゃん」 を読んだくらいか。

 マンガの中で以前から例えば、主人公の少年少女の祖母で飛んでるおばあちゃん、というのは良く出てくるキャラだった。中にはスーパーマンのようなおばあちゃん達もいたが、あくまで脇役で彩り程度でした。これは堂々の主役です。
 流石は超高齢社会に突入寸前の日本、これからこういうマンガが多くなるのか ? 

 表紙見返しで、作者は 「サイバーーパンク嫁・姑モノです。」 と言ってますが、ここには姑が3人、嫁が4人 (一人は死亡、2名は姑でもある) 若い娘2人も出てきて、一つ家に住んでいるのですから嫁の私には読むだに恐ろしい。 

 しかし、何といっても一番凄まじいのはこの102歳のエリザベスおばあ様なのは言うまでもなく、この人多分ロシア人で、王位継承16位の座を捨て、(っていつの時代じゃい) 全てを捨てて (でもドレスは持ってきた) 日本人の彼を追って来日したらしい。もの凄いお金持ちで、外観は純日本家屋、中は最新機器満載の豪邸地下に住み、1階にはさっきの女ばかりの家族5人が住んでいるという設定になってます。

 エリザベスのひ孫に当たるこの家唯一の男性、秀行さんが死んで3ヶ月後、無用心だからという理由で下宿人1号になった 菅平 彰造君 大学一年生の不幸 (得がたい体験?) は始まるのであった・・・。
 
 その後もいろいろな理由で増える男性同居人ともども、奇想天外なお話が続くこと。しかもエリザベスさん段々若くなってるし。日ごろのうっぷんを晴らすように嫁・姑話を笑いながら読み進むが、時々マジで笑えないところも有り~の、娘二人の恋愛話にハラハラし~の、謎の男性秘書にどきどきし~の、で大変面白ろうございましたわ~。

 印象に残ったお話は、第5話のエリザベスの孫の嫁、テイさんが一時的に家出した時のお話。荷物をまとめて家を出てきたくせに、町で3枚セットの赤いパンツを見れば3人で分けるとすると・・・と嫁と姑の顔が浮かび、派手なフェイクファーを見ればエリザベスおばあさまに似合いそう、と思い出しとどうしても家族の顔が浮かぶのです。
 行くあてのないテイさん結局家に戻るのですが、一つ家に住んでいると家族という意識は自然と生まれてきて愛憎半ば、なんにつけても無視の出来ない関係になってしまうんですね。愛情の反対は無視ですから、やっぱり愛してるってことかしら。

 ところで、テイさんの夫 (エリザベスの孫) の名前は 省吾 というんです。もしかして山下氏、浜田 省吾ファン?
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